老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

原発事故は終わらない

2018-06-05 09:19:35 | 原発
「大飯原発再稼働で、関西電力は電気料金を3%安くする」と言った記事を読んだ。また、「九州電力は、再稼働をしなければ電気代を引き上げることになるだろう」と言う記事もあった。

胡麻化されてはいけない。この電気料金設定の根拠に、原発事故はもちろん、通常運転で発生する放射能廃棄物の最終処理や老朽化原発の最終処理費用は考慮されていない。そこは国つまり税金頼りなのだ。電気料金が安くなるなら…と原発を肯定するのは愚かの極みだ。

原発の経済性は、福島第一原発事故で、全く引き合わないことが証明された。放射能汚染で住めなくなった土地、つまり国土を失ったことだけでも経済的にマイナスであることは十分に証明できるだろう。

今年の3月で、政府は避難命令により他都府県に移っていた避難民への住宅無償提供を打ち切った。もう原発は収束に向かっている、除染も行ったから非難の必要はないと、政府は言う。しかし実際は、住宅地はともかく、周辺の山野部は除染されていないし、除染土が野積みされているところもあるそうだ。

原発事故で家も仕事も失ったのに、嫌でも放射能汚染地へ戻らざるを得ない人も出てくる。しかし、ことに子供を抱えた家庭は、戻ることを選択しない人々も多いだろう。

甲状腺検査は、原発事故当時18歳以下の福島県内の子ども約38万人が対象。昨年末までに甲状腺がんと確定したのは160人、がんの疑いのある人は36人にのぼる。http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2018/03/post_15902.html

そして2020年のオリンピックに、IOC国際オリンピック委員会は、福島県内で野球やソフトボール競技を行う。思い出すのは、安倍首相の誘致演説だ。「フクシマについて、お案じの向きには、私から保証をいたします。状況は、統御されています。」

もちろん、これは、安倍首相が得意な嘘である。いったい、この時、何がコントロールされていたというのか。放射能汚染水は海に流れ込み、海洋を汚染し続けていたことは周知の事実だ。https://matome.naver.jp/odai/2138012008909888501

そして海洋汚染が継続していることは、あの産経新聞ニュースですら報道している。漁業に影響なしと断定するのが凄いが。https://www.sankei.com/affairs/news/180329/afr1803290003-n1.html

オリンピック開催は、こうした福島の現状を私たちに忘れさせることを意図した誘致だったのだろう。2020年、オリンピック、パラリンピックに出場する選手たちの姿を、私たちは楽しみ、応援するだろう。

しかし、福島の原発被害者が生活を破壊され、健康に不安を抱えていることを、私たちは忘れてはいけない。原発事故は終わっていないのだ。

原発は要らない。原発に投資するお金は、自然エネルギーの開発に回すことだ。ドイツやスイスなど原発を廃止した国も出てきている。

何より地震国である日本に、原発は危険すぎる。

「護憲+コラム」より
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1 コメント

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誤魔化される日本人 (竹内春一)
2018-06-06 15:16:26
日本各地を旅行してきた。京都、上高地には外国人が多かった。しかし、福島県内の紅葉🍁の旅で、裏磐梯
、五色沼、若松城などを回った。外国人を一人も見かけなかった。五色沼のガイドが、かっては外国の旅行者が多かったのにと嘆いていた。
不都合な事実は目を瞑れば無くなるのだろうか。嘘をつけば黒でも白にできるのだろうか。真実は外国人が知っている様である。

嘘をつき続ければ、平穏な日々が続く。表面は静かでも、裏では国家解体が徐々に進んでいる。一つの浅はかな処方箋が十倍の問題を生み出している。

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