お昼休みにコンビニでおにぎりを2つと
ペットボトルのお茶を買って外で食べるつもりで
図書館の前のベンチに向かった。
そこには先客のおばあちゃんが一人、
風を避けながらコソコソとお弁当を隠して食べていたので
「ご一緒しても良いですか?」と声を掛けると、
おばあちゃんは
「ええ、どうそ。今日は風が強いですね」と言った。
私は隣の空いたベンチに腰掛けて
袋に入ったおにぎりを取り出した。
久し振りに買ったおにぎりは、開封するのが非常に難しく
風の吹きつける中、モタモタした手付きで食べる準備をしていると
私の足元の少し離れた視界に入る位置に
じっとこちらを見詰めている小さな目があった。
それは、雀だった。
「あれ?こういう場面ってたいてい鳩だよな」と
ぼんやり考えながら、その小さな雀を見ていると
その雀は、こっちを見ながらくるくると首を傾げ
『可愛い、健気な雀』の顔をする。
「良ければ、そのおにぎりを私にくれませんか?」と
言っているようで吹き出しそうになった。
鳩だと露骨に至近距離で催促するが、
雀は警戒心が強く余程人に慣れているか
雀の中でも変わり者で、常習犯なのだろう。
その雀の次の行動が気になって
暫くの間、もぐもぐと口を動かしながら
目が合ったままの状態で対自していると
間が悪く図書館の入口から2~3人のご老人が現れた。
その物音に驚いてそそくさと逃げた雀は
ベンチの後ろにある植え込みの樹木に隠れてしまった。
残念ながら、その間におにぎりも食べてしまったので
雀の期待に応えることは出来なかったのだが
今度は少し大目に昼食を買い込んで
また、そこでランチを食べようと思った。
変わり者の雀とまた出会える事を祈って。
昨日は?位
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