22年前に、家を建て替えた。
その前の家は、舅が昭和7年に建てた家だ。
いわゆる、昭和の初め(戦前)の典型的な家で、大きな玄関と脇に洒落た洋室が
ある家だ。
玄関からは、南に面した客間への廊下と、北にあるお勝手への廊下と別れていた。
北のお勝手は、主婦には厳しいものだった。
義父母が亡くなってから、主人は、台所の勝手口の扉(薄いべニアで出来てた)に
30センチ四方の穴をあけた。
家の周りでうろうろしてる野良ちゃんのためだ。
台所には、猫のえさが常時置いてあった。
猫を飼ってない時は、無かった…と、主人は言うが、ちょうど、その時だけが、
猫不在の時代だったのだ。
あの頃は、野良ネコちゃんが、猫会議(?)などしてる時代で、猫の数は多かったようだ。
常時、台所に遊びに来る猫は3~4匹。
根っからの野良ちゃんらしく、居つくと言うことは無かった。
えさを食べると、外に出ていく…。
ある日、5月の連休時、私たち夫婦は、息子二人に留守番を頼み、北海道旅行へ出かけた。
その留守中に、野良の「かあしゃん」が、こともあろうに、我が家の客間の床の間で
5匹も子猫を生んだのだ。
息子からは、どうしよう…と、電話をもらったが、生きるかどうかは神様の思し召し。
様子を見よう…と言うことになった。
野良とは言え、生まれたときから外に出たことのない5匹の可愛い猫ちゃん。
わが家族の一員となるのは早かった。
母親そっくりの「ねーしゃん」、唯一の男の子の「ずれ」、「クロ」に「アメショ」
そして、一番のアイドル「ミケちゃん」の5匹だ。
これら5匹の猫ちゃんは、家の建て替え時には、一緒に引っ越しもした、半ば、わが家族の
戦友だ。
5年ほどたったころから、歯が欠けるように、一匹一匹と天に召されたが、「ミケちゃん」
は、22年間も生きていた。
東京都からも表彰された綺麗な猫だった。
来月で、亡くなってから1年。
今でも、家族の心の中に、どっかりと居座っている。
主人が、台所の扉に穴をあけてくれなければ…。
猫たちとの出会いに感謝している。
楽しそうですね
代々、猫好きの家庭でしたが、さすがに5匹一緒というのは初めてだったらしいですよ。
新しい家は、猫が主役。
家の真ん中、リビングの隣に吹き抜けの猫部屋を設計してもらいました。
周り階段を、器用に上り下りし、遊んでました。
主人が鋸で開けた穴がきっかけです。
私は、子供時代、犬を飼ってました。
まさか、猫派になろうとは…。
猫は、いとおしい動物ですね。
そんな経緯があったんですね!ミケちゃんは。その時の子なんですね!
優しいお宅幸せなネコちゃんたち。
アミさん、私も来るものは拒まず。
でも…ワンちゃんはどこにもウロウロしていないんです…^^;
夫の友人が保護犬を買いました。まると同じマルチーズ。
羨ましいので検索したのですが…現在子犬は譲渡しないそうです…泣。
神様に導かれてわが家族となった5匹の猫ちゃん。
とても、いい時間を過ごせたと、感謝してます。
妹は、ベルリンで、保護犬を飼ってました。
もう、処分寸前だったそうです。
目があったんですね! もう、妹は叫んだそうですよ。 「私が飼います!」と。
可愛いおちゃめな犬でした。
妹は、彼が亡くなるまで、ドイツを離れなかったんです。 私にも懐いて、猫派の私も、可愛いと思いました。
ご主人の開けて下さった扉がネコちゃんにとっては幸せ🍀への入り口だったのですね。
改めてミケちゃんのご冥福をお祈りします。
昔のお家、文章を拝読しながら想像しちゃいました。
前の方がおっしゃるように、ここなら…って安心してして産んだのですね。
ミケちゃん、すごい長寿でしたね。22年、びっくりです。
子猫が5匹飼いネコになりいつの間にか
今のチョビが残っております。
6月で15歳になります。
お勝手の隙間風と言ったら…。
でも、あれがあったからこそのミケちゃんたちとの出会いなんですね。
主人に感謝です。
ミックス、雑種と呼ばず、我が家ではミックスと言ってました。
皆、美形。 お父さんがよほど、ハンサムだったのでしょう。 (*´σー`)エヘヘ