rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

今回は、小さい人と手作り餃子

2012-11-07 22:44:09 | 随想たち
昨日、小さい人と皮から手作り餃子を作った。
事の成り行きは、小さい人を迎えに行ったついでに店により、餃子の皮を買おうとした。
あいにくと20枚入り一袋しか置いていなく、困っていると、小さい人が「手伝うから、皮から作ろう」と提案。
いささか面倒な気もあったが、小さい人の申し出をありがたく受け入れ、家に着くとすぐさま餃子作りに取り掛かった。
小さいアシスタントは、手をきれいに洗い、必要な材料や調理器具を用意する。
小麦粉を捏ねるのは一苦労なので、今回は私が受け持ち、小さい人は粉を振りいれる役目。
どうにかこうにか生地を作り、丸くまとめて寝かせる。
次に、餡作り。
長ネギのみじん切りに挑戦する小さい人。
ネギから飛び散る汁が目に沁みて、目には涙を浮かべている。
「料理をするのって、何かと大変なんだね」と、ぽつり。
塩をしたキャベツのみじん切りの水分を絞り、餡を捏ねるのもやってみる。
そして、餃子を茹でながら、箸や皿などの用意もこなし、途中味見と称して茹でた手餃子を頬張るオプションもついて、最後まできちんとやり遂げた。
茹で上がった餃子を食卓に運んできた、小さい人の顔は、満足そうな表情を浮かべている。
時には、こうして子供と一緒に手間のかかる料理を作るのもいいものだ。
こちらも助かるが、子供も食べ物を作ることで、その労力と食べ物の大切さを実感できる。
自分で口にするものを自分で作れること、人に作ってあげられることはすばらしい。
生きていくうえで、食べることは欠かせないのだから。
男女問わず、料理ができるということは、生きる基本なのではないだろうか。
これからも、小さい人と料理を作る機会をたくさん持とうと考えている。