(社)RJAV被災動物ネットワーク  Rescue Japanese Animal Victims 

被災地・殺処分・虐待からの犬猫保護施設。ご支援で一頭一食を!必達・人と動物同行避難

愛護法。ボクはゴミ最終処分場の檻に棄てられたんだ・・。

2014年06月08日 | お知らせ&活動報告

飼い主はこの子を、「ゴミ最終処分場」に連れて行き
ごみ用檻の扉を閉じて、立ち去りました
・・

殺処分寸前でも引取り手がなく、RJAVに依頼があり、
引き受ける事にしました
羽田に迎えに行きました。


【経緯】

4月12日、鹿児島県内の動物ボランティアAさんが発見

・・飼い主は、わざわざ「ゴミ最終処分場」に

この子を連れて行き、ごみ用の檻の中に 

扉を閉じて 立ち去った・・あとを追わないように。

その冷たい気持ち・・他に方法はなかったのでしょうか?

なぜ、こんな良い子に酷い仕打ちを・・

まったく、咬むことも、威嚇もしない子です。

佐藤 厚子さんの写真

ゴミしかない場所に、信頼していた飼い主に置き去りにされて、

その後ろ姿を見送る・・。

どれだけ心細かったでしょう。後を追ったに違いありません。

この子を、「ゴミとして処分しろ。」という意志があっての

行動と思われます。

一緒に生活し、可愛いと感じた瞬間もあったはず。

どこで、このような選択をしたのでしょうか ?

その後、この子は惨めで、不安な日々を2ヶ月近くも過ごします。

4月14日、ゴミ処分場のおじさんが、数日置いてくれると話していたが
すでに、鹿屋(かのや)保健所へ収容されてしまいました。

4月17日、牧之原畜犬管理センターへ移送され収容。
ここが、犬の最終処分場です。

牧之原の職員さんは、できるだけ動物たちが助かるように
譲渡に協力的で、お世話のレベルも高いそうです。

そこで現地のボランティアさんが 生存期限延長の
交渉しましたが、数週間後には、もうムリと言われたそうです。

ボランティアさん宅も、保護犬猫で満杯です。
それでも、頼み込んで 様々な方に里親、預かりの呼び掛け

発信しました。
が、ブランド犬は先に決まり・・、
この子は預かり先すら見つかりませんでした。
佐藤 厚子さんの写真

5月16日、RJAVにある人を介して、保護依頼がありました。
RJAVとしては、誰も引き受けない、
これ以上、生存できない事情を理解し、
お引き受けする事にしました。


6月8日、RJAVのボランティアさんと羽田に迎えに行きました。


西貨物地区のゲート


個人で活動していた時も、何度か来ました。
  


 やっと、この子を迎える事ができます。



元気そうです
2時間のフライト、何事もなくホッとしました。


ボランティアのYさん、力強くこの子を
持ち上げました


久々のお台場・・



シェルターに到着~ かなり緊張してます


 すでに鹿児島で、ワクチン接種、駆虫、ノミ駆除
ウィルスチェックをして頂きました

この日、何時間も飲まず喰わずなので、
2回の散歩と、2回のエサを食べさせました。

とても、穏やかで、本当にすばらしい子です

【里親様を募集します】
推定1歳、オス。とっても可愛くて、純粋で、素直な子です。
おすわり、お手ができます。
散歩中も、引っ張る事はありません。
体重・・12kg
鼻から尾までの長さ・・70cmくらい

【条件とお願い】
まだ1才程度なので、今後20年近くの飼育となります。
この子が、二度と辛い思いをしないよう、
ある程度の条件で募集する事をご理解下さい


・ご家族全員が、この子を飼うご意思があり、協力できる体勢。
・この子は、小さなお子さんのいるご家庭でも大丈夫です
・一日2回のお散歩+給餌ができるご家族。
・犬を飼育できる住環境。
・経済的余裕のあるご家族。(毎年の予防・ケア・治療など)
(
一人暮らし、60歳以上のみのご家族は不可とさせて頂きます。)


・トライアル期間は2週間~1ヶ月設けています。
・去勢手術はRJAVで致します。
・都内、近県にお届け致します。

お問合せ  rjav311@yahoo.co.jp  tel.070-6556-5611 佐藤まで
      個体の情報など、お気軽にお電話下さいませ。
      ご連絡お待ちしております。



私たちはこの子を救う事はできましたが、
このセンターで毎日収容され、殺処分された
犬猫を救う事はできませんでした 
         

これは全国規模で行われている現状です。
年間、16万頭以上の犬猫が殺処分されています。

狂犬病予防法・動物愛護管理法の第35条(自治体による不要犬猫引取りサービス)
により、この子は、すぐ近くで他の犬が殺されるという
地獄を見聞きし続けたのです・・。

(環境省資料:全国犬猫殺処分数)
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/files/h24_dog-cat3.pdf

殺処分ゼロのために
犬猫の殺処分をゼロにしようという動きは環境省も、芸能人の方も
加わり、大きな社会現象になりつつあります。
『犬猫殺処分ゼロ』を実現する為に、同時に動物に関わる人の意識や関係性も
大きく革新されなければなりません。
不幸な犬猫を保護する現場で、その前に解決しておく必要性を強く感じ、
RJAVとしての提案をとして記します。

(
ピットブル保護で環境省、行政の方々も、ブログをご覧頂いているようですので。)

 行政の動物殺処分を全廃したら・・
(
問題点)無責任な飼い主が、犬猫を街や山中に棄てる可能性が高くなります。
                 
マイクロチップ装着の徹底と共に犬猫を登録させる。
登録料を高く設定する事でブリーダー・生体販売業者の淘汰、安易なペット購入を
抑止できる。
遺棄、逸走の常習飼い主について、厳正に対処できる。
その登録料で自治体主導の地域での保護活動を実現させる。
(施設、広報、不妊去勢など)

諸悪の根源であるブリーダーを徹底的に規制するため、流通にのせる段階で
フィルターにかけ実態を調査しペットショップと同様に登録制にする。

『動物愛護管理法』第35条の「自治体は不要犬猫の引取りを拒否できる」事になりましたが、
終生飼養の実現をめざす為の具体的な取組みが必要です。

 (所有者との完全な紐つけ)
犬猫が一度は獣医師の世話になると仮定し、獣医師会の協力の元、動物病院で患畜のマイクロチップ装着の有無を確認し、マイクロチップ装着を徹底させる。
(一般飼い主+第一種の販売業者+第二種の保護施設)

 (具体的な飼育困難の相談)
飼育困難となった場合、獣医師に相談できる旨の広報をする。(習性・生理を飼い主に理解させ解決策をアドバイス) 
吠え声がうるさい→段階的な声帯切除手術、
咬傷犬→牙カットなど、
専門家としてトータルに終生飼養を支援して頂く。

 (安楽死)
最終的に解決策なしとなった場合、飼養者希望の安楽死は自治体ではなく、
動物病院にて本人参加、立会いの元で行う。

 
 不要犬猫は民間シェルターに収容して、譲渡をさせる
                                 
(問題点)対応できる広さ、人手+資金確保がなければキャパオーバーとなり事故の素です。
★環境省の所管する『動物愛護管理法』では、動物を収容する施設の広さに対する、頭数の制限がありません。
(
これは、ブリーダー・生体ペットショップを守るためです。)

環境省:動物愛護管理のあり方検討報告書4ページ (7)飼養施設の適正化
http://www.env.go.jp/council/14animal/r143-01.pdf
★ガイドラインを策定するようですが、そこに強制力はありません。

?
第一種登録業者(ペットショップ)の頭数制限できるのか・・。
直近では、劣悪な環境、動物で溢れかえっている問題の
昭島ペットショップ「パピオン」への、長年に亘る都の口頭による頭数制限の指導は、成果なしの状態です。
行政がこのようなペットショップへの届出(現在は登録)申請、更新申請を受理していた事は、大きな問題です。
これは、法律に「広さに対する頭数」が数値化されていない為です。

? 第二種登録業者(RJAVのような民間の保護施設など)の実態は・・。
被災動物を数百頭かき集め、キャパオーバー、パルボウィルスの蔓延を告知せず、治療せずに死なせた
数百頭をドラム缶で焼き、敷地に埋めた事を黙ったまま、寄付を集め続けた シェルターが昨年マスコミに取り上げられましたが、地元自治体はやはり口頭指導のみで現在も存続しています。
民間シェルターは、動物福祉が大きな課題です。
保護して死なせる、施設側の都合により安楽死するなら、最初から手を出すべきではありません。

第一種、第二種の業者には、動物虐待・衛生・健康管理のチェック機能も必要です。
  
                    
自治体での殺処分業務を減少させ、ブリーダー・店舗・収容施設の動物たちが適正に世話されているか、全国に2700人ほど存在する狂犬病予防員(獣医師を含む)、あるいは全国の動物愛護推進員に実態調査をさせるべきです。
その中で、資格など付与し必要であれば、所有者から取り上げるなどの措置ができる事が望ましい。

その他
・猫など動物の死体を扱う「化製業者」は、自治体の殺処分と 連動しているケースがあります。
・全国の狂犬病予防員2700人の何割かを人員削減しなければならず、殺処分ゼロに突き進めない理由の一つです。
・一般家庭の飼育者の意識レベル、わが国の家畜を含むすべての生命への価値観を底上げする必要があります。





ご支援のお願い
クレジットカードでのご寄付が可能になりました。
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 <振込口座>
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郵便振替口座 
番号     00210-7-101037 
名義     どうぶつ支援
他行からは 店名〇二九(ゼロニキユウ) 当座 0101037 

銀行口座   
みずほ銀行 向ヶ丘支店(540) 

普通預金   1262115 
名義       RJAV
<領収証ご希望の方は、メールかコメントでご住所をご連絡ください。>
rjav311@yahoo.co.jpあて
 


ドックフードが不足してます
犬の頭数が11頭となりました。
一日2回の餌の消費量は、5kg以上です。
現在、犬用ドライフードが、不足しています。
犬も猫も毎日食べ続けなければ、
生きて行けません。
どうか、ご協力の程お願い致します。

出来るだけ安価で、体に良いものを探しました。
ご支援のほど、お願い申し上げます
           

爽快ドラッグさん、1900円以上は送料無料です。

http://www.soukai.com/P8120444/p.html
ミンチスペシャル緑黄色野菜入り 2.4kg
(嘔吐下痢が続いた 四角くんも食べられます) 

  
緊急中古ケージ XLサイズ が不足してます
6月6日、保護したピットブルは、闘犬です。
飼い主が現れるまで、遺失物として3ヶ月は
保護しなければ里親募集できません。
これまで福島の犬たちによって4個のケージが
壊されました。
ピットブルが暴れたら、数分と持ちません。
どうか、中古で使用に耐えうる XLケージ
をご寄附下さい 
縦幅1メートル前後、横幅 70cm前後
必ず屋根のあるケージを希望します。

送り先・・〒196-0022 東京都昭島市中神町3-7-34 RJAV(アールジャヴ)あて
連絡先・・070-6556-5611 佐藤
どうぞよろしくお願いします。 



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