老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

急展開の日朝関係の背景

2014-05-30 09:00:54 | 安全・外交
今回の日朝の急接近は唐突な展開です。安倍政権は特別に何かしているようには見えません。先般飯島内閣補佐官が単身北朝鮮を訪問しましたが、そのとき面談した北朝鮮側の高官はその後処刑されたはずで、今回の日朝急接近には関係なさそうです。背景は何でしょうか。

北朝鮮側には、安倍政権の日韓、日中関係悪化による外交の窮地を衝いて、拉致問題解決を提案すれば、何か外交で手柄を示したい安倍政権はすぐ食いつき、北朝鮮側のぺースで事が進めやすい、との思惑があると思われます。更に、最近は中朝関係も冷え込み、逆に中韓が熱々な関係となり、中国に振られた恋敵の日朝が仲良くなり始めたようにも観えます。

所詮国際外交も人間の仕業であれば、人間関係に似たものがあるようです。いずれにしろ何かが機縁で両国が仲良くなり、問題が解決すれば万歳です。最終的には安倍政権に米韓の嫉妬と圧力を跳ね返せる胆力があるか否かにかかっているのではないでしょうか。これを機会に日朝関係が改善されれば、現在安倍政権が進めようとしている集団的自衛権行使の前提の一部が杞憂となる可能性もあるわけで、期待したいと思います。

しかしアメリカの軍産共同体の圧力を安倍政権が跳ね返せるか、ウクライナ問題ではロシアとの北方領土交渉を袖にしてG7側に付いただけに、いかがなものでしょうか。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
厚顔
コメント
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