老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

政権交代への道

2019-09-11 12:52:40 | 政治
安倍首相は、大型台風が千葉を始め全国各地に大きな被害を齎している只中に、災害対策の指示や被災地へのコメントを出すこともなく、内閣改造人事に没頭し、見事な極右政党としての布陣を完成させ、その一方で小泉進次郎氏を閣僚として迎えることで、マスコミや国民をバラエティショウ的関心に誘導することに、とりあえず成功したようだ。

国民の生活や命に無関心。マスコミを牛耳り、司法を手なずけ、今回は萩生田氏を文科相に任命して、教育に露骨な国粋主義を持ち込む構え。

こうした権力保持と、日本を自分のイデオロギー一色に塗り替えることに、並々ならぬ執念を持つアベ氏が、最高権力の座に長期間居座りけた結果、今や日本の文化や知性、教養はズタズタにされ、ヘイトを公然とまき散らすことを恥と思わない人物たちが跋扈する世の中になりつつある。

最近「首相が馬鹿すぎて困っています。どうしたらいいでしょうか。(XX県在住 YY歳 男性)」という人生相談風のツイートがタイムラインに流れてきて、苦笑いしつつ私も心から同感の「いいね!」を押した。

私も日々「どうしたらいいか」と当惑しているというのが正直なところだが、ここで何とか「回答」を考えてみたい。

まずは、「政権交代を実現すること」。それには野党第一党である立憲民主党が軸になってその態勢を作れるか、がひとつの鍵となる。

過日、長妻昭さんを囲む懇親会があり、立憲民主党の基本姿勢を確認したいと思って参加した。期待どおり会の冒頭で長妻さんの「国政報告」があり、その中で彼は、民主党政権の失敗の要因を「与党である最中に二つに割れてしまったこと」「日米同盟・財界・官僚を一気に改革しようとして、反発を招いたこと」とし、その反省に立って、野党統一会派の確立と、官僚の力を抑えるのではなく生かすこと、を基盤として、骨太の政治勢力を再構築し、早期の「政権交代」を目指したいと語った。

成程、最近の枝野代表のある種茫洋とした言動の中には、政治のリアリズムを踏まえ、多少の批判を覚悟の上で大きな勢力を作ろう、という決意が見て取れる。

私を含むリベラル志向の人間は、期待する政党や政治家に「寸分たがわぬ正しさ」を求め、少しでも違和感があると、声を荒げて批判する傾向がある。

勿論、政党組織の健全性を保つ上でも、主権者の妄信や丸投げはあってはならないが、批判が非難に転じ、真っ当な(現政権よりはましな)政党や政治家の力を削いで潰してしまっては元も子もない。

現在立憲民主党は、若い人たちがパートナー事務局のスタッフとなって、随時メルマガやアンケート調査を送ってくる。現政権の非道によって多くの国民が精神的、経済的に押しつぶされそうになっている現状を見るにつけ、彼らの報告や問いかけは、何やらゆったり穏やかで、まどろっこしい、と感じることも多々あるが、社会が荒んでいる今こそ、国民との相互信頼を根底に据え、明るい未来のための設計図を一緒に作っていこうとする若いスタッフたちの基本姿勢は好ましく、この方向で大きく育って欲しいと思う。

「どうしたらいいか」に対するもうひとつの答えは、一人ひとりが「自分にできることをあきらめずにやり続ける」である。

例えば、昨今の嫌韓ムードにあって、テレビや週刊誌の「嫌韓まきちらし報道」に対するNOの意思表示や抗議行動、「日韓の友好」を示す両国国民レベルの色々な形のデモンストレーションは、香港民衆の圧倒的パワーに比べれば、ささやかで穏やか過ぎるかもしれないが、内なる声に従った自発的な行動ひとつひとつが、社会の閉塞感を打破し、清浄な空気を送り込み続ける大切な行動だと思う。

「政権交代」の中心的役割を担う野党を育てること。現状下でも自分のできることをやり続けること。そして、政権交代が実現した暁には、自民党政権の「負の遺産」解消への努力に、自分たち自身も参加し、忍耐を持って共に歩んでいく覚悟を持つこと。

以上が、かつてなだいなださんが発した「とりあえず政権交代」の呼びかけに応じて集ったメンバーと共に、長きにわたり政治や社会を見つめてきた私の、自らの反省を含めた、「どうしたらいいでしょう」に対する回答、あるいは提案である。

「護憲+コラム」より
笹井明子

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