老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

沖縄県知事選に見る県民の誇り(希望は沖縄から!)

2018-10-01 22:37:14 | 沖縄
沖縄県知事選が終わった。

台風と重なり、ほとんどの報道機関が、玉城デニー氏の当選確定を報道しなかった。今日(10/1)の報道でも、沖縄県知事選の意味を丁寧に解説する局はほとんどなかった。

これが日本メデイアの現状。最近のメデイアは、政権に「不都合な真実」は蓋をする、という報道姿勢が目に余る。戦前の大本営発表と同じ。【横並びの大政翼賛会】報道。以前からその傾向が強まっていたが、安倍三選前後から、今は「戦前か」と見まがうばかりの「翼賛報道」一色になりはじめた。

今回の沖縄県知事選挙。自公や維新・希望が推薦した佐喜眞候補陣営の選挙運動はまさに物量作戦そのものだった。玉城陣営が「アリと象の戦い」と評するほど、TVCMはジャックするは、全国から動員するわ。湯水のごとく選挙資金を使っている。

同時に、その締め付けは、ここは民主主義の国なのかを疑わせるに十分な激しさ。佐喜眞陣営は、期日前投票をさせる選挙作戦を採り、業界団体には「期日前実績調査票」を提出させるなど、常識では考えられない強権的手法を採った。

おまけに、SNSなどを使った玉城候補に対するデマ攻撃などまさにやりたい放題。それこそ警察の捜査が必要なほど酷かった。(※特に上念司、公明党代議士遠山は酷かった)

さらに、自公両党の党幹部が沖縄に常駐。かってない規模の総力戦を展開した。菅官房長官、人寄せパンダの小泉進次郎などは何度も沖縄入りし、てこ入れを図った。

しかも、佐喜眞候補陣営は辺野古基地建設の是非には一言も触れない争点隠しの選挙を徹底した。これは新潟知事選挙で、原発再稼働を隠し続けた戦術と同じ。さらに付け加えれば、安倍と石破の自民党総裁選で安倍が徹底して争点隠しの選挙を行ったのと相通じる。

要するに、争点を議論するような面倒なことはしない。選挙に勝てば、どんな政策を採っても、住民の意思を得ていると強弁する、という典型的ファシズム手法を行っている。

以前から何度も指摘したが、【権力維持】そのものが自己目的化した典型的ファッショ政党に自・公・維新・希望などの政党が転落している証左である。

このような本土の上から目線の傲慢政党に沖縄県民は、明確にNOを突きつけた。本土の差別視線に、ウチナンチュウの誇りをかけてNOを突きつけた。

腑抜けの本土国民や自民党の政治家連中の腰抜けぶりに比べると見事な腰の据わり方である。

圧倒的武力を持つ占領軍に「非暴力」で抵抗するには、相手の力を利用する以外ない。沖縄県民は、この【巴投げ】発想をわがものにしている。その代表が、翁長知事である。

彼は自民党員でありながら、【イデオロギーよりアイデンティティ】という見事な【巴投げ】発想で辺野古建設に粘り強く抵抗した。

安室奈美恵や沖縄の音楽の素晴らしさは、占領という悲劇や本土の差別などという苦しみを見事に【巴投げ】した沖縄県民の誇り高き精神の象徴である。

わたしたちはこの沖縄県民の誇り高き生き方に学ばなければならない。わたしたちは、「希望は沖縄から」を合言葉にしたらどうだろう。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
流水
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敵を知り己を知れば百戦危うからず (竹内春一)
2018-10-02 11:31:21
フランスでイラク人の男性が高校の数学教師をしている家庭を訪問したことがある。妻はフランス人、子供は高校生で将来、看護師を希望していた。色々話した。キリストは「汝敵を愛せ」と言っているが、ブッダも同じことを言っている。ある時、山の上から谷底を眺めると、トラがいた。ブッダは貴族の出身でありながら妻子を捨てて、諸国を放浪していたのは、人々の役に立ちたいためであった。私がトラに食われれば、何かの役に立つかも知れないと考えた。と話したところ、かれは、キリストはブッダの話を盗んだのだと言った。かれは又、イラクが滅んだのは、部族間の対立があるためだとも言っていた。これがイラクの現状を表している。西欧が中東を支配するにあたって取った戦術は、「敵の分断」でる。いかに最古の文明を誇っても分断されては、手も足も出ない。

今日の日本でも、野党を分断しておけば、自公反対勢力は手も足もでない。だからこそ、自公は手練手管で野党を分断してきた。全共闘も松本清張によれば、自民党とCIAによる国民分断であった。ところが沖縄はその手練手管を知っていた(敵を知る)であった。だから玉城知事側は党派色を出さずに(イデオロギー)ではなくアイデンティティだといった。この時点で(敵の心を一つにしたことにより)、いかに物量作戦を展開しても、敗れるべきして敗れたのである。

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