よくぞ生きていてくれた そして別れ
「冬眠を終えた日」
モンキチョウを自然に帰すことができました。一昨日と昨日、蝶が1匹ではありますが
庭を盛んに飛び回り、時にはモンキチョウを置いていた廊下のガラス戸までもやって
きました。その様子を見て昨日のブログに書いた砂糖水を冬眠中のモンキチョウにや
る考えが変わり、自然に帰してやることにしました。箱の中では今日も横たわった侭
でしたので軽く掴んで庭に植えた菜の花の葉の間に置きました。勿論、陽がふんだん
に当たっている場所を選びました。それは午前8時ころですが正午頃に観察しますと
蝶はちゃんと、立ち上がってしっかりと葉を掴んでいました。横たわりは何の意味だっ
たのでしょうか。当初は気づきませんでしたが、冬眠明けの姿を写真に記録すること
に思いが至りました。昨年12月21日に保護(?)し部屋の中で過ごさせた79日間、よ
くぞ生き抜いてくれました。それも飲まず食わずで。朝夕に声かけをしたことが報われ
たような感じがしています。そして、午後1時前、別の場所で作業中の私の目の前を
何か黄色いものが速いスピードで横切りました。私は直ぐに菜の花を確かめに行きま
すと私が置いたモンキチョウの姿はありませんでした。自然に帰す時期が近いことは
私も悟っていましたが、それが今日、突然に訪れようとは予想だにしていませんでした。
何処へ、誰の元へ帰って行ったのでしょうか。また、私の前を通るとは何という不思議
でしょうか。もしかすると、別れを告げたのかもしれません。朝夜の声かけが1つ、無く
なったことに少し、寂しさを感じています。
ヒヨ鳥の例
以前、ブログにも書きましたがあるとき、我が家の直ぐ近くの路上でヒヨの子どもを拾い
ました。我が家へ持ち帰り台所のザルを被せて座敷に置き一夜を過ごさせました。子ど
もはしきりに泣き続けましたがそれを聞いたのでしょう親鳥と思える鳥が座敷の中まで
入ってきました。しかし、鳥はどうすることも出来ません。私は子どもをザルから取り出し
て近くの樹木に置きました。少しの時間が経ってからみるとヒヨの姿はありませんでした。
親鳥が連れ帰ったのだと思いました。その後、ヒヨは頻繁に我が家を訪れるようになりま
した。おそらく同じヒヨだと思います。このことを思うと、今回の別の蝶が2日間に亘って
我が家に来たのもモンキチョウと何か、関係あるかも知れません。
4度の来訪、4度の部屋入り シジュウカラ
昨日昼過ぎ、2羽のシジュウカラが来ました。この時、1羽は巣箱の中への出入りを4回繰
り返し、入り口付近を嘴でつついたり箱の上部から下部までの様子をじっくりと観察したりし
ていました。もう1羽は周辺の樹木間を飛び回っていました。滞在時間はかなりの長さで充
分に私達を楽しませてくれました。他に3回もやってきました。今後に期待が持てそうなこと
から急いで撮影場所の整備に取りかかりました。メジロに比べて人に対する警戒心が強そ
うですので慎重さが特に求められるような気がしています。
シジュウカラに対する備えのこともありメジロ撮影は昨日の午前でピリオドを打ちました。餌
台も片付けました。この2日間ほどはメジロがやってくる回数が減少し且つ、滞在時間が極
端に減ってきていました。梅などの開花が影響しているのかも知れません。シジュウカラへ
の乗り換え時期が来たのかも、と思っています。なお、昨日は面白いこともありました。これ
まで1度も巣箱へ行ったことがないメジロが、シジュウカラが中に入っている巣箱の出入り口
の所に止まり続けました。餌場が巣箱に移されたとでも思ったのでしょうか。