おはようございます。ヘッドスパ・頭皮ケアリッツです。
勉強会レポートは今日で最終回。さらに、毛髪の成長を助けるための因子についてご紹介します。
血行促進・栄養補給因子
ピディオキシジル
・・・昨日も出てきたミノキシジルに非常に類似している分子構造を持っています。血行促進の力は若干劣るものの、非常に高い安全性を持っており、吸収率も良く、副作用の心配もないのが魅力です。正式名称は“ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド”というとても長い名前…。化粧品成分として発表されています。
ATP(アデノシン三リン酸二ナトリウム)
・・・ATPは細胞分裂を行う際のエネルギー源のこと。もともと体内で作られるものですが、産生量が低下すると薄毛の原因にもなってしまいます。今でもいろいろな育毛剤に使われている材料です。
毛髪強化因子
加水分解ケラチン
・・・羊の毛を原料とした毛髪のたんぱく質に非常に近い成分。髪にハリやコシを与えるのと、頭皮自体を保護する効果もあります。美容院もパーマなどをするときに前処理のトリートメントとして利用されることがあります。元から髪の毛の中にある“シスチン”を含んでいるため、髪の毛になじみやすいという特徴もあります。
毛髪補修因子
フコイダン(海藻エキス)
・・・サンゴ礁の海などに生息する天然のモズクから抽出された天然海藻エキス「フコイダン」。抜群の保湿効果を持っており、頭皮の保護やトリートメント効果を発揮します。
頭皮環境改善・抗酸化因子
フラーレン
・・・リッツでももはやおなじみのフラーレン。ビタミンCの170倍以上の抗酸化力を持ち、脱毛の原因になる“過酸化脂質”の発生を抑えます。商品に1%以上フラーレンが配合されているものは「フラーレンマーク」がつきます。
3日間にわたり育毛に必要な因子を6種類ご紹介してきました。これらはグロースファクターと呼ばれ、組み合わせることで細胞増殖や再生を助け、質の高い育毛が可能になると言われています。この頃では美容外科以外でも注射針を使わずに頭皮に直接塗布することで中へ浸透させていく技術も進んできています。リッツでも幹細胞の培養液等を用いて育毛施術をしておりますが、グロースファクターの効果にも注目しています。
今回ご紹介した成分の中でも施術に応用できるものがあれば加えていく予定ですので、また何か新しい動きがあればお知らせします。お楽しみに
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