rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

温もりのあるリュート音楽

2012-11-01 15:47:01 | 音楽たちークラシック
<object width="420" height="315"><param name="movie" value="http://www.youtube-nocookie.com/v/KmI06vPfpq4?version=3&amp;hl=ja_JP"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube-nocookie.com/v/KmI06vPfpq4?version=3&amp;hl=ja_JP" type="application/x-shockwave-flash" width="420" height="315" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true"></embed></object>
English Lute Music of the Renaissance (c.1550-c.1630)

リュートの音色は、ギターの音よりも典雅な響き。
リュートのフォルムは、琵琶と通じる。
元はアラビアが起源とされ、ヨーロッパに渡ったものがリュートで、中国を経て日本に渡ったものが琵琶となる。

やさしく女性的な音色のリュート音楽は、ボリュームを控えめにして流し続けていたい。
心深くリラックスするための、気の長い導き手になってくれるだろう。

この音楽動画の中に、イギリスの古曲グリーンスリーブスGreensleevesが収録されている。
哀愁漂うこの曲にきちんと出会ったのは、高校生のとき英文法の授業で。
エルキュール・ポワロよろしく、黒髪をポマードで撫で付けた先生が、文法の授業に取り入れた休息の時間。
そのときは、女性のコーラスが歌を歌っていたのだが、バックに流れる楽器の音はリュートのものだった。
イギリスの冷涼な緑の外地に吹き渡る風が、女のドレスをはためかせるイメージがわいて、強く記憶に刻み込まれた。
先生には申し訳ないが、英語の出来が芳しくない生徒の頭に深く印象つけた授業であった。

話はだいぶ横に逸れたけれども、リュートの穏やかな響きは、昔の記憶を浮かび上がらせてくれる効果もある。

これからも、特に古曲に中心に、リュートの音楽を見つけていきたい。


ロセッティ My lady Greensleeves