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米国産牛肉の輸入再開を決定 農水・厚労省 (朝日新聞) - goo ニュース
今年1月20日から停止している米国産牛肉の輸入の再開が27日、正式に決まった。船便での輸送に2週間程度かかるため、国内のスーパーや飲食店に登場するのは8月になりそうだ。しかし、消費者の間には米国産牛肉の安全性への不信感が募っており、販売再開に慎重な業者も多く、売り上げがどれだけ回復するかは不透明だ。
これについて日本の首相は以下のようにコメントしております。
『十分調査し、国民の声を聞き、政府として安全を確認したうえで輸入を再開した。今後は消費者がどう判断するかだ』
誰の声を聞いたのか、それも確認してみたいものですけど。
消費者が何を判断する必要があるのか、それも聞いてみたいんですけど。
本当に安全な牛肉なら、こちらは判断も何も黙って食べるだけ。
本当に安全な牛肉を食べさせてくれる政府なら、こちらはどの店でも産地のチェックもせずに食べるだけ。
消費者の選択肢は『買うか買わないか』だけのように見えるかもしれません。
アメリカ産を選ぶかどうかだけが『消費者の判断』に見えるかもしれません。
でも、本当は消費者が『何を』どう判断しているのか、政府は今一度考える必要がありませんか??
米牛肉輸入再開、国の説明会に批判続々 (朝日新聞) - goo ニュース
社説も読んでみました。
28日毎日さん。『牛肉輸入再々開 日米当局は信頼得る努力を』
自由貿易を標榜(ひょうぼう)する日本が、国産牛肉と同程度の安全が確認された米国産牛肉の輸入を認めるのは当然である。しかし、さまざまな国内論議の末に輸入再開したにもかかわらず、あまりにも初歩的なミスで輸入再禁止に至った経過に、日本の消費者は不信を持っている。米国の牛肉輸出関連業者は、日本の消費者の不安を本当に理解しているのだろうか、という不信である。
また、米国産牛肉の輸入問題を食の安全の問題ととらえず、通商問題のように扱って日本に輸入再開の圧力を加え続けた米当局の姿勢に対する不信もある。
消費者の信頼がなければ、食品業者も米国産牛肉を使用したり販売することを躊躇(ちゅうちょ)する。米国産牛肉がかつてのように日本の市場に受け入れられるか否かは、日本の消費者の判断によって決まる。すでに日本の消費者は、米国産牛肉の長期にわたる不在に慣れており、豪州産などが市場に浸透している。米当局は、圧力をかければ日本市場を回復できるなどという思い込みはすべきではない。
大丈夫なんだろうか?という不安じゃなくて、絶対危ないものなのにちゃんと処理されてるとは思えないという不信なんです。
産経さん29日『米牛肉輸入再開 消費者心理に理解が必要』
日米間には、食の安全に関してかなりの温度差があり、世界でもっとも厳しい日本の消費者の信頼を取り戻すのは容易ではない。気になるのは、肝心の米国側に、日本のそうした消費者心理への理解が、まだまだ十分とは言い難いことだ。
ジョハンズ米農務長官は日本の輸入再開決定を歓迎しつつも、早くも輸出対象を30カ月以下に緩和するよう日本側に求める考えを表明した。日本の規制措置を「国際基準に照らしても厳しすぎる」とする米国内の強い不満を背景にしての発言だが、このことがまた日本の消費者の神経を逆なでしている側面も否定できない。
温度差があるのはアメリカとだけじゃないような気がします。
そりゃ、アメリカのやり方が気に食わないのは、もうこれは何に関してもそうなので、ここで改めて指摘する必要はないのですが、そうは感じないエライ人が大勢います。
道新さん28日『米国産牛肉*不安引きずる輸入再開』
政府は決定を前に、農水、厚生労働両省の担当者を米国に派遣し、対日輸出認定を受けた食肉処理施設三十五カ所の査察を約一カ月かけて行った。この結果を受け、三十四施設からの輸入を認めた。
しかし、このうち全く問題がなかったのは二十施設にとどまった。認定を受ける前に牛を処理し、日本に輸出していた一施設は、二カ月間、米農務省の担当者が常駐し、輸出条件の順守状況を監視することとなった。
ほかの十三施設では、牛の解体工程で特定危険部位が完全に除去されていないなどの問題点があった。いまだに作業手順が現場に徹底されていないとは、驚くばかりだ。
米国側の認識の甘さを反映したものであり、「軽微な問題」という日本政府の説明には疑問が残る。昨年十二月、形ばかりの現地調査だけで輸入再開に踏み切った政府の決定が、拙速だったということも浮き彫りになった。
せめてその査察期間だけでもうまくやればいいのに、そんなことすらも思いつかないようなら、もうすでに処理業者の頭の中はスポンジなんじゃないかと思います。
いやもちろんそんなことを奨励しているわけではないけど。
まだ作業手順が徹底されてない施設からの牛肉にはちゃんと『危ないかも?』って書いてあるわけありません。
個人的には今さら気をつけても手遅れかもと思ってはおりますが、万が一発症したときにアメリカ産牛肉のせいだ!と言い張ってみようかなと思い、むしろ選んで食べてみるのも手かなと思ったり思わなかったりしております。
米国産牛肉の輸入再開を決定 農水・厚労省 (朝日新聞) - goo ニュース
今年1月20日から停止している米国産牛肉の輸入の再開が27日、正式に決まった。船便での輸送に2週間程度かかるため、国内のスーパーや飲食店に登場するのは8月になりそうだ。しかし、消費者の間には米国産牛肉の安全性への不信感が募っており、販売再開に慎重な業者も多く、売り上げがどれだけ回復するかは不透明だ。
これについて日本の首相は以下のようにコメントしております。
『十分調査し、国民の声を聞き、政府として安全を確認したうえで輸入を再開した。今後は消費者がどう判断するかだ』
誰の声を聞いたのか、それも確認してみたいものですけど。
消費者が何を判断する必要があるのか、それも聞いてみたいんですけど。
本当に安全な牛肉なら、こちらは判断も何も黙って食べるだけ。
本当に安全な牛肉を食べさせてくれる政府なら、こちらはどの店でも産地のチェックもせずに食べるだけ。
消費者の選択肢は『買うか買わないか』だけのように見えるかもしれません。
アメリカ産を選ぶかどうかだけが『消費者の判断』に見えるかもしれません。
でも、本当は消費者が『何を』どう判断しているのか、政府は今一度考える必要がありませんか??
米牛肉輸入再開、国の説明会に批判続々 (朝日新聞) - goo ニュース
社説も読んでみました。
28日毎日さん。『牛肉輸入再々開 日米当局は信頼得る努力を』
自由貿易を標榜(ひょうぼう)する日本が、国産牛肉と同程度の安全が確認された米国産牛肉の輸入を認めるのは当然である。しかし、さまざまな国内論議の末に輸入再開したにもかかわらず、あまりにも初歩的なミスで輸入再禁止に至った経過に、日本の消費者は不信を持っている。米国の牛肉輸出関連業者は、日本の消費者の不安を本当に理解しているのだろうか、という不信である。
また、米国産牛肉の輸入問題を食の安全の問題ととらえず、通商問題のように扱って日本に輸入再開の圧力を加え続けた米当局の姿勢に対する不信もある。
消費者の信頼がなければ、食品業者も米国産牛肉を使用したり販売することを躊躇(ちゅうちょ)する。米国産牛肉がかつてのように日本の市場に受け入れられるか否かは、日本の消費者の判断によって決まる。すでに日本の消費者は、米国産牛肉の長期にわたる不在に慣れており、豪州産などが市場に浸透している。米当局は、圧力をかければ日本市場を回復できるなどという思い込みはすべきではない。
大丈夫なんだろうか?という不安じゃなくて、絶対危ないものなのにちゃんと処理されてるとは思えないという不信なんです。
産経さん29日『米牛肉輸入再開 消費者心理に理解が必要』
日米間には、食の安全に関してかなりの温度差があり、世界でもっとも厳しい日本の消費者の信頼を取り戻すのは容易ではない。気になるのは、肝心の米国側に、日本のそうした消費者心理への理解が、まだまだ十分とは言い難いことだ。
ジョハンズ米農務長官は日本の輸入再開決定を歓迎しつつも、早くも輸出対象を30カ月以下に緩和するよう日本側に求める考えを表明した。日本の規制措置を「国際基準に照らしても厳しすぎる」とする米国内の強い不満を背景にしての発言だが、このことがまた日本の消費者の神経を逆なでしている側面も否定できない。
温度差があるのはアメリカとだけじゃないような気がします。
そりゃ、アメリカのやり方が気に食わないのは、もうこれは何に関してもそうなので、ここで改めて指摘する必要はないのですが、そうは感じないエライ人が大勢います。
道新さん28日『米国産牛肉*不安引きずる輸入再開』
政府は決定を前に、農水、厚生労働両省の担当者を米国に派遣し、対日輸出認定を受けた食肉処理施設三十五カ所の査察を約一カ月かけて行った。この結果を受け、三十四施設からの輸入を認めた。
しかし、このうち全く問題がなかったのは二十施設にとどまった。認定を受ける前に牛を処理し、日本に輸出していた一施設は、二カ月間、米農務省の担当者が常駐し、輸出条件の順守状況を監視することとなった。
ほかの十三施設では、牛の解体工程で特定危険部位が完全に除去されていないなどの問題点があった。いまだに作業手順が現場に徹底されていないとは、驚くばかりだ。
米国側の認識の甘さを反映したものであり、「軽微な問題」という日本政府の説明には疑問が残る。昨年十二月、形ばかりの現地調査だけで輸入再開に踏み切った政府の決定が、拙速だったということも浮き彫りになった。
せめてその査察期間だけでもうまくやればいいのに、そんなことすらも思いつかないようなら、もうすでに処理業者の頭の中はスポンジなんじゃないかと思います。
いやもちろんそんなことを奨励しているわけではないけど。
まだ作業手順が徹底されてない施設からの牛肉にはちゃんと『危ないかも?』って書いてあるわけありません。
個人的には今さら気をつけても手遅れかもと思ってはおりますが、万が一発症したときにアメリカ産牛肉のせいだ!と言い張ってみようかなと思い、むしろ選んで食べてみるのも手かなと思ったり思わなかったりしております。
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