色辞典

ちょっと専門的な色のお話♪

彩度の同化

2007-06-22 11:03:46 | 色の基本
さてさて、愛しくもヤヤコシイ目の錯覚シリーズです。

■「同化現象」のお話■

今回は「彩度の同化」を御紹介します



上の図の灰色は左右とも、同じ色・明度・彩度です。
つまりまったく同じ色。

それなのに!!

隣り合う色が鮮やかだと、灰色も鮮やかに見え、
隣り合う色がソフトだと、灰色もソフトに見えています!

不思議ですね~

では、ここでクエスチョン!
鮮やかな口紅を塗ったとき、私たちの顔には、
同化現象が起こるのか?それとも対比現象が起こるのか?






答えは・・・対比現象なのです☆

口紅をつける箇所は一箇所。
上の図のように、口紅の色がボーダーにはなってはいませんよね。

バブル期のような真っ赤なルージュ等、
肌色を気にせずに鮮やか過ぎる口紅を縫ってしまうと、
お顔全体をくすませることに・・・!!
パーソナルカラーに合わせて、自分に似合う色を見つけてくださいね。

鮮やかな色の口紅が塗りたいときは、
ファンデーションや下地で、肌色・肌質を整えましょう。
そうすれば、お人形さんのようになれちゃいます~♪♪



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世界の「表色系」

2006-11-12 16:18:35 | 色の基本
前回に引き続き、「表色系」のお話です


「表色系」はプロ野球の「選手名鑑」のようなもの・・・
なんて、かなり強引な説明をさせて頂きましたが・・・(^^;

でも、ほんとに似ているんですよ★★

毎年、色んな出版社から「選手名鑑」が発売されていますが、
やはり出版社ごとにそれぞれの個性が出ています。

打率や盗塁、年俸やホームラン数等、
「客観的」な数字を示しただけのものもあれば、

選手一人一人のプライベート情報が詳しく載っている、
やや「主観的」な選手名鑑もあります。

チーム同士の戦力が比較しやすいものもあれば、
個人の戦力を比較しやすいものもあります。

同じように、「表色系」にも個性があって、
それぞれに長所や短所が存在するからおもしろい!


代表的なものに・・・

①マンセルシステム
   アメリカで生まれた表色系。
   色を正確に表示できるという特徴があります。

   アメリカでは「ANSI」という工業規格にも採用。
   日本では「JIS」で採用されています。


②オストワルトシステム
   ドイツで生まれた表色系。

   配色調和を考えるのに便利という特徴があります。


③NCS
   スウェーデンで生まれた表色系
   
   スウェーデンの国家規格(SS)に採用されています。

   これはすごく個性的な表色系!
   心理的な尺度(色の見え方)を用いて体系化されています。

   
④PCCS(日本色研配色体型)
   (財)日本色彩研究所が開発した表色系。

   色彩調和や色名を正確に表す働きに優れています。



色んな表色系がありますが、色彩検定3級では、
PCCSが必ず出題されるといわれています。

PCCSは「明度」と「彩度」を合わせた
「トーン」という考え方が採用されていることが特徴です。


次回はPCCS「色相環」の秘密について迫ります

色の選手名鑑

2006-10-22 16:21:06 | 色の基本
高校時代からプロ野球ファンの私。

実はマニアックにも、毎年「選手名鑑」を買っていました!

選手名鑑って、選手のプロフィールや年俸、趣味や特技、
守備能力や打率等が、一目でわかってしまう優れもの。

その年のペナントレースを楽しみたいなら、
まずは選手名鑑を買って、正確な情報を入手し、
選手一人一人の個性をつかんでおくのがGooなのです!


皆様も、他のスポーツの選手名鑑や、タレント名鑑等、
購入されたことはありませんでしょうか?


実は、色の世界でも・・・
「選手名鑑」ならぬ「色名鑑」というものが存在するのです!

正しくは「表色系」といわれるもので、
その色の特徴が、数字や記号で正確に表されています。

今回は「表色系」のお話です☆

■■「表色系」のお話■■

選手名鑑を読むと・・・

「ふむふむ、この選手は守備は上手いけど、
 バントと走塁がイマイチなのね・・・」

なんてことがすぐに分かってしまいます。

表色系を見ると・・・

「なるほど、この赤は、紫が少し入っていて、
 明るくて、ソフトな色合いなのね」

ということが、一目で分かってしまいます。


イメージや人気だけで、選手の実力が分からないのと同じように、
色も、「何となく明るい」とか、「結構鮮やか」とか、
そういった漠然としたイメージでは、正確な色が分かりません。

だから「表色系」はとっても大切


表色系の目的には・・・
「色を正確に表す」(=単位系)
「配色調和を求める」
「色の名前を規定する」(=色の辞典)
の3つがあります。

野球の選手名鑑をずっと見ていると、
「阪神・背番号42」という記号を見るだけで、
選手の名前がわかってくるように・・・


表色系にも色を正確に表す機能があって、
「2R-4.5―9s」という記号を見るだけで、
プロならばその色をイメージすることができるのです。


ちなみに、「阪神―背番号42」は、
ともろぐが大好きな下柳投手
(日ハム時代からのファンです)

「2R-4.5―9s」は、
中明度で鮮やかな赤色を指しています。


次回は色んな種類の表色系をご紹介しますねっ
どうぞお楽しみに~☆☆☆

正確な色を伝えるには?

2006-10-02 10:27:59 | 色の基本
今回は、色を正確に表す三つの「ものさし」のお話です

秋の新色を買うために、化粧品のカウンターに行ったとします。

店員さんに、「秋っぽいピンクの口紅を探しているんです
と言ったとしても・・・う~ん、これではよくわかりません・・・

店員さんが、お客様の好みをよほど理解していない限り、
「ピンク」もしくは「秋っぽいピンク」といった表現では、
欲しい色を紹介してもらうことができませんよね(><)

伝えたい色が正確に伝わっていないからのです

お家のインテリアや、お店の内装を考えるときにも、
同じことがあてはまります。

「明るい感じのカーペットを探しているんです
そう、店員さんに伝えたら、
ものすごく派手なカーペットを紹介されてビックリ

そんな経験はないでしょうか・・・
(私はあります・・・)

「明るさ」=「派手さ」ではないのです

「明るさ」のものさしは、単に「明るい」か「暗いか」の違い。
「派手さ」のものさしは、「色みの濃さ」「と関係があります。

そんなわけで今回は、「ちゃんと色を伝えよう!」というテーマの下、
「色の三属性」についてのお話をさせて頂きます


■■「色の三属性」のお話■■


色を正確に伝えたいとき、必要になってくるものさし。
それを専門用語で「色の三属性」と呼びます。

とにかく三つある・・・ということですね
その一つ目のものさしが、「色相」です。

つまり、色の名前

赤、青、緑、青緑、黄赤・・・などなど
色々な色の名前がありますよね!

赤は赤でも、「朱赤」のような黄みがかった赤もあれば、
「赤紫」のような、青みを含んだ赤もあります。

同じ緑でも、黄色っぽい「黄緑」もあれば、
「ターコイズグリーン」といわれるような、青緑もあります。

色の名前一つとっても、カナリ複雑なのです。。。

パーソナルカラー診断で「似合う色を診断」するときには、
こんな風に「黄みがかった色なのか」、
それとも「青みがかった色なのか」という分け方が、
とっても重要になってくるのです!!


★二つ目のものさしは「明度」、つまり「明るさ」です。

一番、明るい色が白色。
一番、暗い色が黒色です。

そして、赤は赤でも、白を混ぜればピンクに・・・
橙色は、黒を混ぜれば茶色になっていきます。

同じ色でも、白を足して明るくするか、
黒を足して暗くするかで、雰囲気が随分変わりますね☆

貴女に似合うのは明るい色でしょうか?
それとも暗い色でしょうか?

パーソナルカラー診断では、
似合う「明るさ」も診断していきます!


★三つ目のものさしは「彩度=鮮やかさ」です。

たとえばショッキングピンクのように、
目が痛いくらいの鮮やかな色。

これは「色みが濃い」ので、「鮮やかな色」の仲間です。

反対に、パステルピンクのように、
砂糖菓子のような、柔らかい雰囲気を持った優しい色。
これは「色みが薄い」ので、「ソフトな色」の仲間です。

同じ色でも、鮮やかさが違えばイメージも異なります。

貴女に似合うのは、鮮やかな色でしょうか?
それともソフトな色でしょうか・・・(^^)


以上、この3つの要素を組み合わせると、
日常生活においては、正確に色を表すことができちゃいます☆☆

是非、ご参考に・・・


色も色々☆

2006-08-18 14:01:05 | 色の基本
黒や白は、「色」とよべるのでしょうか。

そんな質問を、戴くことがよくあります。

色といえば、私達は、赤、黄、緑、青など、
「色み」のあるものを思い浮かべますよね。

黒や白を見て「カラフル~」とは言いません

でも、ある意味では、黒や白も「色」といえます。

今日は、「色の分け方」についてのお話です。

色はまず、「無彩色」と「有彩色」という
大きな2つのグループに分けられます。


「無彩色」とは「白」「灰色」「黒色」
つまり、「色みのない色」のことです。

こんなのです → 


そして「有彩色」とは、無彩色以外の色のこと。

こんなのです → 


「無彩色」はモノトーン、つまり白黒グレーの世界ですから、
明るい、とか、暗い、といった「ものさし」で、
どのような色かを表現することができます。

けれども、赤や緑といった「有彩色」を正確に表現するためには、
さらに、三つの「ものさし」が必要になってきます。


これは、パーソナルカラーを理解する上でも、
とっても、重要なものさしなのです…

「え?色を正確に表現するためのものさし?
 単に、青色、とか、黄緑色、とかではダメなの~~?」

と思われた貴方!

残念ながら、それだけでは足りないのです

インテリアの相談、化粧品のカウンセリング、
ショッピングでの店員さんとのやりとり・・・

思った色が、相手に正確に伝わらないと、
困ってしまうこと、ありますよね!

だから、色を正確に表すことのできる、
そして、誰もがカンタンに理解できる、
色のものさしが必要なのです。

じゃあ、それは何かというと・・・??
詳細は次回、ご紹介させて頂きますね!!

お楽しみに~

色の正体

2006-07-06 23:02:13 | 色の基本
「スペクトル」

・・・という言葉をご存知のかたも
多いのではないでしょうか。

スペクタクルではなくスペクトル!
そう、「スペクトル」です!

う~ん、舌かみそうですね

1666年。
ニュートンさんが、ある実験をしました。

それは・・・

太陽の光を「プリズム(△←こんなの)」に通すと、
その光がいくつもに別れ、虹色の帯が表れたというものです。

光を各波長に分けることを分光といいます

つまりニュートンさんは、プリズムで
太陽の光を分光したんですね。

そして分光の結果、表れた一つひとつの光が、
波長の順に並んだものを「スペクトル」・・・といいます。


赤、橙、黄、緑、青、藍、青紫・・・

世界中のどこで太陽光を分光しても、
光の帯は、この色の順に並んでいるはずです。

そう!虹の世界!


実は太陽の光って、私達が生きていく上で必要な
様々な色のエネルギーを含んでいるんです。
(具体的なお話はまた後で・・・)

命の源である太陽光線。

地球と太陽の距離がもう少し離れていたら、
生命は誕生していなかったかもしれません。

だからこそ、地球という星に生まれた
様々な命の「奇跡」を守っていかなくては・・・

色とりどりの豊かな自然、
今ある生命に牙をむく自然、

どちらも自然の姿。

色も自然の一部とすれば、使い方やつきあい方次第で
プラスにもマイナスにもなるということですね。。。

色使いの達人になるために・・・
私も日々努力したいと思います




「色を見る」ための条件とは?

2006-06-26 21:04:27 | 色の基本
 そもそも・・・
 色って、どうして見ることができるのでしょうか

 「え?目があるからでしょ?」
 
 ・・・なんてついつい思ってしまいがち。
 
 でも、目があるからといって、
 色が見られるわけではありません
 実は、色を見るには3つの条件が必要なんです 

 それは「光」「物体」「視覚」の三つ

 「視覚」があっても、見る対象がなければ意味がないので、
 視覚の対象は「物体」です。

 そして「物体」があっても、「光」が射さない場所ならば、 
 その物体は「無色」となるので、要注意です☆

 ※光の差さないお部屋にあるリンゴは、黒ではなく無色なのです!
  色は光。光が射さなければ色も存在しないのです… 

 とういことで、色を知覚するには、
 「光」・「物体」・「視覚」の3つの条件が必要となります。

 考えてみると当たり前のお話なんですけどね