2日かかってなんとか読み終える
初めは登場人物の名前、アイヌ語名、ロシア語名、ポーランド語名という慣れない名前に戸惑うが半分ほど読むとその舞台背景も手伝って雰囲気で分かって来る
以前、清水港に入る北海道船籍の漁業練習船の乗組員の方と港近くの飲み屋で仲良くなりその後入港する度に何度か呑んだのが懐かしい
彼の叔母さんがアイヌの血を引くとの事で、叔母さんの若い頃はアイヌというだけで虐められたという話を記憶している。
アイヌとはもともと日本人でもロシア人でも無い。というかそもそも国境という概念が及ばない時代と場所に生きて来た人達というのがこの本から良く理解が出来る。
その土地に生き、その後戦争という陣地争いに巻き込まれながらもその生き様を残そうと熱く生きるアイヌの人達
その他多種多様の国の人達の生き様がアイヌを中心にリアルに描写されており飽きる事無く読破出来た
しばらくしたらキャンプの夜長にでももう一度読んでみよう
今回より他の何かが見えてくれば何かの糧になるだろ
因みに「アイヌ」とは「人」との意とこの本は告げている