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瀬戸内寂聴 作家生活67年の軌跡・2-「女の小説家として生きる」-

2019-03-12 00:14:40 | 女ぷり

  瀬戸内寂聴 ---文学まんだら、晴美から寂聴まで (文藝別冊/KAWADE夢ムック)

 瀬戸内 寂聴さん97歳。作家生活69年を迎えた。-1950年12月12月,「青い花」が「少女世界」に掲載され,初めて原稿料を手にする。-

 寂聴さんの人生の転機,そして文学の出発点は,「壊す」にあったと言えよう。それは戦争中1943年の結婚とその後(1950年)の離婚である。もう一つは,51歳(1973年)のときの出家である。この二つの出来事をしでかすことによって,いままで自分が持っていたものを投げだしている。その行為は,これまでの自分の考え方を「壊す」ことに他ならないのである。

 なぜ,出家したかについて,寂聴さんは「文藝別冊 瀬戸内寂聴」(2012年9月発行)で,次のように語っている。
四十代後半になって、いまの生活がいやだ、と思うようになった。あまりに忙しかったんですね。そのころは仕事がいくらでもきました。いやな言葉だけれど、要するに 「流行作家」です。新聞を開くと、いつもどこかに名前が出ている、というように。そういうのが、なんだかとてもいやになった。小説というものは、言葉は悪いけれど、コツを覚えればいくらでも書けます。でも、それでは喜びがない。だから「ちょっとちがうんじゃないかな」と。
 小説を書くのは好きだからやめようとは思わないけれど、同じような作品をいくつ書いてもしょうがないじゃないか、と。私は教養も低いし才能もないから、自分を改革しなければいけない、と思った。そうじゃないといいものは書けないと思ったんです。だから、とにかく自分を変えようとしました。男もいたけれど面倒くさくなった。だから「それもいらん」と。(出所:5ページ~6ページ)



 

  いのち

 

ガンと心臓の病に襲われ、痛切な“老い”に直面した私。脳裏に蘇るのは、
70年近い作家人生で出会った男たち、そして筆を競った友の“死に様”だっ
た―。ただ一筋に小説への愛と修羅を生きた女の鮮烈な“いのち”を描き尽
くす、渾身の感動作!

  瀬戸内寂聴著 講談社刊 ¥ 3,132

 

--瀬戸内 寂聴(せとうち じゃくちょう,1922年(大正11年)5月15日 - ):天台宗の尼僧。俗名晴美。京都府在住。

僧位は権大僧正。1997年文化功労者、2006年文化勲章。徳島県立高等女学校(現:徳島県立城東高等学校),東京女子大学国語専攻部卒業。


 女の小説家として生きる  瀬戸内寂聴

  著書『いのち』(講談社,二〇一七年)の最後にあり,本の帯にもあってすごく印象的な一文があります。

Q)寂聴さんは,常々「あの世から生れ変っても、私はまた小説家でありたい。それも女の。」といっておられますが,。それに関してお聞きしたいんです。「作家」ではなくて,「小説家」。それにはどういう背景がありますか。

 瀬戸内) 作家と言うと偉そうで、作家先生っていう感じがするじゃないですか。小説家って言うと,、作家より気やすいって言うのかな。そんなに敬われるほどのものじゃないという感じ。

 

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作家
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