老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

対話: 政治の品格、矜持・・・そして展望

2008-12-17 22:11:04 | 政治
15日夜7時半からの「NHKスペシャル・非正規労働者を守れるか」を、「もやい」の湯浅さんもパネラーのお一人ということで、若干の期待を持って見たのですが、湯浅さんの奮闘むなしく、「(非正規労働者は)守れない、あるいは、守る見通しはない」というのが結論で、気落ちしてしまいました。

中でも財界代表(お名前失念)の、「人あっての企業。これから一層スキルアップの機会を作ることが必要」という評論家のような言葉、そして大村秀章厚生労働副大臣による「安定的な福祉財源のための消費税アップ」の主張を聞くうちに、「あ~、政界も財界も本当に何の展望も持っていないんだな」としみじみ実感させられました。

何か私たちにできることって無いんでしょうかね。

「護憲+BBS」「どんぺりを飲みながら」
笹井明子

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無いんでしょうね、きっと。この社会が、舞台と客席はとてつもなく頑丈な強化ガラスによって完全に仕切られ、姿は互いに見えるものの 演技に集中できないということで、音は客席には届くが舞台には一切届かないという構造で、固定されてしまったのでしょう。
 
舞台には、「よーっ 何代目!」、「あっ テレビで見た人!」etc. の花盛り。観る人・演じる人が完全に別世界、稀に観客の中から志高く舞台に飛び出した人も、あっという間にその世界に安住する。舞台から声が聞こえてくる「閉塞感に覆われている」と。これって、誰かさんのお好きな漫画そのもの。お手盛りで作られたガラス壁。これが主権在民の現在地点。中間点にするか終着点にするかの術も奪われた「主権者様ご一同」。
 
おかしいじゃないですか、ほんの一例。名前を書かれて落選しても 親分がうい奴と名簿上位に押し上げてあれば めでたく「復活当選」なんて。

ついでに「>福祉財源のための消費税」。税制の中で消費税ほど反福祉色の強いものはないと思うが、いかがでしょう。それを財源として行われる福祉って?この大矛盾が大手を振って通る税調そのほかの尤もらしさ。
 
「消費」に着目するか、「所得」に着目するか。大げさかも知れぬが、それこそその人の「品格・矜持」にかかっている。

「護憲+BBS」「どんぺりを飲みながら」
百山

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課税の主眼を「所得」に置くか、或いは「消費」に置くか、1つの判断材料かと思います。
 
更に、これまで同様に“(天下りを含む)官僚制度”を維持しながら、自民党同様の政治を行うのが良いのかどうか、これも同様の(わかりやすい)メルクマールではないかと思います。
 
いづれにしましても、我々の望みは、従来政治の延長ではなく、(従来政治をぶっ壊す)ドラスティックな改革であり、政権交代なしにはあり得ません。尤も、議員たちは、我々の思いとは独立に、総選挙後か前か存じませんが、勝手に徒党を組む模様です。あくまでも、政権側に立とうとして。

投票行動の考慮として、護憲もあれば、人権もあるでしょう、又個別の候補者の品性・信条共に見定めにくいようにも見えますが、再編?合従連衡した後の政策の上記の点などにも注目したいですね。
 
それにしても、選挙後に合従連衡しようなどという了見が、そもそも民主主義(選挙で選ばれる)を蔑ろにした発想に思えます。議員中心というか、ジコチュウというか。=下司、下品な輩たち:2世議員、…5世議員に多い傾向か。

矜持は、己が己に課す心構え・生活信条のようなもので、自由同様、私は否定いたしませんが、“品格”となると、疑問に思います。元来、“品性”という言葉があったはずであり、品が良いとか、悪いとか、上品、下品も流通していたはずです。…個人に対して固定的ではなく。それを嫌って、固定的(静的)概念とばかりに(格付けして安心を得ようとするのか)、“品格”などとは。遺憾です。
 
「国家の品格」などとは、その思惑が見えミエで、その了見、さもしい限り。序に言わせていただければ、矜持の件です。「給付金の辞退」(麻生氏)で御馴染みですが、矜持もさもしさも、高額所得者であるかないかとは、無関係だろうと思います。どんなグループにも矜持の高い者はおり、さもしくない者もいる。逆も同様だろうと。
 
善良な市民、ワーキングプアー、不安定雇用の中にも、矜持の高い、さもしくない人々も多いことでしょうが、その分、(生き)辛いのではないでしょうか?代えたいですね。

「護憲+BBS」「どんぺりを飲みながら」より
蔵龍隠士
コメント
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