老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「海賊対策」第一義的に海上保安庁の任務と言うならば

2009-04-24 10:39:39 | 安全・外交
4月23日の衆議院予算委員会での海賊対処法案の与野党の質疑をラジオで聴いていたが、与野党とも海賊対策の任務は第一義的には海上保安庁の任務であることでは一致している。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090423AT3S2300N23042009.html

しかしそう言いながら、政府与党は海上保安庁長官に「ソマリヤ沖の海賊対策には現状の海保の装備と人員では不十分で対応できない」と答えさせ、それを理由に自衛隊派遣を強引に進めているように思われる。要は建前と本音が違うのである。

また与党公明党議員も「第一義的には海上保安庁の任務」を前提に、質問で海保の装備状況と日常の業務を具体的に確認し、海保長官に巡視船「しきしま」1隻だけでは対応できないと答えさせ、暗に自衛隊派遣が適切であると誘導尋問している。

その一方で、海上保安庁長官は巡視船しきしまの性能と装備であれば、海賊対策は十分可能であるが、問題はしきしま級の巡視船の数と人員が今すぐ揃えられないから海保では対応できないとも言っているのである。

以上のような政府与党の質疑応答を総合すれば、防衛省予算を転用して、しきしまと同じ巡視船を必要なだけ造り、船員も育成するか、海上自衛隊員を海保へ転籍すれば解決するはずで、それが「第一義的に海上保安庁の任務」と言う答弁の唯一無二の正しい回答と方向のはずである。

やはり政府与党の本音は、あくまでも自衛艦の海外派遣の既成事実作りにあるようだ。

「護憲+BBS」「国会ウォッチング」より
厚顔の美少年
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実り無き、民主党岡田副代表の講演

2009-04-24 10:29:55 | 選挙
民主党岡田副代表は4月22日に都内のホテルでの講演で、「民主党が低迷している状況であれば衆院解散しようと考えるのが普通ではないか。その意味で、5月の衆院解散の可能性はかなりある」と述べたそうである。

5月の衆議院解散を予測などして、全く評論家気取りである。それより民主党副代表として、公明党の政教分離問題を国会で追求し、公明党の嫌がっている7月の都議選時期に解散に追い込む位の意気込みを示すべきであろう。

また「企業・団体献金の全面禁止と世襲候補の立候補制限を次期衆院選の政権公約(マニフェスト)に明記する考えを示した」と報じられている。これも無駄なことではないが、この問題は所詮政治手法・手段の問題である。民主党副代表であれば、衆議院選挙を目指しての「国民生活第一」の政治ビジョンンを語って欲しいものである。

更に「西松建設の違法献金事件で秘書が逮捕・起訴された小沢代表の説明責任について、国民の6割7割が説明に納得していないと思っている中で、政権交代などあり得ないと指摘した」とも報じられている。

それであれば、なぜ民主党副代表として自民党議員への献金が不問にされ、検察の不公正・不公平な捜査逮捕の在り方を糾弾しないのか、また政治家であれば、小沢氏のように常に新党を造り、政党政治を目指していれば金がかかることくらい分かっているはずである。それなのにどうして講演で説明できないのだろうか。

その挙げ句、読売新聞に「岡田民主副代表、小沢問題納得なく、政権交代あり得ない」と大々的に報じられている始末である。http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090422-OYT1T00908.htm

全く能天気な男である。これでは小泉郵政選挙に大敗するはずである。全く成長していない。自民党が小沢より岡田が与し易しと思うはずである。

「護憲+BBS」「野党ウォッチング」より
厚顔の美少年
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