老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

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日大アメフト監督の暴挙の背景は何ぞや

2018-06-03 19:46:00 | 社会問題
私も甲子園ボウルは地元なので何度も観戦に行ったことがあるが、プレーの成り行きで反則が発生することはあっても、今回の様なボウルを持っていない対戦相手の選手を真後ろからタックルする意図的な反則を映像で観たのは初めてである。まるで卑怯な浪人侍の待ち伏せ背面切り同然である。

またプロレス華やかなりし力動山全盛時代(昭和35年頃)に、アメリカのプロレスラーでノメリニーという米国プロアメフト出のレスラーが来日、力道山との試合で強烈なタックルで力道山にダメージを与えたシーンを、三菱ダイヤモンド劇場というスポーツテレビ番組で観た覚えがあるが、それだけタックルは強烈なものである。

日大選手の暴挙の内容は周知のとおりであるが、あのようなルール違反のプレーを選手に強いた背景は一体何なのか。単にスポーツに勝ちたい、日大アメフトを今年も大学日本一にしたいという監督の情熱がルール違反を選手に強いたにしては、今ひとつ腑に落ちない事件である。

最近になって日大の組織等が明らかなり、教職員組合も動き、遅まきながら理事会も開催され、内田氏の監督、常務理事の辞任も承認されたようだが、未だ事件の真相は不明である。まして日大アメフト監督の深層心理は分かっていない。

おそらく内田監督の出世欲(権力欲)が生んだ、歪んだ手段が顕現したのではあるまいか。経営組織を観ると、理事長がトップに在り、それに継ぐ常務理事が6名程いる。しかも理事長は学生時代に日大相撲部で学生横綱になった経歴の持ち主で、現在も相撲部を率い理事長に君臨していると報じられている。

一方大学を取り巻く環境は、少子化現象で受験生が定員割れになる大学が続出し、経営が危ぶまれている。そのような中、私立の高校、大学では受験生確保に必死の競争がある。それに勝つには学校の知名度を上げることが不可欠で、そんな中スポーツでの全国優勝はメディアにもとりあげられ、必然的に校名の知名度は上がる。

日大にとっても学生確保の為にどうするかは、常務理事を含めた経営陣の課題であろう。まして運動部の監督と常務理事を兼務して居れば、優勝して知名度アップに貢献し、アメフト志望の学生を増やすことはその目的に叶い、結果は相撲部出身の現理事長にもアッピールできて、次期理事長への近道となる。監督は、ライバル関西学院大学との定期戦で違反行為を生み、秋の甲子園ボウルでの全国優勝を目指していたのではあるまいか。

しかしこの戦略からは、今回違反タックルが暴露されなければ、他のライバル校、例えば関東では法政大学、関西では立命館大学も日大との試合で、違反タックルを受ける可能性があったことになる。この3校のクオターバック(司令塔)を壊さないことには、秋の甲子園ボウルでの優勝は確実にならないからである。

大人の出世欲(権力欲)に歪められたアメフトと日大のダメージは計り知れない。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
厚顔
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