老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

公務員制度改革など3法案、可決・成立

2007-06-30 21:56:15 | 安倍内閣
http://news.tbs.co.jp/20070630/newseye/tbs_newseye3598303.html
公務員制度改革など3法案、可決・成立

正に、暴挙。自由主義・民主主義に背くもの。この事件を持って、一足早く「戦後レジーム」=自由主義・民主主義破壊を実現したものだろうか。決して、許してはならない。安倍の、安倍一族の暴走!
 
多数派故に、暴走しているが、その元は、前回の選挙結果(衆院選含む)。投票行動への、そして衆院絶対多数(与党=2/3以上)の議席を与えたこと、反省が必要だった。そして、行動は今。

「護憲+BBS」「今日のトピックス」より
蔵龍隠士
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講演会「国策捜査 ― 佐藤優の官僚階級論」

2007-06-30 14:36:24 | 社会問題
昨夜都内の一ツ橋ホールで開かれた佐藤優氏の講演会に友人達と参加してきました。http://www.rentai.info/

1時間弱の講演でしたが、友人が前から二番目の席を取っておいてくれたおかげで声もよく聞こえ、中々面白い講演でした。

佐藤優氏に関しては、「外務省のラスプーチン」「鈴木宗男の側近中の側近」と色々な噂を私も耳にしておりました。特に鈴木宗男議員が辻元清美議員によって「疑惑の総合商社」といわれた頃は、私も「多分二人でさんざん悪い事をしてきたのだろう」ぐらいにしか思っていませんでした。

あれが冤罪だとしたら、国民は国策捜査によってつくられた容疑者を犯罪者と決め付け、メディアもその情報をたれ流し、又情報が一人歩きして増殖し、世論誘導し、国民がその扇動に乗ってしまったことになるのです。皆が同じ方向を向いて、同じ顔をして「犯罪者だ!犯罪者だ!」と決め付ける。何だろうね、この不気味さは。

佐藤優氏の講演では「官僚階級論」が主でした。「官僚というのは資本家⇒地主⇒プロレタリアート(以下プロと略す)の他に存在する階級で、この階級の特徴は、プロ、資本家階級から、プロが労働して得た、あるいは資本家がプロから搾取した収益を収奪するものでる。」

「官僚は、他の階級からの収益を収奪することによって成り立っている。国家は官僚達の収奪を隠す為に、一度集めた税などを再分配するように見せかけているが、彼らの真の目的は、自分達の機構や生活を維持し、自分達が豊かな人生を送ることにあり、その為にのみ専念し、その一部を恰も再分配するように見せかけている。」

マルクスに対しても(私はマルクスの資本論も読んだことがないので分からないけれど)「マルクスは資本論の中で、収奪する機構としての官僚を取り上げて来なかった。マルクスにとっては高級官僚は資本家であり、ノンキャリアは労働者という位置づけがなされており、官僚を階級とみなしてはこなかった」という言葉が印象に残りました。

今の日本ではプロレタリアートである私の階級は、資本家に搾取され、官僚に収奪されて、踏んだり蹴ったりだわと、梅雨のムシムシする雨と暑さの中で思いました。だからお父さん達元気がないのね。絞られ、搾取や、収奪され。ボロボロになっているのね。

それでは、ワーキングプアといわれている若者達はまだ乾いた雑巾を絞るように搾取すれば一滴でも、取れるかもしれないけれど、ニートやひきこもりといわれる若者達は官僚や国家にとって、もはや収奪(納税させる)する存在ですらないということなのでしょうか。

それにしても、昔だったら「殴り合っていたか、殺し合っていた、元○○派」の方々が同じ会場で話を聞いているのは、それだけ状況が厳しくなっているからなのか、恩讐の彼方を越えて彼らもまあるくなってきた証なのか、それは結構なことだけれど、縁側で茶のみ話を聞くみたいに、主催者側が「いやー佐藤優先生のお話は大変有意義でした、これからも頑張ってください」なんて言葉で締めくくるのは止めてほしいなーと思いました。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
パンドラ
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宮沢喜一元首相が死去

2007-06-30 10:59:20 | 憲法
http://news.tbs.co.jp/20070628/newseye/tbs_newseye3596915.html
宮沢喜一元首相が老衰のため死去

ご冥福をお祈り申し上げます。天寿は全うされたのでしょうが、如何にも残念なことです。後は託されたと言う理解で、護憲(或いは憲法の充実=われわれの自由・権利の充実)そして平和を進めていきたいものと思います。

http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/hato/
中国新聞: 宮沢喜一元首相が語る ハト派の伝言  (1)~(12) ほか
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/yoroku/news/20070629ddm001070005000c.html
余録: (王道) 「日本政府は講和後の米軍の駐留を依頼してもいい」… (6/29)

護憲派たる宮沢喜一元首相の昨日の訃報に、内外から惜しむ声がしきりです。安倍首相の「戦後レジームからの脱却」とやらの対極にあった方で、宮沢元首相こそ、その「戦後レジーム」をつくった方だとの評もあります。

国会でも、自民党でも、護憲派はかつてなく“弱くなっている”模様です。確かに護憲の柱が一つ先立ちましたが、いわゆる「戦後レジームからの脱却」と言われる中に、平和憲法・日本国憲法の柱(人権・国民主権・平和主義)を損なおうとする破壊の意味が含まれているのであれば、その主導者に、安倍一族に、明確にNON!を突きつけなければならないと思います。その主導者が、ためにバタ狂っているのであれば、猶のことです。
 
確実に、来るべき参院選で、鉄槌を下しましょう。平和・自由・権利を求めましょう。

「護憲+BBS」「今日のトピックス」より
蔵龍隠士
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中山恭子氏の選挙マニフェストを問う

2007-06-30 07:35:29 | 選挙
拉致問題担当の首相補佐官中山恭子氏が、安倍首相に説得されて参議院選への立候補を決意されたようである。

北朝鮮の拉致問題については、全日本人がその卑劣な行為を憎み、被害を受けた家族の長年の苦しみ、悲しみに同情しながら、一日も早い完全解決を望んでいる。その様な中にあっての参議院選挙で、安倍首相が自身の拉致問題への取り組み姿勢を強く訴えたいと思うことは当然であろう。しかし拉致担当首相補佐官の中山氏を説得して参議院選への立候補を促したとなれば、明らかに政府与党のための参議院選挙戦略ではないかと思われる。しかしそれも結構である。

拉致問題解決は全国民の願いであり争点ではない。郵政民営化問題のような賛成か反対かの是非もない。むしろ今問われようとしているのは、安倍政権の拉致解決戦略で、果たして円満解決するのであろうかという心配と不安であり、一向に進展しない拉致解決戦略への疑問でもある。その安倍戦略中枢の首相補佐官が立候補されるとなれば、現在の拉致解決戦略が適切であるか否かの信を問うこと以外にはないはずであり、国民もまたその様な観点で投票するのみである。

現在までの6カ国協議では、拉致問題は殆どテーブルには挙がっていないようである。また北朝鮮との二国間協議も暗礁に乗り上げ進展していない。マンギョンボン号の入港禁止や日本から北朝鮮への送金ルートの閉鎖等の経済制裁を強めて北朝鮮を対話のテーブルにつかせ、解決の糸口を引き出そうとしてきたが、依然として成功していない。今後の打開の見通しも全くついていない。また日米共同の経済制裁戦略は、このたびアメリカ自身による北朝鮮の資金凍結解除により大きな誤算が生じており、米国に梯子をはずされ完全に失敗に帰した状態である。

この圧力と対話の政策は中山氏の立案か安倍首相の発案か知らないが、これが現在の安倍内閣の拉致問題解決の戦略である。このような誤算続きの状態で、中山氏が安倍首相の説得に応じてあえて参議院選挙に立候補されるのであれば、現在のジレンマをどのように解決して拉致問題を解決されようとしているのか、今後の戦略を語って欲しい。これまではテレビニュースでの被害家族への労わりと付き添いの姿のイメージしか伝わってきていない。勿論これも家族の心の支えとして重要なことであるが、議員となればそれだけでは済まされないと思う。

一方関連して中山恭子氏の夫君は元文部科学大臣中山成彬氏である。氏は従軍慰安婦問題について失言し、慰安婦存在の実態は認めるが従軍慰安婦という言葉は当時はなかったと屁理屈を捏ね、謝罪した経歴の持ち主である。
http://www.chosunonline.com/article/20041130000050
http://homepage3.nifty.com/p-and-r/nakayamakougi.htm

また今回の米下院外交委員会での従軍慰安婦問題に関する決議に対して、自民党有志でつくる「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」(会長・中山成彬元文部科学相)として、下院議長宛に抗議文書を送るようである。
http://www.asahi.com/politics/update/0629/TKY200706290370.html

中山恭子氏が正式に立候補された暁には、夫君のこのような従軍慰安婦問題についての認識と発言について、同性として、母として妻として、どのような感想を持っておられるのか、どこかのメディアに聞き質して欲しいものである。

従軍慰安婦問題も、朝鮮と日本の政府が互いに関った同じ人権侵害問題である。にも拘らず、安倍政権は従軍慰安婦認定や強制連行労働問題解決には消極的で、拉致問題解決のみを求めていると見られていないか。6カ国協議のパートナーである米国からも、下院外交委員会での決議のように不信感を抱かれいるのが現状である。
強制連行(ウィキペディア)

中山恭子氏には参議院選立候補に際して、このあたりの認識を持って、またこれまでの圧力と対話の政策に一線を画して立候補する覚悟があるのか、それが問われているように思う。従来の安倍戦略を引っさげての立候補であれば、6カ国協議のパートナーである米国さえも北朝鮮をテーブルにつかせることにはギブアップしている様子であり、国民もあえて中山恭子氏の立候補に期待するものはないように思う。これまでの安倍戦略を180度転換してこそ立候補の存在価値があると思う次第である。

「護憲+BBS」「2007年参議院選挙に向けて」より
厚顔の美少年 
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