クーチミラン

根を、張るときと花の咲くとき

皇居勤労奉仕、再び。私にとっては最後  その4

2018年05月18日 | ブログ
「賢所」(宮中三殿)敷地内での作業
「賢所」敷地内へ初めて案内されました。天照大神が祭られている「賢所」、歴代天皇が祭られている「皇霊殿」、そして「八神」と「天神地祇」が祭られている神殿の3つが在ることから「宮中三殿」とも称されるそうです。前回は塀越しにそれらの屋根だけを見て説明を受けましたが、今回は具体的な作業が用意されていました。そこは私達の団体のみでの担当でした。最初は全員で草取りに従事し、休憩後は男女別々となって草取りは女性群が担当しました。男性群は白石が敷き詰められた庭に専用の用具を使って筋を立てる作業でした。京都のお寺などでよく見かける石庭のあの、模様です。ただ、曲線は描かず石庭全面を直線に仕上げました。1本の筋の長さが50mほどはあったでしょうか、それを筋が曲がらないように作っていかねばならないことに全員が相当の力と神経を使っていました。しかも使用の用具は木製とは云えその役割を果たすため相当の重量がありました。最終的にはごく一部に隙間が出来、補正を必要とする所が発生しましたが何とか終了させられました。対象の面積はどれほどだったのでしょうか。筋立てでは、髪を解く櫛のような物に長い柄を取り付けた用具(全体の形はグラウンドを整える為の所謂「トンボ」と称される物と同じ形)を使いました。両手で柄を持ち左右均等の力で後向きで曳いていくのですがその時、柄の先端は臍付近に当てることが重要でした。柄を持つ両手が左右均等の力でないと真っ直ぐに筋を作れませんし、柄を身体の中心(臍)に置かないとこれまた、筋は曲がって仕舞います。「賢所」は通常、一般人は立ち入らない所だと思いますので私達が作った石庭の姿は当分の間、残り続けるのではないでしょうか。

皇太子殿下「お会釈」 赤坂御用地での清掃
奉仕4日間の内、1日間は赤坂御用地となっています。皇太子殿下の「お会釈」もありました。此処では皇太子殿下住居の前庭に全団体が並んで、直ぐ前の玄関から出て来られるのを待ちました。やはり此処でも私達の団体が先頭で、「お会釈」も1番に受けました。赤坂御用地は「園遊会」が催される場所でもありますが、その当日は現地に到着した人から自由に拝謁の場所を選べるとのことでした。しかし、TVなどマスコミを通して観る両陛下と会話する有名人が立っている位置はマスコミ側が宮内庁に要望して決められたものだそうです。納得!!

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