「身の丈」経営,「身の程」人生

身の丈,身の程を知って生きる・・・・・

トイレ掃除提唱者-鍵山秀三郎さんの唱える凡事徹底-

2019-10-25 18:47:47 | 「身の丈」経営

  ローソン http://www.lawson.co.jp/ の竹増貞信社長は,トイレ掃除の重要性をアピールしている。10月9日の2020年2月期第2四半期決算発表会見では,「笑顔の接客とトイレ掃除を徹底的にすることで,お客さまに気持ちよく店舗を利用していただく」という趣旨の発言をしている。竹増社長は店舗の実情を確認し,オーナーからさまざまな要望を聞き取るため,年間約500店舗を訪問している。店舗を訪れた際は,まずトイレに向かい,自ら掃除をすることもあるという。

 トイレ掃除の提唱者は,カー用品チェーン 「イエローハット」の創業者・鍵山秀三郎さんである。氏が創業以来続けている「掃除」に多くの人が共鳴し、近年は学校教育の場でも掃除運動が広がっている。その鍵山さんの「凡事徹底」という言葉もよく知られており,多くの人の共感を呼んでいる。さらに鍵山さんは,平凡なことでも長く継続していくことによって,それが大きな力となり,やがては「非凡」 の域に達するともいっておられる。また,「十年偉大なり,二十年長るべし,三十年歴史なる」という言葉で,継続の大切さを強調されている。

 

凡事徹底-鍵山秀三郎
  source:http://www.kagiyama-souji.com/category/1687393.html

私がいままで歩いてきた人生をひと言で表現すると,「凡事徹底」。
つまり「誰にでもできる平凡なことを,誰にもできないくらい徹底して続けてきた」ということに尽きます。
人が見過ごしたり,見逃したり,見捨てたりしたものをひとつひとつ拾い上げ,価値を見出す。
やれば誰でもできる平凡なことを徹底して,そのなかで差をつける。
そんな信念を持って,いままで生きてきました。
ともすると人間は,平凡なことはバカにしたり,軽くあしらいがちです。
難しくて特別なことをしなければ,成果が上がらないように思い込んでいる人が多くいます。
そんなことは決してありません。
世の中のことは,平凡の積み重ねが非凡を招くようになっています。
いつも難しくて大きなことばかりを考える人は,失敗したり続かなかったりして元へ戻ってしまうことが多いものです。
できそうにない特別なことばかり追いかけるよりも,誰にでもできる平凡なことを少しずつでも積み重ねていけば,とてつもなく大きな力になることを知るべきです。

平凡なことを徹底して続ければ,平凡のなかから生まれてくる非凡が,いつかは人を感動させると確信しています。

◆鍵山秀三郎さんの経歴
 昭和08年08月 東京市麹町区(現・東京都千代田区) 18日生まれ。血液型A。
             父:孝三郎、母:かなゑ。三男二女の末っ子。
昭和27年03月 岐阜県立東濃高校卒業(疎開先)。一時期、中学校の代用教員。
昭和28年12月 デトロイト商会入社。
昭和34年02月 1日、結婚(妻:啓子)。
昭和36年07月 同社専務取締役退任。
昭和36年10月 東京都千代田区麹町にローヤルを個人創業。
昭和37年03月 ㈱ローヤル設立、代表取締役社長就任。
昭和42年06月 東京都千代田区三番町に本社移転。
昭和50年11月 直営店舗1号店として、イエローハット宇都宮南店をオープン。
昭和51年08月 東京都大田区北千束に本社移転。
昭和53年04月 関東物流センター開設。
昭和62年00月 「ローヤル三番町ビル」建設。
平成元年00月 関東物流センター改築。中部物流センター開設。
平成02年12月 21日、株式店頭公開
平成03年06月 1日、ベストファーザー賞(経済部門)受賞
平成03年10月 F1参戦(チームロータス)日本GPスポンサード
平成04年12月 創立30周年、イエローハット200店舗達成。
平成05年00月 Jリーグ協賛(「鹿島アントラーズ」スポンサード)。
平成07年06月 西日本物流センター開設。
平成07年12月 東証二部上場。
平成09年09月 東証一部上場。
平成09年10月 社名を㈱イエローハットに商号変更。
平成09年00月 東京都知事表彰受賞(障害者雇用優良事業所)。
平成10年06月 同社代表取締役退任、取締役相談役就任。
平成13年03月 東京都目黒区青葉台へ本社移転
平成20年06月 取締役を辞任。

 

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 ┏━┓                    
 ┃┃ トイレ掃除運動  
 ┗━╋…──────────────────────────────
 "トイレ掃除運動"は,車用品販売会社「イエローハット」の創業者で、同社の相談役である鍵山秀三郎氏が創業時から実践してきた素手によるトイレ掃除を原点とする。掃除による社員教育で社風を変え、会社を成長させた経験を広げようと、1993年、トイレ掃除を実践している企業人らと一緒に、「全国掃除に学ぶ会」 http://www.souji.jp/  を岐阜県で開催。その後、トイレや街頭を清掃する「掃除に学ぶ会」を立ち上げた。同会のホームページによると、2000年には第一回日本を美しくする会全国大会が開かれ、1200人が参加している。「日本を美しくする会」は2007年、NPO法人になった。

 "トイレ掃除運動"について,朝日新聞記者杉原里美氏は,自身の著書『掃除で心は磨けるのか』で,懐疑的・批判的な見解を示している。そこで,この運動の意義や是非を私なり考察する。まず,提唱者の鍵山秀三郎氏の著書『掃除で心は磨けるのか』から,鍵山氏の説く掃除の意義,その「志」に迫っることとした。

凛とした日本人の生き方』-鍵山秀三郎著

  教育の原点  p13~14

 掃除の時間に教師が職員室でタバコを吸って雑談をしているような学校で、掃除を真剣にやる生徒が育つはずがありません。生徒に同情されるくらい懸命に掃除に取り組む教師の後ろ姿が、子供たちの心を開かせるのです。経営も同じです。
「社員が育たない」と嘆いている経営者は、社員から気の毒がられるくらい一心不乱な経営姿勢を自分は持ち得ているのか、省みることから始めるべきでしょう。
 私は一年三百六十五日、休みなく先頭に立って仕事をしてきました。それだけではなく、いかにして社員の心を穏やかにし、正常な社会人になってもらえるかに努力を注ぎました。いろいろなことに取り組みましたが、中でも創業以来、徹底してきたのが掃除です。掃除の意義を理解してもらうために率先垂範をし続けました。しかし、最初は熱心でも、少し会社の規模が大きくなると、率先垂範がおろそかになりがちの人が多いのです。私の心の支えとなったのは、両親の後ろ姿でした。
       
  名教育者の芦田恵之助先生の言葉に「自己を教育するは、他を教育する最捷径(さいしょうけい)である」とあります。自分を育てることなくして人を育てることはできないと 気づくことから、本当の教育は始まります。

 よい社風が会社を強くする p60~61

 ある小学校で掃除実習を終えた後、参加した児童の一人がこう言いました。
 「なんだかトイレが広くなったなあ」
 掃除をしただけで、スペースを拡げたわけでも照明を増やしたわけでもないのに、トイレが明るく、広くなったように感じられる。これは徹底した掃除によって、そこに充満していた「悪い気」が除かれ、「よい気」が発散されたからです。
 「元気」「根気」などの言葉に含まれる「気」は、生命の原動力であり、活力の源泉として、人間の行動や生活に大きな影響を与えます。
 汚いものは悪い気を発散して、悪者を招き寄せます。きれいに掃き清められた伊勢神宮や明治神宮に悪者がたむろしているということを、問いたことはありません。悪いことは、いつも汚いところからはびこるのです。

 大きな努力で小さな成果を p78
 
 「大きな努力で小さな成果を」
 学歴も知識も、技能もない私ですが、ただ人生でこれだけは信念を持って実践してきました。こう言いますと、多くの方が怪訝な顔をされます。「逆ではないのか」と言われるのです。

 問題から逃げない p108~110

 避けられない問題を受け入れ、本質に近づいて解決を図る。それがリーダーの役割です。
 平成二十六年、心ある教師の方々を対象にした会を始めました。毎回、必ずトイレや街頭の掃除実習を行います。
 ある時、トイレの横にある自動販売機のゴミ箱のフタを開けたところ、缶以外のものも詰め込まれていたため、中身を全部取り出して、分類しました。すると、その様子を見ていた教師のお一人から「なぜ、わざわざそんなことをやるんですか」と質問をされました。
 私は答えました。「ここには入れてはいけないものが入っている。これは問題ですよねア フタのしてあるものには問題が隠れています。それが見えているから、私はフタを開け、問題を撤去しているのです。教育の現場はこれと同じです。
目の前の問題から目を背けているから、よくならないのです」と。たとえフタがしてあっても、中がどうなっているのか、見えないものが見える人間にならなければ,よい教師にはなれません。経営者も同じです。
 

 

 
掃除で心は磨けるのか (筑摩選書)
杉原 里美
筑摩書房
   
凛とした日本人の生き方
鍵山 秀三郎
モラロジー研究所
 
       

 

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