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イビサ島へ行きたい 古代フェニキア人を尋ねて

2017-03-27 23:03:14 | 街たち
テレビで見た世界遺産は、古代フェニキア商人がその足跡を深く刻んだ地中海に浮かぶ島、イビサ島だった。
近年イビサの代名詞になっているのは、ハウスやテクノなどのダンスミュージックと巨大なクラブハウス。
音楽の広いジャンルにわたり大方聴くけれども、どうもダンステクノ系のダンスミュージックはなじみが浅い。
だから、イビサ島に求めるのは、美しい海と古代の遺跡だ。
レバノンあたりからレバノン杉を元にして地中海を交易で渡り歩き、アルファベットの基礎を作りながらも自分たちの記述はほぼなされなかった不思議なフェニキア人。
しかも、かなりな技術集団で、貝から貴重な紫の染料を抽出して布を染めたり、塩田を造り塩を生成したり、岩盤を穿って造った天然のプランターでぶどうを栽培してワインを醸造したりなど、物を右から左へと運んで利益を上げる商人とは違う。
ちょっとミステリアスなフェニキア人、国家を持たず、神話を作らず、風のように地中海と時代を駆け抜けた彼らは、とても魅力的だ。
また、透明度の高い海、石灰質の白い岩盤、青い空、豊かな自然も心躍る。
ここも、私の行って見たい憧れの場所になったようだ。



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