りぞあかぶろぐ2
ココログで2006年から掲載してきたライフログ「りぞあかぶろぐ」の第2弾です。










近代社会事業の先駆者 渡辺海旭和尚が住職を務めた西光寺です。

 

 そのまま、南に向かうと見えてくるのが西光寺。このあたりにはいかにもありそうなお寺という印象ですが。

 慶長11年(紀元2266仏暦2150キリスト暦1606)、この付近で開拓と海苔の製造を行っていた小林次郎右衛門による創建。慶長の世というと、慶長9年に大地震・津波があり、10年に徳川秀忠公の将軍就任。11年には、江戸城本丸が完成しています。

 江戸の町は発展していた時代だったのでしょう。

 明治時代後半に、第16世住職となった渡辺海旭(わたなべかいきょく)和尚は、ドイツに留学しドクトル・フィロソフィーの学位を習得。帰国後、東洋大学の教授に就任したほか、深川に浄土宗労働共済会を設立しました。ドイツ『労働者の家』(アルバイテンハイム)の影響を受けつつ、労働者のための安価な宿泊施設提供事業を中心に、防貧事業を展開したとそうです。

 日本の社会事業の先駆者のひとりとして著名な方とのこと。その後、国士館大学教授、大正大学教授、芝中学校の校長なども務められました。卍を4つのLに見立てて、「Light(光明)、Love(愛)、Life(生命)、Liberty(自由)」を教育方針として重視し、この教育方針は、芝中学校・芝高等学校の教訓「遵法自治」へと結実されたとのことです。

 社会事業の先達のゆかりのお寺です。

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