当時はまだ感染の真っ最中で、私も4月5日に「感染爆発か! というのに旅行振興策ですか??」という記事を書いています。急に作ったから混乱が生じている、という事ではありません。よく考えていなかった、ということにほかなりません。
割引率の高い高額施設に予約が集中していることも問題だし、1人が10回でも20回でも無制限に使える、というバカバカしい不公平。金とヒマがある人ばかりが数10万円の助成を受ける。経済を回すという美名のもとに、でたらめなバラマキを行っているのです。
Go-Toイートも、100円の予約をすると1000円のクーポンがもらえるという、呆れるようなトリキ錬金術が問題になって、1000円以下の予約ではクーポンを出さないようにするらしい。もともとそんなことができる仕組みという事がおかしい。誰でも気が付くことで、しかもそれを排除するシステムにすることはぜんぜん難しくないはず。いったい6か月もかけて何をしていたのか、分かりません。
河野大臣のいう、失敗を恐れるな、というのはこうした失敗を免責するつもりなのでしょうか。バカでもわかる明白な欠陥があるのにそのまま実行する、損失や不公平が出ても国民の税金だから、自分の懐は痛まない。こんなふうな行革では、どうしようもないでしょう。