老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「空母」机上論のアホ総理、大臣、官僚

2018-12-30 10:49:02 | 安全・外交
護衛艦の空母化と、そのためのF-35B導入に戸惑い、呆れているのは一番危険を背負う自衛隊のパイロットでしょうね。

空母はF-35Bを”載せているだけ”では、張り子のトラです。甲板上で常時さらされた時の塩害、時化た海で離着艦を行う困難さ。米国空母が艦載機の離着艦時に救難ヘリをホバリングさせているのは、なぜか。通常、F-35Bの垂直離着陸は狭小の”上下左右に揺れない”地面を想定しています。

米国は、敵地へ切り込む海兵隊のAV-8B ハリアーⅡ(ベースは英国製)に替えて、米国軍需産業のために次世代型のF-35Bを導入したいのでしょう。

せめて国産化(部分的に国内生産)してF-35Bのノウハウを吸収しよう・・・と軍需産業に数千億円を設備投資したのに、アホ総理の鶴の一声により”言い値”FMSで完成機を購入”へと方向転換。

膨大な開発費を上乗せされ、米国内で「高価すぎる!」と批判されるF-35シリーズやオスプレイですが、日本がワリカン・・・どころか、いくらでもツケを払ってくれるのだから大喜びでしょう。

「常に飛行機を載せていないから、空母ではない」とのたまうアホな政治家は、自衛隊のパイロットに土下座してほしい。荒天、強風、突風、雨天、濃霧など気象条件の悪さは陸上への垂直離着陸でさえ難しいことがあります。

「空母を持つ」ということは「海上自衛隊の戦闘機パイロットが必要」ということ。タテ割りの航空自衛隊と海上自衛隊が共同で指揮・運用するという事です。米国がそのバックヤードに、どれだけの時間とカネをかけてきたか。

さらに空母は、単体では運用できません。数千名の乗員とともに撃沈されないため、護衛艦・イージス艦・潜水艦など10隻前後で防御形の艦隊を組みます。米国では「空母打撃群」と呼び、北朝鮮の威圧に派遣されたのは記憶に新しいところです。

一隻の空母から始まり、その整備港の整備、艦隊の維持費用、保守点検中の”もう一つ”の艦隊づくり、艦載機の購入・整備維持・機材更新、”海軍”パイロットの養成・・・等々。どれだけ「国防費」が底なしになるか、年単位の時間がかかるか、想像がつきますか?

空母化という遠回りの改修作業に血税をつぎ込み、「まずは威張れる空母が欲しい」といきがる、机上論のアホな輩たち。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
猫家五六助

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2018-12-30 17:14:12
来る正月、安倍内閣が退陣する可能性がある。
韓国軍が自衛隊の哨戒機にレーザーを当てたと騒いでいるが、国民の怒りをそっちに誘導したいようですね。
そんなことでは、国民は大して気にしない。国民一人あたり、老人から赤ちゃんまで、一人あたり200万円盗難にあったとしたら、腰を抜かす人が多いのではないか。レーザーでは実害がないが、現金を盗まれれば、その実害は大きい。
2008年のリーマンショックでは日本人の金融資産は20%減少した。来年、リーマンを超える金融危機が訪れそうである。現在の日本の個人金融資産は1000兆円以上ある。その20%は200兆円以上である。

2008年には日本の富裕層が狙われた。だが今回は普通の日本人が狙われている。日本の年金が狙われている。ハゲタカファンドがどうやって年金を盗むんでしょうかね。これには安倍内閣が一枚噛んでいる。

米中貿易戦争、アメリカ金融危機を契機に、ニューヨークダウが2%下げると東京は6%下がったのが12月24日である。ニューヨークダウが下がるのを合図に、世界中の投資家が日本株を空売りするのである。そうすると、日本政府は大変だというフリをして、年金で下がった株を買う。翌日は元の株価に戻る。日本政府は下がった株を元に戻そうとするが、ジリジリ1万円に近づく。この売ったり買ったりで、高値で売り、安値で買う外国投資家はその差額分だけ儲かる。逆に日本は損する。年金は確実に減少する。

日本国民は安倍首相を非難するでしょう。バカだとか、アホノミクスとか言うでしょうね。でもそれだけですか。はじめから国民の富を外国に渡す気持があったのではないか。
国民の注意を外に逸らすのは、自らの中に卑しい根性があるからではないのか。
空母を気丈批判するアホブロガー (Unknown)
2019-01-05 12:13:32
それでは先ず台湾海峡有事を想定してみましょう。この際に日本政府は有事法を発動し、真っ先に下地島空港を接収、在日米軍に引き渡します。そして普天間基地の米海兵隊ヘリコプター部隊は、戦況次第で急ぐ必要がある場合は、強襲揚陸艦の到着を待たずに普天間基地から飛び立ち、台湾の首都・台北に直接ヘリボーン降下し、米軍による直接介入を果たします。そして帰りは下地島空港に降りて、燃料を補給して普天間基地に戻ります。普天間-台北-下地島は約1000kmで、これなら空中給油無しで作戦を行えます。
下地島上空の航空優勢を完全確保できるようなら、出撃基地として利用できるようになり、輸送能力は大幅に上がります。以上、挙げた作戦計画は台湾海峡有事の際の対応手段の一つに過ぎず、有事となれば必ずこのような運用を行うとは限りませんが、そうなる機会があるならば、即座に台北へ直接ヘリボーン降下できる位置に海兵隊の航空基地がある事の重要性が、理解できると思います。朝鮮半島有事だけを考えれば別に佐賀空港でも構いません。ですが台湾海峡有事を考えるならば、沖縄県内になければ即応投入は出来ません。ヘリコプターは巡航速度が遅い為、遠くから飛んでくると時間が掛かる上、パイロットの疲労の限界も考えれば、空中給油を繰り返して休養も与えずに戦場へ投入するのは可能な限り避けたい所です。例えば湾岸戦争でも米本土からサウジアラビアに緊急移動展開したF-15戦闘機パイロットは、移動後の丸1日を休息として与えられています。その時間すら惜しい場合、常時実戦部隊が駐留している前線基地の存在価値が非常に重要になってきます
台湾海峡有事の際、開戦初頭に中国の特殊部隊が台湾行政府・軍指揮施設を占拠し、台湾軍の指揮系統を麻痺させ、本隊の侵攻を助けようとする手段に出て来た場合、もし自力で特殊部隊を排除できなければ組織的抵抗を行う事すら困難になります。そういった場合に外から介入できる戦力が用意されていれば、指揮系統を回復できる可能性が生まれるので、手札の一つとして「沖縄の米海兵隊ヘリコプター部隊」の即時介入能力が必要となってきます

「尖閣を失うとは、どういうことなのか」を、国民が理解する必要があるのではないか。


(1)イランに埋蔵される量の原油を失う

尖閣諸島の下には、イランの埋蔵量に匹敵する原油が眠っている。



その量、1500億バレル。日本における1年間の原油輸入量が15億バレルであることを考えると

つまり、尖閣諸島を明け渡すことは、ただの無人島を失うことではなく、国民の巨大な財産を失うことになる。「国民の財産」を守ることこそ、政府・国家の存在理由だ


(2)石垣島・宮古島の住民が危険にさらされる

尖閣諸島を明け渡した時に失うのは、原油だけではない。



わずか170キロ南方にある石垣島に住む、5万人の日本人が危険にさらされる。



中国は魚釣島などに、レーダーサイトなどを建て、軍事拠点にするだろう。そこから石垣島を急襲する方が、400キロ近く離れた沖縄から自衛隊が駆けつけるより早い。住民を人質にすれば、自衛隊は島を奪還できない。


その次に襲われるのは、宮古島だと言われている。


(3)台湾が中国の手に落ち、日本に原油が入りづらくなる

これらの島々が奪われることは、次に台湾が中国の手に落ちることを意味する。



台湾併合は中国の長年の悲願だ。そのためには、駆けつけて来る米軍を、阻止しなければならない。その海上封鎖が行われるのが、尖閣諸島、石垣島、宮古島などがある海域となる。中国軍は、海域を哨戒する海空の部隊を展開し、機雷なども撒く。尖閣諸島などを軍事拠点化することは、その前提条件となる。



台湾が併合されれば、今度は、日本に原油が運ばれてくるシーレーンがいつでも封鎖できる状態になる。またもや、日本全体の安全が脅かされる。



尖閣はただの無人島でもなければ、ナショナリズム的な意地の張り合いの舞台でもない。国民の財産、安全を守り、アジアの自由を守るための、橋頭堡なのだ。

よくテレビで空母の甲板に戦闘機を並べてある映像を見ますが、戦闘機は潮風にあたって錆びついたりしないのですか?あの戦闘機は全て空母の中に格納されるのですか?

戦闘機は鋼鉄製ではないですからね。錆びません。
昔のゼロ戦でさえジュラルミン合金製でした。最近のはチタン合金製じゃないかな?

原則として空母は艦内格納庫に納まる分しか艦載機を載せません。
太平洋戦争当時は単なる戦闘機の輸送任務のときは甲板上にも積んだことはあるようですけど。


第二次世界大戦の初期は、戦争は空母と戦闘機、攻撃機や爆撃機といった、航空戦力が勝敗を決するという航空機全盛の時代への転換点でした。

そんな時代に日本海軍は、いつまでも旧時代の戦艦にこだわり、戦艦大和という無用の長物まで造艦した挙句に、「何の役にも立たずに撃沈をされた」、軍のトップは時代の流れを読めず、大鑑巨砲主義のまま戦争を遂行し、日本を敗戦に追い込んだというイメージをお持ちの方が多いと思います。

戦後、大東亜戦争を全否定する時代の流れの中にあって、戦前の軍部や指導者の判断、意思決定について、冷静で客観的な分析がされなかった時代に根付いたイメージではないかと思います。

実は戦争前夜、日本海軍の姿を客観的にみると、それらは事実とは全く異なるイメージであることが見えてきます
世界初となる正規空母の就航
空母(航空機)の集中運用による敵拠点への集中攻撃
現代では常識の、空母を中心とした輪形陣形の海上布陣
航空攻撃のみによる世界初の戦艦の撃沈
世界初となる潜水空母からの航空攻撃
世界最大の空母の建造
大艦巨砲主義は実はアメリカ海軍だった?!

など、およそ戦艦偏重で航空戦力の開発が遅れたことから、時代の流れについていけずに惨敗した日本海軍、というイメージからは全く違う客観的事実が見えてきます。

にわかには信じがたい事だと思いますが、これは一体どういうことなのでしょうか


空母の歴史を考えるに先立ち、航空機が戦争に登場し、実践に投入され始めたのは一体いつの頃なのでしょうか。

当然のことながら航空機が存在しなければ、航空母艦、すなわち空母という概念は存在しませんので、空母の歴史を考えるためには、航空機の歴史に想いをはせる必要があります。


By: Municipal Archives of Trondheim

航空機が戦争に初めて投入されたのは、実はそれほど古いことではなく、第一次世界大戦前夜の欧州、今からちょうど100年と少しほど前のこととなります。
ここから世界の航空戦史が始まります。
南西諸島には下地島にしか滑走路はない
その滑走路を押さえることができなければ、日本は非常に不利だ。くっぼもオスプレイもなしでどうやって南西諸島を守るん。
大戦時の海軍時代から空母を運用してきた日本には
開場自衛隊にも空母運用ノウハウは敬称されてるyと思うぞ。なお海上自衛隊の組織図をよく見ろ会場自衛隊にも飛行隊組織はあるぞ、自衛隊入隊時に服務の先生をするが、そも一説に音にのぞんでは危険を顧みず身を乗って責務の完遂に勤め、・・・・という一説がある、だから自衛隊員は危険を承知で入隊するから危険な空母理発着訓練も黙々とこなすんだよ。殉職者だっているんだ。自衛隊員には国を守る名誉と誇りがあえるんだよ。

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