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いささか落胆、「日曜日はダメ!」がダメになる!?

2013-11-04 12:00:27 | つぶやき&ぼやき
基本、フランスでは日曜日の営業活動は禁止されている。
観光地や人口密集地においてならば、小売業は営業できるが、従業員に出勤を強制することは禁止され、出勤者には5割り増しの賃金を払わなくてはいけないという高いハードルがある。
この法律は、カトリックの影響が強いこの地で週に1日、昼食を家族でとることを目的とし100年ほど前に制定された。
しかし、時代の流れに伴って、労働者側に今では日曜も働きたいという要求が高まってきたらしく、この法律を改定する動向だ。

経済的に困難なのは同情できるが、経済よりも家族などの関係を重視してきたその心の豊かさは、気概はどこへ行ってしまったのかと落胆する。
これでは、世界中同じ原理でもって人が、生きて動くしかなくなるのではないか。
欲望のストッパーは、粉砕されてしまうのだろうか。
確かに、霞を食って生きていけるほど、生きることは容易くない。
それでも、なにか意地を張って、欲望増幅装置に堕落しないためのなにかが必要ではあるまいか。
フランスが、聖人君子、清浄な国などと露とも思わないが、見栄をなくしてはならないと思うのだ。

もしこの風潮が、バブルを体験したあとのフランス人の心境の変化だとしたなら、人間にとってバブルとはなんという試練なのだろう。
悪魔の誘惑ではなくて、神の下した苛烈な試練だと思わないではいられないのであった。

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