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私、Rohi-taの映画の感想(ネタバレ有り!)と日常を報告するページです。

LIMIT OF LOVE 海猿

2006-05-08 02:16:37 | 映画 その他(数字・英語など)
映画館で、出演:伊藤英明/加藤あい/佐藤隆太/大塚寧々/吹越 満/浅見れいな/美木良介/石黒 賢/時任三郎/原作:佐藤秀峰/脚本:福田 靖/監督:羽住英一郎/作品『LIMIT OF LOVE 海猿』を観ました。

●感想
 ・前作の映画もテレビドラマシリーズの『海猿』も全く観た事が無かったのですが、あちらこちらのブログで「泣けた」とか「感動した」等の感想が多かったのが気になり、期待感を抱きつつ劇場に足を運びました。

 ・大型船が舞台となっているので、『ポセイドン・アドベンチャー』のような緊迫感を期待したのですが、スケールが小さく、ハッキリ言って物足り無さを感じました。

 ・『ポセイドン・アドベンチャー』で言えば、途中で死亡した神父さんの様に、自己犠牲的人物が登場しなかった事が感動を薄くした様に思えたのですが、よく考えたら海上保安庁が半端じゃない協力をしているので、乗客の中に死人を出すのは非常にマズイ話なんですよね……。

 ・やや否定的な感想を書きましたが、伊藤英明が演じた仙崎大輔の頑張りは凄かったですよ!どんな逆境に追い込まれても、「全員を助け出す!」という強い信念と危機に陥った仙崎達を何とか助け出そうと最後まで諦めない、救難隊隊員達の熱い心意気には拍手を送りたくなりました!

●採点
 ・私的評価……70点(ストーリの内容としては期待した程ではなかったのですが、伊藤由奈の歌う『Precious プレシャス』が良かったのと巡視船、ヘリ、救難隊隊員などを惜しみなく出して撮影に全面協力した海上保安庁の心意気を買ってこの点数に致しました。)

 ・サンケイスポーツによると『海猿』シリーズの影響で、今年度の海上保安学校志望者は昨年の20%強増えたということで、海上保安庁の広報室長から出演者らに感謝状が贈られたそうです。確かに、この作品を観たら「救難隊隊員になろう!」って気持ちになりますよね~!ですが、実際に仙崎の様な海難救助のスペシャリストになれるのは全海上保安官の僅か1%という超難関となっていますので、半端な気持ちで挑戦しない事をおすすめ致します!

 ・鑑賞後にパンフレットを買ったのですが、600円にしては写真やページ数が多く、これまでの『海猿』シリーズの事なども書かれているので、内容的には「かなりお買い得だ!」と思いました。

 ・という訳でこの作品は、「人を助けたい!」と心の底から願う、熱き男達の心意気を感じたい方と命が危ない危機的状況に陥っても、平然と恋人と長電話できる強心臓を持っている方におすすめ致します。

 ・最後にどうでもいいことなんですが、海難事故に遭っても何とか生き残れるように、風呂場で出来るだけ長く息を止める練習をし始めたのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。

ナイロビの蜂

2006-05-03 17:15:41 | 映画 ナ行
試写会で、出演:レイフ・ファインズ/レイチェル・ワイズ/ユベール・クンデ/ダニー・ヒューストン/ビル・ナイ/ピート・ポスルスウェイト/原作:ジョン・ル・カレ/脚本:ジェフリー・ケイン/監督:フェルナンド・メイレレス/作品『ナイロビの蜂』を観ました。

●感想
 ・直前まで何故だか気乗りがせず、観るかどうかをかなり迷ったのですが、監督が『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレスであるのと、アカデミーで助演女優賞を獲得したレイチェル・ワイズの演技がどうしても気になったので行って参りました。

 ・物語はイギリス外交官・ジャスティン(レイフ・ファインズ)の妻・テッサ(レイチェル・ワイズ)がアフリカで何者かに突然、殺害される事件を軸に2人の出会いから現在へと至る恋愛模様を回想シーンで見せてくれます。

 ・本作は、1日90円の収入で生活している人々が集まるアフリカのスラム街でロケをしているのですが、劣悪な環境の中でも、元気に遊ぶ子供達の笑顔が印象的でした。

 ・大手製薬会社と現地政府、イギリス官僚達が癒着し、アフリカの貧しい人々を新薬の実験台として利益を得ている事実を告発しようとしてテッサは殺害されたのですが、夫のジャスティンがその真実に辿り着くまでの様子を見事なカメラワークで描いているのは「さすがに上手いな!」って感じました。

 ・劇中では、レイチェル・ワイズが妊婦姿で出演しているのですが、これは特殊メイクではなく、実際に妊娠中に撮影されたそうです。そういった点では、体を張った演技だと思うのですが、これまでの彼女の演技と大きな違いは感じられませんでした。それでも、アカデミー助演女優賞を獲れたのは、社会派の重いテーマを扱った作品だったからなんでしょうね。そう考えるとやはり脚本の力ってとても大きいなぁ~って感じました。

●採点
 ・私的評価……70点(映像の見せ方や編集などは上手いと思いましたが、テッサのあまりにも無謀な戦い方には「もっと賢いやり方があったんじゃないの?」と疑問を持つ所が多かったです。ジャスティンのテッサに対する想いよりも、テッサの死後、アフリカの貧しい人々に対する想いを強めていく、ジャスティンの姿に感動致しました。)

 ・と言う訳でこの作品は、アフリカの貧しい現状を理解したい方と国の陰謀に巻き込まれて、危険な目に遭った事がある方におすすめ致します。

 ・最後にどうでもいいことなんですが、「テッサ(レイチェル・ワイズ)の様に活動的過ぎる妻を持つと大変だなぁ~」って控え目で優しい日本女性がますます好きになってしまったのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。

アンダーワールド エボリューション

2006-05-02 00:26:19 | 映画 ア行
映画館で、出演:ケイト・ベッキンセール/スコット・スピードマン/トニー・カラン/シェーン・ブローリー/スティーブン・マッキントッシュ/デレク・ジャコビ/ビル・ナイ/原案:レン・ワイズマン/ダニー・マクブライト/脚本:ダニー・マクブライト/監督:レン・ワイズマン/作品『アンダーワールド エボリューション』を観ました。

●感想
 ・映画の日に何を観ようかと悩んだのですが、前作を観たのとヴァンパイア映画が好きだという事で『アンダーワールド エボリューション』を観て参りました。

 ・GW中なので、映画館はもっと混雑しているのかと思いきや、平日と変わらない人出に少し安心致しました。

 ・いや~、それにしてもケイト・ベッキンセールは今回もいい演技を魅せてくれましたねぇ~!あのクールな美しさは只者じゃ~ないですね!私の中で最強の美しさを誇っていたシャーリーズ・セロンを超えてしまいました。

 ・観る前は2作目なので、「どうなのかな~?」という不安があったのですが、監督が前作と同じレン・ワイズマンだったせいか、前作を上手く引き継いだストーリー展開と世界観、見応えのあるスピード感あふれるアクションシーンは合格点をあげてもよいのではないかと思いました。

 ・ただ中盤に出てくるセリーンとマイケルのSEXシーンのぼかしの入れ方には、昔の日活ロマンポルノを思い出してしまい、トホホな気分になってしまいました。(個人的にはもっとセンスのある修正の仕方があると思うのですが……)。でも、この2人のSEXシーンは次回作を作るうえでは、重要だと思います。私なら次回作で、セリーンが双子の男女(男の子はマイケルの能力を引き継ぎ、女の子はセリーンの能力を引き継いでいる。)を生み、今回よりも母の愛を前面に出して、大きな敵と戦うという展開にしますね~。そう考えると、今回のSEXシーンは次回作への布石と観た方が良いと思いますね。

 ・でも、問題はセリーン達の敵ですよね~。今回でヴァンパイアとライカンの猛者達は全てやっつけてしまいましたからね~、強敵が蘇るというのも今回とダブってしまいますし、そう考えると人間が造ったフランケンのような人造人間を出すか、エイリアンやプレデターのような宇宙生物を登場させるしかないんじゃないでしょうか。私としては「セリーン、マイケルVSエイリアン、プレデター」の最強ダッグマッチが観てみたいです!(でも、セリーンとマイケルは一体どこまで強くなるんでしょうかね?不死身だという点で、もうすでに最強のような気もするんですが……)

●採点
 ・私的評価……75点(ケイト・ベッキンセールの強く、美しく、カッコイイ演技とスピード感あふれるアクションシーンがふんだんに盛り込まれているので、観ていて飽きないと思います。ただ、前作を観ていないと話の流れが掴めないと思いますので、前作を観てから行くべき作品だと思いました。)

 ・と言う訳でこの作品は、前作よりも強さ、美しさ、カッコ良さがパワーアップしたケイト・ベッキンセールを観てみたい方とレザー・ボンテージに興奮をおぼえてしまう方におすすめ致します。

 ・最後にどうでもいいことなんですが、あまりにもセリーン(ケイト・ベッキンセール)が血を流しすぎるのを観て「貧血になれへんかな~」って要らぬ心配をしてしまったのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。

Vフォー・ヴェンデッタ

2006-04-18 00:18:38 | 映画 その他(数字・英語など)
試写会で、出演:ナタリー・ポートマン/ヒューゴ・ウィービング/スティーブン・レイ/ジョン・ハート/脚本:ウォシャウスキー兄弟/監督:ジェイムズ・マクティーグ/作品『Vフォー・ヴェンデッタ』を観ました。

●感想
 ・『マトリックス』シリーズが大好きな私は、その生みの親であるウォシャウスキー兄弟が脚本・製作を手がけたとあって、居ても立ってもいられず試写会に行って参りました。入口でチラシの他に「V」の被っているマスクを渡され、上映前に観客全員がそのマスクを被って記念写真を撮り、全世界に配信するという、ちょっと面白い企画が行われました。

 ・本編中でも、大勢の人々が「V」と同じマスクを被っているシーンが出て来るのですが、自分も含めて周りの数百人が同じマスクを被っているっていうのは、想像以上に不気味な感じが致しました。

 ・第三次世界大戦を機に独裁国家となったイギリスが物語の舞台となっているのですが、厳しい国民統制の元で、うす暗く廃退した雰囲気が『マトリックス』に通じるものがあり、私としては合格点をあげられる作品でした。

 ・ほとんどのシーンで、ナタリー・ポートマンかヒューゴ・ウィービングが出演しているのですが、ナタリー・ポートマンは、頭を丸坊主にされたり、拷問でやつれていく様を観て分かる演技で魅せてくれるのに対して、ヒューゴ・ウィービングは最後までマスクを被ったままで、顔をほとんど出さず、美声で聞かせる演技に終始していたのが、対照的で印象に残りました。

 ・『マトリックス』シリーズほど激しいアクションシーンは無いのですが、謎の人物「V」を通して「人の正義や勇気は、どうあるべきなのか」という重いメッセージを一生懸命に伝えようとしている内容には、充分な見応えを感じました。

●採点
 ・私的評価……75点(世界観や映像の雰囲気などは『マトリックス』シリーズとよく似ていますので、『マトリックス』が好きな方なら問題無く楽しめる作品だと思います。ストーリーも救世主伝説なので、『マトリックス』の「ネオ」と本作の「V」の行動を比べてみるのも面白いかもしれません。)

 ・と言う訳でこの作品は、3年ぶりのウォシャウスキー兄弟作品を心待ちにしている方とナタリー・ポートマンのロリータファッションを「一目見たい!」と思っている方におすすめ致します。

 ・最後にどうでもいいことなんですが、帰りの電車の中で「V」のマスクを被りたい衝動を必死に抑えていたのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。

ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR

2006-04-01 15:57:51 | 映画 ナ行
映画館で、出演:コンスタンチン・ハベンスキー/ウラジミール・メニショフ/マリア・ポロシナ/ガリーナ・チューニナ/ヴィクトル・ヴェルズビツキー/原作:セルゲイ・ルキヤネンコ/共同脚本:セルゲイ・ルキヤネンコ/ティムール・ベクマンベトフ/監督:ティムール・ベクマンベトフ/作品『ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR 』を観ました。

●感想
 ・「ロシア発、世界のトップクリエイターが嫉妬した脅威の映像体験」とか「『マトリックス』を越える映像革命」というお決まりな宣伝文句がどうしても気になってしまい、初日の初回に観て参りました。

 ・「『マトリックス』を越える映像革命」という大層なキャッチフレーズが付いている作品なのですが、なぜか郊外の劇場でしか上映されておらず、普段の倍以上の交通費を使ってしまいました。

 ・『マトリックス』シリーズが好きなので、ロシア版『マトリックス』がどんなものなのかと多少は期待していたのですが、本家『マトリックス』のアクション、映像、俳優、ストーリー等と比較してみて、どれをとっても上回るどころか足元にも及ばない、そんな出来の作品でした。

 ・ハッキリ言って、もう少しアクションで魅せてくれると思ったんですけどね~。3部作の1作目だからなのか、全編を2作目の前振りとして作った様に感じました。

 ・作品の全体的に暗めな雰囲気や、超能力者同志による善と悪との戦いというストーリー構成は大好きなんですけどね~、もうすでに『マトリックス』シリーズを観てしまっている人達にとっては、あらためてビックリする程の映像ではないので、あまり楽しむ事が出来ないでしょうね。

 ・ストーリーの展開も途中でテンポが悪くなるのを感じましたし、行く先々で災いをもたらす女性・スヴェトラーナ(マリア・ポロシナ)のエピソードの必要性についても現時点では、疑問を持っています。

 ・今後は、ナイト・ウォッチのアントン・ゴロデツキー(コンスタンチン・ハベンスキー)と息子のイゴールとの対立を中心としたストーリーに発展して行きそうなので、『マトリックス』というよりは『スターウォーズ』に近い人間模様を見せる作品になりそうです。

●採点
 ・私的評価……50点(ハッキリ言って、宣伝文句に『マトリックス』を使わない方が良かったですね~。「『マトリックス』を追い越そう!」という意気込みは良いと思うのですが、自分からハードルを高く上げすぎて失敗している様な印象を受けました。肝心な1作目だったので、もっと観客の心をガッチリつかんで終わって欲しかったですね~。それでも私としては、乗りかかった船なので3作目までキッチリ観守りたいと思っております。)

 ・という訳でこの作品は、逃げ出した婚約者を連れ戻そうとした事がある方と地下鉄内でライトを持って絶叫しているサングラス男を見た事がある方におすすめ致します。

 ・最後にどうでもいいことなんですが、「オリガ(ガリーナ・チューニナ)がどういう罪でフクロウにされていたのか?」が、ずーっと気になって仕方がなかったのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。


イントゥ・ザ・サン

2006-03-31 23:00:08 | 映画 ア行
DVDで、出演:スティーヴン・セガール/マシュー・デイヴィス/大沢たかお/エディー・ジョージ/ウィリアム・アザートン/ジュリエット・マーキス/ケン・ロウ/豊原功補/寺尾 聰/伊武雅刀/ペース・ウー/栗山千明/山口佳奈子/大村波彦/本田大輔/原案:スティーヴン・セガール/ジョー・ハルピン/脚本:トレヴァー・ミラー/スティーヴン・セガール/ジョー・ハルピン/監督:ミンク/作品『イントゥ・ザ・サン』を観ました。

●感想
 ・公開当時に観ようと思ったのですが、他のブログでの評判があまり良くなかったので、DVDでレンタルされるのを待ちましたが、結果的には大正解だったと思います。

 ・スティーヴン・セガール主演なので、他の作品と同じ様に、圧倒的な強さで敵を次々と倒して行くのですが、英語、日本語、中国語が入り乱れ、セガールと寺尾 聰での会話では、セガールが英語で喋り、それを聞いた寺尾が日本語で答えるという何とも不可解なムードが漂うシーンになっていました。

 ・栗山千明が知事候補の娘役で登場している時間が、セガールの実の娘・藤谷文子の出演している『ガメラ』のテレビ映像の時間よりも短いという、まことに親バカな演出もあり、唖然とさせられます。

 ・私は演技派の「大沢たかお」という俳優が好きなのですが、この作品では彼の良さが出し切れておらず、単なるセガールの引き立て役として使われた印象が強かったので、出来れば出演を断って欲しかったです。

 ・そんな中で、黒田(大沢たかお)の部下を演じた大村波彦、本田大輔の熱演が際立っていたのが、せめてもの救いだった様に思います。

 ・それにしても劇中のセガールの日本語はヒドかったですね~!昔はもっと上手かったのに、喋らないうちに忘れてしまったんですね~。イントネーションがおかしい上に大阪弁だし声がこもっているので、セリフが聞き難かったです。本人もそれに気がついたのか、後半のシーンではほとんど英語で喋っていました。

●採点
 ・私的評価……40点(見せ場は、相変わらずキレのいいセガール・アクションだけなので、ストーリーの内容を重視する方は観ない方が良いと思います。)

 ・と言う訳でこの作品は、セガール・アクションが大好きな方と「日本刀を振り回したい!」と思っている方におすすめ致します。

 ・最後にどうでもいいことなんですが、「イントゥ・ザ・サン」のオフィシャル・サイトの音楽のデカさに、思わずビックリしてしまったのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。

旅するジーンズと16歳の夏/トラベリング・パンツ

2006-03-30 16:18:54 | 映画 タ行
DVDで、出演:アンバー・タンブリン/アメリカ・フェレーラ/ブレイク・ライブリー/アレクシス・ブレーデル/ブラッドリー・ホイットフォード/ナンシー・トラビス/レイチェル・ティコティン/ジェナ・ボイド/原作:アン・ブラッシュアーズ/脚本:ディーリア・エフロン/監督:ケン・クワピス/作品『旅するジーンズと16歳の夏/トラベリング・パンツ 』を観ました。

●感想
 ・この作品は公開当初から評判が良かったので、劇場に行こうと思っていたのですが、日程が合わずにずーっと気になっていました。そして今日、久しぶりにTSUTAYAに行った時に目に留まったので迷わずレンタルして参りました。

 ・幼い頃から親友の女子高生4人の16歳のひと夏の出来事を描いた作品なんですが、4人の友情を結びつけるアイテムとして「不思議なジーンズ」を使用している所に原作者の女性らしさと、アイディアの面白さ感じました。

 ・リーナ(アレクシス・ブレーデル)が祖父母のいるギリシャへと旅に出るのですが、このギリシャの映像が物凄くキレイなのにビックリしてしまいました!白い建物に青い空と海がマッチしていて、観ているだけ癒されました!「これだけ美しかったら、そりゃ~、神話も生まれるわ!」って一人納得してしまいました。

 ・私が一番気に入ったのはティビー(アンバー・タンブリン)とベイリー(ジェナ・ボイド)のエピソードでした。ベイリーの病室でティビーと語り合うシーンやティビーが残したビデオメッセージには深く感動致しました!

 ・4つのエピソードをジーンズというどこにでもあるアイテムを上手く利用して、きっちりとまとめている良く出来た作品だと思いますので、特典映像のメイキング風景やティビーの撮ったドキュメンタリー映像と共に楽しんで欲しいと思います。

●採点
 ・私的評価……85点(4人の女子高生の悩みを通じて、美しい風景や恋愛、家族愛、別れ、そして友情と感動できる要素がたくさん詰まっている所に原作や脚本のレベルの高さを感じました。特典映像によりますと原作は4部作完結で、彼女達のその後を描いた本もすでに出版されているという事なので、是非、続編も映画化して欲しいと思います。)

 ・と言う訳でこの作品は、今でもよく話す幼い頃からの親友が3人以上いる方とオリジナル刺繍を入れたお気に入りのジーンズを持っている方にオススメ致します。

 ・最後にどうでもいいことなんですが、ブリジット(ブレイク・ライブリー)のナイスボディを観て「超高校生級やなぁ~」って少し不謹慎な妄想をしてしまったのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。

サウンド・オブ・サンダー

2006-03-26 23:31:24 | 映画 サ行
映画館で、出演:エドワード・バーンズ/キャサリン・マコーマック/ベン・キングズレー/ジェミマ・ルーパー/デヴィッド・オイェロウォ/ヴィルフリート・ホーホルディンガー/コーリイ・ジョンソン/原作:レイ・ブラッドベリ/脚本:トーマス・ディーン・ドネリー/ジョシュア・オッペンハイマー/グレッグ・ポイリアー/監督: ピーター・ハイアムズ/作品『サウンド・オブ・サンダー』を観ました。

●感想
 ・約2週間前に行きつけの金券ショップで本作の前売り券が1000円で売り出されているのを見つけて、「お買い得だなぁ~」と思い、すぐさま購入し、初日である25日(土)の2回目の上映を観て参りました。(このショップではイマイチ作品の前売り券は値段を下げて売っているみたいで、以前には『男たちの大和/YAMATO』の前売り券も900円で購入致しました。そういう訳で、ここのショップの映画を観る目は大変信用出来ると思います!)

 ・あちこちのブログでコケにされている作品なので、ある程度の覚悟をして観に行ったのですが、予想以上のCGの下手さにビックリしてしまいました!(果たして、これかプロの仕事と呼べるのでしょうか?)

 ・冒頭から、タイムトラベルで恐竜を撃つシーンから始まるのですが、この最初に出て来たティラノサウルスの様な恐竜のCGを観た瞬間『ひょっとしたら俺達はバカにされてるの?』って疑ってしまいました。『ジュラシック・パーク』が上映されてから10年以上が経つのですが、そこに登場した恐竜を観ている人達には、30年くらい前にタイムトリップした様な感覚に襲われる事でしょう……。

 ・恐竜の他にも、変な生き物が数種類出て来るのですが、どれもこれもヒドイ出来でした……。他にも未来の街並みと人間の合成は、これまでに観た事がないくらいにヘタクソな仕上がりになっており、唖然としてしまいました……。これだけでも冷めてしまうのですが、未来の車のデザインがバギーみたいなものばかりで、2055年の自動車会社の美的センスを疑いたくなりました。(もう、この頃にはTOYOTAとかHONDAは無くなっているんでしょうか?私的には、あんな可笑しなデザインの車を作っている会社の方が先に潰れてしまうと思うのですが……。)

 ・前半からこんな調子で始まったので、引き気味で観ていたのですが、過去から持ち帰ったモノを探しに出掛けるあたりから、少しドキドキし盛り返してくれたので、何とか寝ずに済みました。話の内容としては、進化の波が段々とやって来るアイディア等は良かったので、「原作は面白いんだろうなぁ~」と思いました。

 ・出演者もベン・キングズレーとエドワード・バーンズ以外は知らない人ばかりで、そんなに魅力を感じませんでしたし、目立って良い演技をしている俳優がいるとも思えませんでした。(でも、ベン・キングズレーはオスカー俳優とは思えないくらいに出演作を選びませんよね~。『ガンジー』『シンドラーのリスト』『オリバー・ツイスト』等の名作に出ているかと思えば、『サスペクト・ゼロ』『サンダーバード』『サウンド・オブ・サンダー』等のB級作品に平気で出ているし……、何なんでしょうね~?この人は?彼のキャリアから見て、もっと出演作や役柄を選んでも良いと思うのですが……、ひょっとして、かなりの借金を抱えているのでしょうか?考えれば、考える程、謎ばかりです……。)

●採点
 ・私的評価……40点(前売り券を1000円で購入出来たので、劇場まで観に行きましたが、「1000円の価値があるのか?」と疑いたくなる作品でした。まだ、前売り券を購入していない方は、DVDで充分じゃないでしょうか?)

 ・と言う訳でこの作品は、もう、すでに前売り券を買ってしまっている方と無意識に蝶々を踏んづけてしまった事のある方におすすめ致します。

 ・最後にどうでもいいことなんですが、「この作品を上映する場所と時間があるのなら、『ホテル・ルワンダ』や『クラッシュ』を上映した方がいいんじゃないの?」って残念な気持ちになってしまったのは、私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。

プロデューサーズ

2006-03-25 22:54:13 | 映画 ハ行
試写会で、ネイサン・レイン/マシュー・ブロデリック/ユマ・サーマン/ゲイリー・ビーチ/ロジャー・バート/ウィル・フェレル/脚本:メル・ブルックス/監督:スーザン・ストローマン/作品『プロデューサーズ』を観ました。

●感想
 ・ハッキリ言ってミュージカル映画はあまり得意ではないのですが、この作品に関してはあまりにも前評判が良いので、試写会に行って参りました。

 ・正直言って面白かったです!あまりのバカさ加減に何度も爆笑してしまいました!何と言っても、登場人物達のキャラクターが素晴らしいです!(まともな人間が登場しないって事で卑怯と言えば卑怯なんですが…)。このキャラクター達を考えついた時点で、すでにヒットする事が決まっていた様な気が致します。

 ・落ちぶれたプロデューサー・マックスを演じたネイサン・レイン、臆病者でプロデューサーを夢見る会計士・レオを演じたマシュー・ブロデリックをはじめ、英語があまり話せないスウェーデン女優・ウーラのユマ・サーマン、ヒトラーを崇拝する最低の脚本家・フランツのウィル・フェレル、ゲイで最低の演出家・ロジャーのゲイリー・ビーチ、ロジャーの良き助手・カルメンのロジャー・バートら主な出演俳優の突き抜けた演技が素晴らしかったです!

 ・何気ない会話の掛け合いから、歌と踊りが加わり、ミュージカルに発展していく自然な流れの演出が上手かったですね~!特に冒頭のマックスとレオの掛け合いやマックスと老婆達のダンス、ロジャーのゲイ丸出しのヒトラーの演技が印象的でした。

 ・吹替えなのかも知れませんが、ネイサン・レインもマシュー・ブロデリックも歌が上手かったですね~!ダンスも全員のフリが揃っていて、とても美しかったです。「ここまで、フリを合わせるだけでも大変だっただろうなぁ~」って思うくらい揃ってましたよ!ほとんどがミュージカル・シーンだと言ってもいい作品ですから俳優さん達の苦労は半端じゃなかったと思います。

 ・観終わった後は、物語の面白さとミュージカルの素晴らしさの両方を堪能させてもらい、大満足な気分で帰路に着かせて頂きました。

 ・この作品だけはエンドロールが流れても慌てて帰らずに、最後の最後まで席に着いてスクリーンに注目しておいて欲しいです!楽しい音楽と映像のオマケが待っているので絶対に観て損はしないと思います!(試写会でも、大勢の人々がエンドロールが流れると同時に退席して行ったのですが、「彼らは価値有るオマケ映像を観れずに本当に勿体無い事をしたなぁ~」と可哀想に思いましたね~!「やっぱり、映画は落ち着いて最後の最後まで観ないとダメだなぁ~」っていう思いを強くした作品でもありました。)

●採点
 ・私的評価……90点(本当にバカバカしい内容の作品なんですが、俳優達のキレまくっている演技が中途半端じゃないので、彼らのプロ根性に拍手を送りたいと思います。私的には、これまで、印象の薄かったマシュー・ブロデリックが久しぶりに日の当たる役をもらえて、非常に嬉しく思いました。)

 ・と言う訳でこの作品は、最低だけど素晴らしいミュージカル映画を観てみたい方と子供の頃から手放せない毛布があるって方にオススメ致します。

 ・最後にどうでもいいことなんですが、最後の最後に出て来たおじいちゃんが「メル・ブルクッス」だったと家に帰ってから、チラシの顔写真を見て初めて気が付いたのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。

ファイヤーウォール

2006-03-24 18:15:56 | 映画 ハ行
試写会で、出演:ハリソン・フォード/ポール・ベタニー/ヴァージニア・マドセン/メアリー・リン・ライスカブ/ロバート・パトリック/ロバート・フォスター/アラン・アーキン/カーリー・シュローダー/ジミー・ベネット/マシュー・カリー・ホームズ/脚本:ジョー・フォート/監督:リチャード・ロンクレイン/作品『ファイヤーウォール』を観ました。

●感想
 ・ハリソン・フォード主演のサスペンス物語だという点に興味を持ち、予告編も面白そうだったので試写会に行って参りました。

 ・銀行のコンピューターセキリティーの開発者ジャック・スタンフィールド(ハリソン・フォード)がビル・コックス(ポール・ベタニー)率いる強盗団に家族を人質にとられて、自分の銀行のセキリティーを破り、ネットを通じて金を送金するってストーリーなんですが、これが実にベタな作品に仕上がっています。

 ・アメリカ人が大好きな家族愛を前面に押し出し、ジャックが悪戦苦闘しながらも強盗団を次々とやっつけて最後にはハッピーエンドで終わるというブルース・ウィリス主演の『ホステージ』に良く似た作品だと感じました。

 ・人質に捕られている家族の居場所が分かるアイディアはちょっと面白かったのですが、それ以外はコレと言って刺激を受ける出来事はありませんでした。

 ・数年前まで「ハリソン・フォード主演作にハズレ無し!」だと思っていたのですが、この作品を観て「ハリソン・フォードも一昔前のスターになってしまったのか~」と寂しい気分になりました。

●採点
 ・私的評価……50点(よくあるストーリーなので、DVDが出てから観ても充分の様な気がします。本編には予告編で感じたようなハラハラ感が少なく、途中でストーリー展開のテンポが悪くなり、少しイライラしてしまったので、私的には無駄なシーンが多いと感じる作品でした。)

 ・と言う訳でこの作品は、よく吠える犬を飼っている方と銀行のセキュリティーに侵入しよう!と試みた事のある方におすすめ致します。

 ・最後にどうでもいいことなんですが、「これからは、家族の安全を考えて愛犬にGPSを着けよう!」って、あまりにもトンチンカンな安全対策を打ち出してしまったのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。