rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

ピンクの朝焼け

2014-09-04 14:21:50 | 空・雲・星・太陽たち




今朝5時に起きたなら、雲がピンク色に染まっていた。
久しぶりに見た見事な朝焼け。
思わずカメラで撮ったけれど、この色でいたのはせいぜい10分程度、刻一刻と変わりゆく空の色を、朝の支度をしながら眺めていた。
やがてピンクの色は薄れていき、オレンジ色から薄い黄色へと変化して、そのうちにまばゆい太陽の光が目を射抜くようになる。
雲も形を見る間に変えて、朝焼けの痕跡を消し去ってしまった。
今はすっかり白灰色の雲が空を埋め尽くし、時間の感覚を狂わせている。
カラスたちは間延びした鳴き交わしをしていて、忙しないのはセミたちだけだ。
これも時間が止まったような錯覚を起こさせる要因なのか。
そもそも今日のこの非現実感は、あの朝焼けから始まっていたのかもしれない。
ほら、こんなにピンクで禍々しい。