4月23日の衆議院予算委員会での海賊対処法案の与野党の質疑をラジオで聴いていたが、与野党とも海賊対策の任務は第一義的には海上保安庁の任務であることでは一致している。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090423AT3S2300N23042009.html
しかしそう言いながら、政府与党は海上保安庁長官に「ソマリヤ沖の海賊対策には現状の海保の装備と人員では不十分で対応できない」と答えさせ、それを理由に自衛隊派遣を強引に進めているように思われる。要は建前と本音が違うのである。
また与党公明党議員も「第一義的には海上保安庁の任務」を前提に、質問で海保の装備状況と日常の業務を具体的に確認し、海保長官に巡視船「しきしま」1隻だけでは対応できないと答えさせ、暗に自衛隊派遣が適切であると誘導尋問している。
その一方で、海上保安庁長官は巡視船しきしまの性能と装備であれば、海賊対策は十分可能であるが、問題はしきしま級の巡視船の数と人員が今すぐ揃えられないから海保では対応できないとも言っているのである。
以上のような政府与党の質疑応答を総合すれば、防衛省予算を転用して、しきしまと同じ巡視船を必要なだけ造り、船員も育成するか、海上自衛隊員を海保へ転籍すれば解決するはずで、それが「第一義的に海上保安庁の任務」と言う答弁の唯一無二の正しい回答と方向のはずである。
やはり政府与党の本音は、あくまでも自衛艦の海外派遣の既成事実作りにあるようだ。
「護憲+BBS」「国会ウォッチング」より
厚顔の美少年
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090423AT3S2300N23042009.html
しかしそう言いながら、政府与党は海上保安庁長官に「ソマリヤ沖の海賊対策には現状の海保の装備と人員では不十分で対応できない」と答えさせ、それを理由に自衛隊派遣を強引に進めているように思われる。要は建前と本音が違うのである。
また与党公明党議員も「第一義的には海上保安庁の任務」を前提に、質問で海保の装備状況と日常の業務を具体的に確認し、海保長官に巡視船「しきしま」1隻だけでは対応できないと答えさせ、暗に自衛隊派遣が適切であると誘導尋問している。
その一方で、海上保安庁長官は巡視船しきしまの性能と装備であれば、海賊対策は十分可能であるが、問題はしきしま級の巡視船の数と人員が今すぐ揃えられないから海保では対応できないとも言っているのである。
以上のような政府与党の質疑応答を総合すれば、防衛省予算を転用して、しきしまと同じ巡視船を必要なだけ造り、船員も育成するか、海上自衛隊員を海保へ転籍すれば解決するはずで、それが「第一義的に海上保安庁の任務」と言う答弁の唯一無二の正しい回答と方向のはずである。
やはり政府与党の本音は、あくまでも自衛艦の海外派遣の既成事実作りにあるようだ。
「護憲+BBS」「国会ウォッチング」より
厚顔の美少年