老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「適切・公正な公助実現のために」を読んで

2021-04-16 11:38:00 | 社会問題
適切公正な公助を実現するための私見。良き明確な旗作りの提案。

誰が公助を独占しているのか、その独占状態を放置しているのか、誰がその手助けをしているのかという視点で笹井さんの記事に刺激されて私見を展開してみます。

1.現状の問題点
公助の問題点は、公助漬けの特権階層が現に存在していること、その公助漬けの特権階層が公助の資金を集める権利も自由も独占的に持っていること、その上に資金を使う権利も自由も独占的に持っていること、あたりでしょう。そして、その他大勢の市民はそれを単に眺めるしかできない、精々おこぼれを乞う状態に置かれ続けていることにあるのでしょう。

どうしてこんなことになってしまったのか?やはり自民党一党支配が続いているのが根本原因なのでしょう。

では自公の現政権に対峙する市民に寄り添ってくれるだろう対立勢力を如何に育てていくかですが、果たしてそれだけが現下の市民の喫契の課題なのでしょうか? 期待し育てた健全勢力が政権を奪取すれば全て上手くいくのでしょうか?

前回大きな期待で船出した交代政権があっさりとひっくり返った、10年前の悪しき前例があります。政権交代で一気に高まった期待が、わずか2年も経たずに落胆に変わっていった前回の轍を思うと、何か普段の目配りや気遣いの点で不完全さ不十分さを残し放置し続けていくと、これからもまた同じ轍を踏むことになるのでは、と危惧します。

次の2で挙げる点が前回の政権交代時に見落としていたか、甘く考えていた点だったと思いあげてみました。選挙に勝つための重要な視点であるとともに、安定した交代政権を続けていくためにも大切な目配り気配りのポイントと考えます。

2.甘く見たか、放置してしまった問題点
1)保守岩盤の存在 
2)拡大していた人生に疲れきってしまっている層の問題を放置し、この層に手を差しのべる事が出来ていない状況を放置してしまったこと     
3)偏向状態のマスコミの放置
4)自民に対抗する健全野党層の分裂を意識的に仕掛けてくる層を放置していたこと
5)“学芸会”社会作りにいそしむ組織を放置していたこと

1) の岩盤層は公明も含めると選挙時、25%程、絶えず必ず存在する侮れない層。この岩盤層に如何に勝つかの目標になる視点でしょう。

2) は非正規の拡大で生まれている層、およびシングル子育てで苦しんでいる層等で、その日の暮らしのこと以外に目が向けられない層。老人年令層もこの層でしょう。この層に対しての対応が極めて不充分であり健全対抗野党層の岩盤組織として取り込めていないことが問題です。

3) と4)は健全対抗野党勢力を分裂させていくことにのみ注力している組織・人間であり、また間違った対抗馬をあたかも有力馬として誤誘導していくことに注力している組織・人間でしょう。
分裂せずにまとまれば25から30%の得票能力を現状でも持っている、充分に良い勝負に持ち込めるのだが、人が良すぎるというか、細かいことに拘りすぎるというか、分裂策略に乗せられやすいというか、そんな層を混乱させることに熱心になっている層と言えます。勝てる勝負も自壊で負け続けている大きな原因でしょう。

4) は特に若者に政治への無関心を植え付けようと考えている組識・人間と言えます。保守岩盤層に容易に取り込まれかねない層でもある放置し傍観していてはいけない層と思っております。但し現状は放置しているとしか思えない状況です。

ではどうやったら問題点を克服していけるかを考えてみます。

処理水の放出問題が起こったときに即座に反対意思の行動を署名活動の形で始めた方々のことを笹井さんの投稿により知りました。署名活動に参加した方々に敬意を表しすとともに、良き好例を示してくれたことと評価したいと思います。

私はこの署名活動が、志ある市民が明確な良き旗を立てた例として、また問題点を克服していく良き前例として評価したいと思います。そしてこの良き明確な旗を如何に作っていくか考えていくこと、具体的に実行していくことが大切と強調したいと思います。

自公では立てられる筈のない明確な良き旗をどう具体的に立てて活動していくか、がいわゆる無党派層に市民力の良さを分かってもらい支持層になっていってもらう非常に良い方法と思うわけです。

分断を狙い誤誘導をもくろむ動きを封じ込む力ともなる、若年層や非正規層シングル子育て層や老人層を引き付ける力になる明確な旗作りを真剣に考えていくことが、心ならずもあっけなく転覆されてしまった前回の交代政権の悪しき轍を踏まないためにも重要だと強調したいと思います。

世論調査を市民の手で行いたいという考えもこんな思いの発想です。明確な良い旗印であり無党派層から注目され、支持層拡大につながる方策だと思うのですが。

では本日投稿の適切公正な公助を実現したい、という目標に対して市民が打ち出せる明確な良き旗は何か。公助漬けになっている上級階級層の存在の理不尽さをあぶり出し、公にすることが先ずは出来そうな旗と思うのですが、残念ながら自信はありません。

例えばこんな旗作りのことから皆さんで議論し合うことで階段を上っていくことができればとも思っております。如何でしょうか。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
yo-chan

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