見上げてご覧、本八幡の夜空を~♪
そこには海皇星がキラキラと輝いて見えるんだね~♪
2003年の夏に本八幡の路地裏にオープンした、小笠原塩ラーメン海皇。
店主の鈴木氏が、旅行先の小笠原父島で巡りあった小笠原の天日干しの海塩。
その塩に惚れ込んで、塩からラーメン作りをスタートさせると言う巷のラーメン屋さんとは逆転の発想で、念願かなってオープンさせたラーメン屋さんでした。
しかしこれから創業7周年を迎えようとしたある日、小笠原父島から訃報が舞い込みました。
小笠原父島で天日干しの海塩を作っていた塩職人さんが他界されたとの事。なのでもう小笠原の塩は送れないとの事。
今年世界遺産への登録が噂されている小笠原諸島。それだけ自然が残っている島だからこそ作れた海の恵み、海のダイヤモンド。
せっかくサラリーマンを辞めて選んだ道なのに、あれだけ惚れ込んでオープンしたお店なのに、でもあの塩が手に入らないなら。。。
本当に惜しいお店を無くしました。
でも皆さんが愛した小笠原塩ラーメン海皇、ぜひ、本八幡の夜空を見上げた時に、あなたの海皇星を見つけて見て下さい。
それでは2010年2月21日(日)、我が家のラスト海皇のラーメンレポ(永久保存版)です!
ちょうど午後12時ちょい前にお店に到着。
すると店内満席、奥のテーブル席も埋まってまして、更に5名ほどの行列。
厨房にはご主人、奥様、そして息子さんのお姿が。
こういう家族経営のラーメン屋さん、今では珍しくなりましたね~でもやっぱり家族が一番ですよね~~
海皇つけ麺と焼き餃子が到着~
皮が薄皮で、パリパリした餃子。店主のこだわりの逸品です。
そして店主の畑で採れたオーガニックな春キャベツを初めてトッピングに使用した季節のラーメン。小笠原の塩スープに、こんなに春キャベツがマッチするなんてビックリ!
そして私が最後に頂いたのが、店名を冠した「海皇ラーメン」。
相変わらず芸術的な盛り付けです。
店主のご家族全員のお気持ちが見事にこもったファイナルなラーメン。
私も心の中にこの美味しさを封印しました。
さようなら、そしてありがとうございました、
小笠原塩ラーメン、海皇、万歳、万歳、万歳!!!
おしまい
久しぶりに本八幡に行く用事があり、行くならお昼は以前住んでいた場所から近所で、夫婦共々大好きだった「海皇」さんで食べようと、楽しみにしていて、調べていて辿り着きました。
閉店されていたのですね!凄くショックです。
お店の雰囲気もガツガツしてなくて好きでした。
また、違う形でもいいので、美味しいラーメンを食べさせて下さい!と、切に願います。