rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

雨もういらん、と、惜しいことをした

2019-11-24 23:28:19 | 生き物たち


今朝、キッチンから見える棟に、庭のスズメが身を寄せ合って止まっていた。
冬の雨の冷たさではないけれど、細かな雨粒が絶え間なく吹き付ける天気に、困っているのだろうか。
こんな雨の日は視界が悪く、車の運転もしにくくて、なるべくなら家で家人とお茶など飲んでいたかった。
しかし、大切な用事があり、どうしても出かけなくてはならない。
どうせならとついでに、巷でうわさになっているブラックフライデーで込み合う大型ショッピングモールへと足を延ばした。
正午近く、もちろん既存の駐車場に停められるなどありはしないから、臨時駐車場に車を停める。
買い物が終わった頃も、まだ雨は止まない。
駐車場近くの横断信号のところで信号待ちをしていると、縁石のところに不自然な明るい色がついているのを見た。
目を凝らすと、それはどこも傷ついていない完璧なフォルムをした蛾 オオミズアオが止まっていた。
肉眼で見たのは初めてだったから、かなりの興奮モノだ。
ただ残念なことに、いまだにガラケーを使っていて、レンズが傷だらけで写真を撮ることなどありえない。
滅多にないチャンスをみすみす見逃してしまった。
しかも、両親も一緒にいたのに、気がつかず頼み損ねるという失態。
あとから残念な気持ちが湧いてくるが、ときすでに遅し。
その蛾にとって迷惑にしかならないにしても、緑白色の優美な姿を、写真に撮りたかった。
雨はもう十分でいらないけれど、この雨が降っていなければオオミズアオに出会えなかったとも考えられるので、物事は多面的な要素を持っているのだと納得するしようか。





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