robo8080のブログ

ロボット製作や電子工作など。

Android端末のUSBホスト機能を使ってmbedで”RPC Over Serial”の実験

2012年12月09日 | mbed LPC1768

 Android端末とmbedをUSBシリアルで接続してRPC(remote procedure call)の実験をしましたので、その手順をまとめてみました。

 この記事は、ある程度Androidやmbedの開発経験がある方を対象にしていますので、ツール類の操作方法の細かい説明は省略しています。

1.必要なもの

 ・mbed側

(1)mbed NXP LPC1768

  mbedを初めて使う方はこちらをどうぞ。

  

(2)”RPC Over Serial

 mbedのUSBシリアル経由でRPCを使えるようにするプログラムです。

 mbed RPCの日本語解説はこちら

 ・Android端末側

(1)USBホスト機能が使えるAndroid端末

 私が動作確認したのは "Google Nexus7" です。

(2)USBホスト変換ケーブル

 私が使用したのはこれ。

 iBUFFALO USB(microB to A)変換アダプター ブラック BSMPC11C01BK

(3)”Android USB Serial Monitor Lite

 Android端末のUSBホスト機能でUSBシリアル通信をするアプリです

 

2.mbed側の準備

(1)”RPC Over Serial”のインポート

 ”RPC Over Serial”をコンパイラにインポートします。

 

(2)コンパイル&ダウンロード

 コンパイルしてmbedにダウンロードしておきます。

 

3.Android端末側の準備

  ”Android USB Serial Monitor Lite”を端末にダウンロード&インストールしておきます。

  

 

4.実験手順

(1)USBホスト変換ケーブルを使って、mbedをAndroid端末に接続します。

 

(2)”Android USB Serial Monitor Lite”を起動します。

(3)このように聞いてくるので”OK”を選択します。

 

(4)メニューから”Open Device”を選択します。

 

(5)RPCコマンドを送信します。

   /DigitalOut/new LED1 myled

   /myled/write 1

  と送信すると、mbedのLED1が点灯します。

 

 

  続けて

   /myled/write 0

 と送信すると、mbedのLED1が消灯します。

 / だけを送信すると、使用可能なオブジェクトの一覧が表示されます。

 

 

5.自分で作った処理をRPCで呼び出したいときは。

 ここが参考になります。

 

6.自分でUSBシリアルを使ったAndroidアプリを作りたいときは。

 ここが参考になります。

 

― 以上 -


参考にさせていただいたリンク

AndroidのUSBホスト機能でArduinoとシリアル通信する

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。