老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

コロナから、より多くの人命を救うには

2021-01-11 10:13:16 | 災害
皆様に新春のお慶びを申し上げます。
昨年はコロナ禍も、政治も、GoToコロナ拡大キャンペーンに象徴されるような酷い年でしたが、今年はより良い年になりますように願われます。

今あまり時間が無くて、きちんと書けないのですが「これって重要な考え!」と思ったのでご紹介しておきます。

朝日新聞のニュースレター、「アナザーノート」からの一部引用です。
――――――――――

【鬼滅とゲイツ、ワクチン。そしてオリンピック】 
      浜田陽太郎 @hamadayohtaro
―高齢ニッポンの行方を複眼的にとらえる―

(前略)
「世界人口で14%に過ぎない富裕国が、主要なワクチン候補の53%を買い占めている」「2021年末までに貧しい67カ国では10人中1人しか接種できない」
(中略)
米ノースイースタン大の試算によると、裕福な50カ国が世界のワクチンの3分の2を使うと死者数が33%減るのに対して、すべての国に人口に応じて配分すると61%減らせるというのです。

 さらに、ワクチンを平等に配ることが世界経済のためによい、という報告もあります。

 米国の国際政治学者、イアン・ブレマー氏が率いる調査会社「ユーラシア・グループ」は昨年末、リポートを発表しました。

 中低所得国を含め世界にワクチンが公平に行き渡ることによって、富裕な10カ国が受ける経済的な恩恵は、2025年までの5年間で4660億ドル(約48兆円)にのぼるというのです。

 「富裕な10カ国」には、もちろん日本も入っていて、5年間に1.4兆円の恩恵があるといいます。アジアを中心とした国々との輸出入が回復し、海外から観光客も戻ってくるからです。

 オリンピックのホスト国である日本が国内で感染の抑え込みに成功しても、世界で流行が続いていれば外国人客がウイルスを再輸入するだろう。だからこそ、ワクチンの平等な普及は、日本にとってリスクを最小化するカギを握っている――。」
(後略)
―――――――――――引用ここまで

多くの人が、コロナ禍で、「まずは自分の、家族の」安全を考えるのは当然だと思います。

それは「自国の安全」に直結、そしてともすると「自分・家族、そして自国さえ良ければ…」に陥りがちです。

もう少し広げて、世界や地球上の視野をもつことが、いかに大事かを気付かせてくれる記事であり、資料だと思います。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 政治に真面目さを取り戻そう | トップ | 日本の司法制度を根本から見直す »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

災害」カテゴリの最新記事