--「猫の木」(1)から読む--
三毛猫は、ぽとりと落ちました。
その後、大きく伸びをすると
片目なので、首をふりながら、ゆっくり歩いて街へと行きました。
ある日、三毛猫は、おばあさんに会いました。
おばあさんは、三毛猫の顔を見ると、何もなかったようすで帰って行きました。
ある日、三毛猫は、王さまに会いました。
王さまは三毛猫を見て、
「こんな片目の猫は、余の猫にふさわしくないぞ」と、言いました。
ある日、三毛猫は、女の子に会いました。
「私はかわいいと思うけど、お母さんが片目の猫は飼っちゃダメだって」
と、女の子は言いました。
ある日、三毛猫は、猟師さんに会いました。
猟師さんは言いました。
「片目の猫じゃあ、猟はできない。役立たずの猫はいらないんだ」
三毛猫は、悲しくなんかありませんでした。
ただ、お腹が空いていたのです。
三毛猫は片目が見えないので、自分で、虫をつかまえることも
鳥をつかまえて食べることもできないからです。

それから、歩いて、歩いて、歩きつかれて
三毛猫は、あるお店の前で、うとうとねむってしまいました。
--つづく--
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