そしてあの子の事
昨年のFTON代々木は関ジュ東征とゆう超目玉があってそれなりに張り切れたのだが、中途半端なまつたけ公演や思わせぶりな日付の仙台でがっくり消沈し、師走の丸コンで底を打ち、横アリも完全浮上しきれないまま年末を迎えた。
で、否応無しに一つのピリオドを伴って年が明けた。
今回の公演が久々に「あー 楽しかった」で終われた理由の半分はそこにある。
ピンクの存在は公式情報から登録抹消された。
一旦ケリがついた以上、もはや待っても仕方がない。
おっとここで
かへるコノ薄情野郎!!とは思わんで欲しい。
やきもきしながら待つのは、といふ意味だ。
「7人組」と「研修生」に分かれた今、何の前置きもなく復活足し算が行われる事態を全力で警戒する必要は無くなったのではないか。
そんなものはハナっから不要だよと仰る向きもいらしたのは存じあげている。が、昨年までのコンサートでは、この瞬間にもぴろきが現れるのではないかと常に焦り、祈り、望み続けていた。ステージに並ぶ人数を数え、セットの至る場所に桃色を探し、埋め込まれた暗号のように彼の痕跡を見つけては、幻になりかけたぴろきを取り戻そうとしていた。
・BAD団に悪い薬を飲まされ
・公園で大暴れしているところを
・∞レンジャーが保護
・元は∞シティの住民と知れて
・涙の合流劇
そんなシナリオをいくつも懐に忍ばせながら∞コンを《ただ楽しむ》のは激しく困難だ。
頭の中で、ステージ上にぴろきの為のスペースを創出しようとしているのだから、彼のパートを他メンに歌われるとやたら癪に障るし、悔しい。
今後どんな突飛な展開になるのか、あの事務所だからして保証の限りではない。
「研修生」が関ジュ城公演の有象無象に混入するかどうかも予測不能だ。
が、これから出る∞アルバムや全都道府県ツアーに対して《ベッドの下に何かいる》と疑う余地はもうないであろう。
…もしかしたらそんな余地などハナっから(略)
時が満ちれば、あの子は正面のドアから帰って来る。
はず。
当たり前だが私は8人に戻ることを信じている。
彼らにはeightでいる権利がある。
われわれはeighterでいる権利がある。
内博貴は戻るべきだ。
戻って本物の『無限大』を歌うべきだ。
must come back for a little more.
-了-