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アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

本当のスタートライン

2022-08-26 23:10:43 | 学び
公認心理師の資格試験に合格できた。
ネットに発表された合格者番号を見るときには、さすがにちょっと緊張した。
何度も確認をしたけれど、やはり合格通知書が届くまでは、なんか半信半疑でもある。

さて、この試験を受ける経緯を記そう。
今の職は、教育支援関係で、昨年度で5年勤務したことになる。
これは、公認心理師の受験資格の中に現任者枠というのがあるのだが、これをちょうど満たす最低経験年数にあたる。
たしか一昨年だったか私は、この条件を満たしそうなことを知った複数の知人に、この資格試験の受験を勧められた。
とても責任のある資格を得るための試験をむやみやたらに人に勧めることはあまりないだろうから、そこは私をよく思ってくれてのこととありがたく受け取って、挑戦してみようと心に決めた。
傍から観れば、還暦が手の届くようなほぼ素人の無謀な挑戦と思えなくもない。
けれど、未来ある人たちに、こうしてもがきながら努力して生きている大人の姿を見てもらい、そこから何か思うことが一つでもあれば、それはとても価値のある挑戦と考えた。
だから、関わりのあった子供たちには、そのいきさつと勉強の進捗状況を含め伝えて、ヘタレおばさんが挫けないように応援して欲しいと応援を取り付けた。
そして、この現任者受験ができる最終試験が、今年の7月に行なわれ、私にとって最初で最後の受験機会であった。
半ば強引、泣き落としとも言えるかもしれない応援を支えとして、1年半の受験勉強、4時間に及ぶ試験をやり果せたのだ。
こうしてどうにか合格をもぎ取ったようだが、果たしてこれで勉強から開放されたわけではない。
実はここからがスタートなのだ。
ほぼ現場の、実地経験しかない私は、論理的支柱が非常に弱い。
また、今の職場での経験しかないのも、私を不安にさせる要因でもある。
世界を広げなくてはならない。
どんなに学び、経験を積んでも、これで万全になることはないものだけれど、自分の未熟さが対応する人に不安を与えるのはよくないだろう。
人の心が穏やかで過ごしていける手伝いをよりよくできるために、さらに学びを深めていきたい。

もっとも、私自身が自分を大切にするためにも、芸術への情熱を絶やさないように、心を躍らせながらささやかなものでいいから創り続けるのはいうまでもない。


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