rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

ありがたや魔法瓶

2015-02-13 23:21:44 | モノたち
魔法瓶、なんて素晴らしい物なんだろう!
沸騰したお湯を入れておくと、12時間は熱いお茶が飲める。
どこへでも持ち運びができる。
電気ポットもよかったけれど、電動ポットになってからはお湯を注ぐときも電気の力を借りなければならなく、不自由な思いをしていた。
面倒になって、仕舞われていた花柄の魔法瓶おそらく30年物を引き出して使い出すと、断然その優れた機能を再発見して、今もお世話になっている。
そのうちもう一つ魔法瓶が欲しくなって、大容量のステンレス製保温ポット
を買い求めたけれど、今時期のように冷え込む日には4時間もするとお湯はぬるくなってしまいおおいに不満が募るのだ。
だから、しょっちゅう沸かしなおしをしなくてはならない。
えっ、結局その場だけ熱湯を移動できる容器なの!?
もしかすると、内側がガラスのしっかり真空断熱効果のある、あの魔法瓶はもう作られていないのだろうか。
量販店のポットコーナーで探してみたならば、置いてある物全て内側もステンレス製ばかりであった。
よくあることだけれど、ポットをめぐる流れの中で、物というものは進化するだけではないことを実感した。
何でも変えるばかりが能ではなく、優れた物は継承すべきであると、本物のものづくりというものを考え直してはいかがだろうか。