200X 年歯科レセプトオンライン化に伴い経費圧縮に成功した政府は、かねてから申請のあった歯科技工士による歯科技工物の製作料に対しての直接請求を認可。
保険歯科医に対しては委託技工処方の形態で点数を保障するが、以前ほどの利ざやは得られず経営はひっ迫。
技工所についてはオンライン化への経費、保険技工所への申請基準等に対応出来ない一割の技工所が廃業に・・・実際に保険技工の認可を受けても、技術的に劣る技工所によってキャッシュバック等の行為が横行し技工業界への還元は少ないものとなる。
歯科技工士会が政府に補綴物等の製作報酬のアップを要請するが、団塊の世代の受診率が予想以上に上がり保険財源をひっ迫、対応を放置される。
さらに今までの技工からの離職者の多さのツケがこの頃に到来し、製作報酬のアップと併せて歯科技工士養成の強化も併せて陳情するがこれも放置される。
数年後歯科技工士の減少に歯止めがかからず国内需要と供給のバランスが崩れ、政府は保険技工物の海外生産、輸入を認可。
ヨーロッパの歯科機材メーカーや、日本、韓国などの歯科業界が数年前から中国及び、近隣諸国に投資してきた優秀な技工所からの輸入で供給はまかなえ、ほとんどの国内保険技工所は廃業や方向転換を余儀なくされる。
さらに政府は海外保険技工物の価格に目をつけ、技工差益を圧縮すべく委託技工処方及び、製作報酬の点数を大幅にカット。
その先は・・・・・・
これってモ~ホ~? じゃなくてモ~ソ~?