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アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

本が遠のいていく、老いというもの

2017-02-18 23:43:02 | 本たち
老眼となって、ちょっとした合間に本を手に取ることが難しくなった。
エッセーとか短編はいつも数冊用意して、本腰入れて読書に取り掛からずとも、いつも本は私と共にあった。
いまも私を待つ本が、そこここで手招きしている。
先ほどインフルエンザで療養しているときも、ガルシア・マルケスの「エレンディラ」の呼びかけに、私は応じることができなかった。
確かに気がかりなことをいくつか抱えていて、心に余裕が無い。
けれども、結局のところ、自分の老化に負けているのだ。
メガネが合わないとか、かけ慣れないとかの理由など、取るに足らない。
老いは、体ばかりではなく、心にも確実に及んでいる。
「まさか、自分がこうなるとは思っていなかった」と陳腐な言い訳をしてしまう。
だから、私はそんな自分に抗っていこう。
できるだけ、本と離れないでいよう。
古き友である本、これからもずっと一緒に私と歩んでおくれ。


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