森の徒然草

フローリングキズ補修、建材キズ補修のリペアマスター・森の思索や雑感を日々綴った日記。

形見の家具をリフィニッシュする

2019-07-12 | 日記

知人のお母さまが亡くなり、愛用されていたサイドテーブルを捨てるのが勿体ないので綺麗にできないか、という相談を受けました。

天板には何か置いていた跡が。これをどう扱うかが今回の作業の一番大きなポイントです。

天板は集成材だったので、リフィニッシュ(塗膜を剥離して再塗装すること)してみることに。剥離剤とMade in 〇△の超便利スーパーケレン、通称「がりがりくん」で、表層の塗膜を剥離します。

さらに染み抜きを試みますが、どんな薬品を使用しても、削りに削っても、メインの染みは消えませんでした。

意固地になって、染みがなくなるまで削るか・・・。迷いましたが、これは思い出の品。残っても良い染みだと思ったのです。下の写真が天板再塗装後のもの。

うっすら染みが見えます。

正面はキズや穴などを補修しました。

作業後。

今この家具は、ふたたび日常の用に役立っています。天板に今も薄っすらと残った染みは、永年愛用されていたお母さまが「私を忘れないでね。」と語りかけているようです。

私が勝手に思っているだけですが。

勿論、無料でのご奉仕です。これで日曜日の午後が二回つぶれました(笑)。

 

コメント
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