先日、ユーチューブで「ザマナイ」の歌をはじめて聴いた。
http://www.youtube.com/watch?v=U-G-lXYeBtc&feature=BFa&list=PL6800B7D8CBACF745
日本語の訳詞はこちら
http://www.utagoekissa.com/utagoe.php?title=zamannai
「ザマナイ」の歌は、旧ソ連の中央アジア、現在のカザフスタンの反核ヒバクシャ運動のなかで歌い継がれてきた歌です。うまれた場所は、カザフスタンのセミパラチンスク。1949年8月29日、旧ソ連で初めての原爆実験が行われたところです。ソ連の崩壊する1991年の実験場閉鎖まで、459回の核実験が行われ、推定120万人の被爆者を生んだ世界最大の核による人体実験場だったのです。
http://home.hiroshima-u.ac.jp/~heiwa/cons/semipalatinsk.pdf
なぜ、世界で唯一の広島・長崎の被爆経験を持つ日本で3・11の福島原発事故まで「原発安全神話」が信じられたのか、については、多くの議論が語られています。多くはこれからの検証に待たなければなりません。この検証は、右から左まですべての党派・メディア・学者(特に原子力研究に携わった科学者)・評論家などの知識人に課せられた義務だと思います。特に、反核運動を牽引してきたメディ働組合・左派政党などは、深刻な自己批判が必要だと思います。
その一助として、佐々木洋氏作成の年表(日本人はなぜ、地震列島の海辺に「原発銀座」を設営したか?-3・11フクシマ原発震災に至る原子力開発の内外略史私作年表―)は、きわめて有益だと思います。
http://members.jcom.home.ne.jp/rikato/data28.htm
問題は、大飯原発再稼働問題に象徴されるように、野田政権が原子力村の魔力に吸い込まれている日本の現状です。
★日米、原発研究で協力、原発再稼働前提に新たな協力関係の構築で「脱原発依存」は後退か 首脳会談(東京)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012050102000095.html
★エネルギーも日米同盟の柱、首脳声明に明記、安全な新規原発の供給で両政府協力の強化を打出す/読売
日本の原発は、当初から米国との密接な関係の下で構築された事は、衆知の事実です。反原発・脱原発のうねりに困り果てた野田首相は、お得意の外圧作戦に出たようです。つまり、米国の力を借りて、国内の反対勢力を封じ込めるやり方です。案の定、野田首相が帰国後、大飯原発再稼働の決定に向けて、動き始めました。
五月一日の日米首脳会談は、野田首相のオバマへの忠誠の儀式であり、その見返りとして、原発稼働への側面援助というわけでしょう。この事を明確に指摘しえたジャーナリズムは、東京新聞一紙という寒々とした光景が、日本のメィアの現状です。
五月九日の小沢控訴も上記の文脈で見なければ、その深層は分からないといえます。
「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
流水
http://www.youtube.com/watch?v=U-G-lXYeBtc&feature=BFa&list=PL6800B7D8CBACF745
日本語の訳詞はこちら
http://www.utagoekissa.com/utagoe.php?title=zamannai
「ザマナイ」の歌は、旧ソ連の中央アジア、現在のカザフスタンの反核ヒバクシャ運動のなかで歌い継がれてきた歌です。うまれた場所は、カザフスタンのセミパラチンスク。1949年8月29日、旧ソ連で初めての原爆実験が行われたところです。ソ連の崩壊する1991年の実験場閉鎖まで、459回の核実験が行われ、推定120万人の被爆者を生んだ世界最大の核による人体実験場だったのです。
http://home.hiroshima-u.ac.jp/~heiwa/cons/semipalatinsk.pdf
なぜ、世界で唯一の広島・長崎の被爆経験を持つ日本で3・11の福島原発事故まで「原発安全神話」が信じられたのか、については、多くの議論が語られています。多くはこれからの検証に待たなければなりません。この検証は、右から左まですべての党派・メディア・学者(特に原子力研究に携わった科学者)・評論家などの知識人に課せられた義務だと思います。特に、反核運動を牽引してきたメディ働組合・左派政党などは、深刻な自己批判が必要だと思います。
その一助として、佐々木洋氏作成の年表(日本人はなぜ、地震列島の海辺に「原発銀座」を設営したか?-3・11フクシマ原発震災に至る原子力開発の内外略史私作年表―)は、きわめて有益だと思います。
http://members.jcom.home.ne.jp/rikato/data28.htm
問題は、大飯原発再稼働問題に象徴されるように、野田政権が原子力村の魔力に吸い込まれている日本の現状です。
★日米、原発研究で協力、原発再稼働前提に新たな協力関係の構築で「脱原発依存」は後退か 首脳会談(東京)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012050102000095.html
★エネルギーも日米同盟の柱、首脳声明に明記、安全な新規原発の供給で両政府協力の強化を打出す/読売
日本の原発は、当初から米国との密接な関係の下で構築された事は、衆知の事実です。反原発・脱原発のうねりに困り果てた野田首相は、お得意の外圧作戦に出たようです。つまり、米国の力を借りて、国内の反対勢力を封じ込めるやり方です。案の定、野田首相が帰国後、大飯原発再稼働の決定に向けて、動き始めました。
五月一日の日米首脳会談は、野田首相のオバマへの忠誠の儀式であり、その見返りとして、原発稼働への側面援助というわけでしょう。この事を明確に指摘しえたジャーナリズムは、東京新聞一紙という寒々とした光景が、日本のメィアの現状です。
五月九日の小沢控訴も上記の文脈で見なければ、その深層は分からないといえます。
「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
流水