老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

9条改憲、「二項を残して空洞化・・・」「日本会議」関係者案

2018-03-24 15:53:41 | 憲法
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9条改憲で、「日本会議」関係者 首相提案前に同様案

 自民党がまとめた自衛隊を明記する九条改憲案を巡っては、以前から改憲勢力の間でよく似た提案がなされてきた。安倍晋三首相が昨年五月、戦力不保持を定めた二項を維持して自衛隊を書き込む案を掲げる前にも、保守系団体「日本会議」の関係者らが同様の案を提唱。「二項を空洞化させる」「「普通の国家」になる」との狙いも掲げられている。
 
 日本会議の政策委員で、首相のブレーンとされる伊藤哲夫氏は2016年9月、自ら代表を務めるシンクタンク「日本政策研究センター」(東京都)の機関誌で「残念ながら世論の現状は『戦後レジームからの脱却』といった文脈での改憲を支持していない」と指摘。そのため当面九条二項を維持し、「国際法に基づく自衛のための実力を保持する」との三項を加えることを提案した。
 
 同年十一月の機関誌は、別のセンター幹部による寄稿を掲載。「速やかに二項を削除するか、自衛隊を明記した三項を加えて二項を空洞化させるべきだ」と主張している。
(略)
 伊藤氏らの案が首相提案につながったかどうか、同センターは明確な見解を示していない。
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(3月24日東京新聞朝刊)

ははん、やっぱりね。安倍政権とそれを支える人たちって、自分たちの望む形に国を作り変えるためには、虚偽を交えること、一般国民を騙すことに何のためらいのない集団なんですね。

今起きているモリ・カケ問題しかり、自衛隊の日報問題しかり。国会の場で日々白昼堂々と騙しの手法を使い続けてはばからないのですから、全く私たち国民もなめられたものです。

最近ようやく「安倍総理の人柄が信頼できない」という理由で安倍内閣を支持しない人たちが増えてきましたが、改憲論議も「二項を残して抵抗感を軽減しつつ空洞化する」というふざけた意図を公言する人たちによるものだということを、私たちはしっかり認識しておく必要があるようです。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
笹井明子

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