Rohi-ta_site.

私、Rohi-taの映画の感想(ネタバレ有り!)と日常を報告するページです。

アップタウンガールズ

2005-08-25 10:37:44 | 映画 ア行
DVDでブリタニー・マーフィ、ダコタ・ファニング出演の「アップタウンガールズ」を観ました。

●ストーリー
モリー(ブリタニー・マーフィ)は8歳の時、飛行機事故で母と伝説的ロックスターの父を同時に亡くしたが、父の残した莫大な遺産のお陰でニューヨークの高級アパートで優雅な毎日を過ごしていた。

いつもの如く、23歳の自分の誕生日パーティーにも寝坊してしまったモリーに、パーティ会場から親友イングリッド(マーリー・シェルトン)が何度も電話をかけてくる。

やっと目覚まし時計の音で目覚めたモリーは慌てて身支度を整え、タクシーでパーティー会場のクラブに駆けつけると、大勢の友人達の歓迎を受ける。

モリーはクラブの中をみんなに挨拶をして回る中で、友人の何気ない一言に自分の顔のシワのことが気になり化粧室に入ると、独り言をいいながら、鏡で入念に顔のシワのチェックをし始めた。

すると背後から、顔のシワを気にするモリーを意地悪く批判する声が聞こえ、振り返ると、そこは音楽業界の大物・ローマ・シュライン(ヘザー・ロックリア)の娘・レイ(ダコタ・ファニング)がいた。

モリーはレイの言葉にムカつくが彼女を上手くあしらい会場に戻り席に着くと、ステージで歌手を目指すハンサムなニール(ジェシー・スペンサー)がモリーのためにオリジナル曲を歌ってくれた。

すっかりニールに夢中になったモリーは、父トミーの事を話題に出し、強引に彼をアパートに誘い込み、数日を共に過ごすが、モリーの怠惰な生活態度に嫌気がさしたニールは、自分のアパートに帰ってしまう。

ニールが出て行き落ち込むモリーの部屋に様子を見に来たイングリッドが、電気・ガスが止められている事を不審に思い原因を探ると、モリーの父の遺産を管理していた会計士が全てを着服して姿を消していた事が判明する。

突然、全てを失ったモリーはアパートを追い出され、イングリッドの部屋にルームメートとして暮らし始めるが、家賃を払う為にどうしても働かなくてはならなくなる。

これまで働いたことの無かったモリーだが、なんとか友人のヒューイ(ドナルド・フェイソン)の紹介で仕事を見つけるのだが、それはあの生意気な少女・レイの子守り役だった、、、。

●感想
なんて言いましょうか、23歳の子供のような女性と8歳の大人じみた少女の心の結びつきを描いている作品なんですが、私が男であるせいかあまり感動とか共感は出来ませんでした。

お互いに試練があり、それを乗り越えてモリーは大人らしく、レイは子供らしくなって行くのですがそんなに話が盛り上がる訳でも、突飛な方向に進む訳でもなく、オーソドックスな展開に終始しているので、どうしても「こんなものだろう」的な作品に収まってしまい、残念な印象が残ってしまいます。

中にはモリーとレイが2人だけでコーヒーカップに乗るシーンや、発表会でモリーの為にバレーを踊るレイのシーンなど良いところもあるのですが、これだけでは「別に映画にしなくても、テレビドラマで充分じゃないの?」って思ってしまいました。

まぁ、この話の内容で「良いものを見せろ!」って言う方に無理があるのかもしれませんが、女性のパワーが強すぎて、男性があまりにもかすんで見えてしまう、そんな映画でありました。

●採点
私のこの映画に対する評価は50点であります。

評価のほとんどが主役女優2人によるもので、脚本としては10点くらいですねー、、、。

製作者側としては、観客を感動させたかったのでしょうが、脚本の練りが全然足りて無いですね。
せっかく、いい役者を揃えているのですから、もっと内容の有る脚本を作らないともったいないですね、、、。

ですから、この作品はダコタファンか昔、大金持ちだった人にだけおすすめします。

最後にどうでもいいことなんですが、モリーを見て「冷凍庫にお金を入れる程、大金持ちになりたい!」って思ったのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みします。