路地猫~rojineko~

路地で出会った猫と人。気付かなければ出会う事のない風景がある。カメラで紡いだ、小さな小さな物語。

言わないで欲しい事

2011-03-01 | 『リー』



久々に『リー』に会いに行った時の事。




いつもの様に写真を撮りながら遊んでいると

自転車で通る人の中、年配の女性が

わざわざ自転車を止めてまで声を掛けて来た。




『リー』をひとしきり撫でて挨拶をした後、

この子は野良ちゃんかと聞く。

「いいえ、飼い猫さんですよ」と私が応えると、

「太ってるね~」と連呼する。

再び、じわりじわりと猫に近付いて触ろうとすると

今度は、

「シャーッ!!」

『リー』には珍しく、怒りの姿勢。




まるで、今の話を聞いていて腹を立てた様だった。




数日前、新聞の人生相談で

「親戚のおじさんに、家族で集まった時や会う度に

 「太ったね~」と言われて、

 不愉快なのでどうにか止めさせたいのです」

と言う内容の30代の女性からの投稿があった。

妙齢の女性でなくとも、

容姿の事をとやかく言われるのは、堪える。

特に、当人が気にしている事に関しては。





その回答がとっても面白かった。

その人も同じ言葉を同じマンションの住人に

何度となくそう言われ続け、

とうとう我慢が出来ずにマンションのロビーに

張り紙を貼ったらしいのだ。

「私は確かに太りました。

 でも、本人は気にしているので会う度言わないで下さい。」

…とか何とか。

でも、これで本当に言われなくなったらしい。

極端な例ではあるが、

この「太ったね~」と言う言葉、確かに人前で言われると

腹が立つ。

が、ある意味ココまで言っても許される仲なんだよって

自慢してるおじさんの気持ちに至るまでちゃんと

フォローされていて、笑えた。





さて、猫の気持ちはどうなんだろう。

言わないで欲しい事は猫にも沢山あるようだ。








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コメント (2)
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