老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

民主党、「権力の暴走を許さない。その先頭に立つ」というのなら

2015-10-27 05:30:28 | 民主党
安倍政権による確信犯的な「憲法無視」、「国会軽視」の中で、「安保関連法案」が強行採決されると直ぐに、共産党の志位委員長から「安倍政権を本気で倒して野党の連立政権を作ろう」という呼び掛けがあった。法案審議中に連日国会前に集まった人々の中に入って、人々の怒りを共有した野党党首の的確な判断であり、本気度の表れだと思う。その判断を多とし、歓迎したいと思う。

一方で、ボールを投げられた形になった民主党の反応の、対照的な鈍さが気に掛かる。法案成立の前には、共産党議員らと共に、民主党議員達も次々に人々の前に立って「共に闘う」ことを熱く語っていたのに、あの熱意はどこにいってしまったのだろうか。

過日、民主党の内情に詳しい方の話を伺ったのだが、それによれば来年の参院選で民主・共産が選挙協力・候補者調整をしたとしても、参議院で両党合わせて1/3以上の議席を獲得するのは、そう簡単なことではないとのことだった。(詳細は「志村建世のブログ」http://blog.livedoor.jp/shimuratakeyo/archives/55662691.html参照。)

選挙協力は当然やるべきだし、やるだろうが、問題は、複数の民主党議員から「共産党との協働」にあからさまな拒否反応が示されていることだ。支持者の「共産党へのアレルギー」がその理由だとも聞くが、この間の安倍政権の暴走に強い危機感を持った「生活保守」の人々が、今や共産党に強い期待を寄せているという現実をきちんと受け止めた上での判断だろうか。

国会前を埋め尽くす人々の後押しを受けて、国会内で、立憲主義を説き、政府の勇み足や論理矛盾を指摘し、熱い論戦を繰り広げた野党議員たちの真剣さは、党の垣根を越えたものではなかったのか。

民主党内には、例えば松下政経塾出身のグループなど経済最優先の人たちがいる。最大の支援団体・連合の中に電力労連など原発推進の団体がある。

例えば、民主党政権時代に、沖縄の辺野古基地建設やむなしの判断をしてしまったという過去の経緯がある。例えば、「政治とカネ」問題を巡って小沢一郎氏と袂を分かった事実がある。

こうした現在と過去のしがらみの中で判断する難しさが、今の「優柔不断」とも思える民主党執行部の反応の遅さに繋がっているようにも思える。

多様性の尊重、一貫性の拘り、潔白性の追及など、それ自体は人間としてあるべき姿勢かもしれない。しかし、闘いに勝つことを求められている政党にとって、それは内向きの脆弱さとなり、それが結果的にかつて民主党支持者の多くを失望させ、現在多くの「支持政党なし」層を生んでいるのではなかったか。

民主党のHPトップには、「権力の暴走を許さない。その先頭に立つ」とある。更に、『我が党は、「生活者」「納税者」「消費者」「働く者」の立場に立つ。同時に未来への責任を果たすため、既得権や癒着の構造と闘う改革政党である。』との宣言も記されている。

野党第一党として、これからも「先頭に立つ」意思があるのなら、民主党政権時代の判断を徹底的に見直し、失敗や誤りは反省・謝罪し、その一方で、自民党との決定的な違いと、絶対に譲れない理念を明確にし、徹底的な建て直しを図ることが急務である。

その上で、安倍政権が暴走し日本をとんでもない方向に向かわせつつある今、「先頭に立つ」ためには、日々の政治活動の中で迅速・的確に判断することが不可欠である。

岡田代表を始めとする民主党執行部の人たちには、大胆で迅速な決断と、それを党内に徹底させるリーダーシップを強く求めたい。

「護憲+コラム」より
笹井明子

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2 コメント

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幻想を絶つとき (竹内春一)
2015-10-27 16:47:19
民主党に対する幻想を絶つときだと思います。
安倍政権が独裁的に、先鋭的に、日本の政治をリードしている時に、CIAのエイジェントのような政治家が民主党に多数いては、民主党は本気で自民党に反対できない。
オリーブの木 (竹内春一)
2015-10-27 20:27:10
オリーブの木はイタリアで生まれた。「オリーブの木」はイタリア共産党がリベラルな社会民主主義政党に移行して経済学者のプローディ氏を担ぎ、共産主義の色彩を抑え、市民運動を背景に中道と左派政党との連合を実現し、1996年の選挙でベルルスコーニ率いる右派連合に勝利し政権を獲得した。

オリーブの木の下には、人々の「熱い心」がうかがわれる。イタリアに旅行した時のこと。電車、バスの切符売り場はあるが、改札がない。切符が無くても電車バスに乗れる。一見するとルーズな経営をしているように思われがちである。しかし、そうではない。鉄道会社のトップは、貧乏人からはカネを取るべきでないと思っているようである。

日本もイタリアも資本主義の国である。資本の合理性をどちらも追及している。しかし、イタリアでは、資本の合理性は絶対的なものではない。「貧しき者に幸あれ」を経済政策に取り入れている。だから、街で物乞いする人が堂々としている。日本のように社会の敗残者と言う雰囲気が全然、感じられない。熱い心の国民性である。

そのような国で生まれた「オリーブの木」が日本で根ずくだろうか。損得ではなくて、あるべき日本の姿から、賛否を出すべきである。

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