福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

「白の美術館」making

2018年05月17日 | お知らせ(個展・ワークショップ他)


TV朝日(and BS朝日)さんで出演させて頂いた

「白の美術館」。



番組内で制作した作品をちゃんと紹介したいと思っていながら

番組の放送から結構な月日が経ってしまいました・・・。

すみません。



番組内で制作した作品は

2年前に他界した祖父の作品から落ちる影で
制作するというものです。


番組内でもご紹介しましたが、
私の制作の原点はいつも祖父の「顔」だった事に
亡くなって初めて気づいたのです。


始まりは大学2年生の時、切り絵をスタートした時も
まず祖父の顔を切り絵にしました。


その後、大学の卒業制作が評価され
切り絵アーティストとしてのきっかけができるわけなのですが
それも祖父の顔から制作を始めたシリーズ物です。

そして、さらに「白」に挑んだ作品も
祖父の顔から行きましたね〜。


いつも制作時に写真を撮るのですが、
祖父は毎回カメラを向けるとポーズをしたり
変な顔をしてみたり、面白くて、作りたいって思う写真が撮れるのですよね〜。

何でしょうね。
普段は口数も少なく、活発な人ではなかったのにですよー。
でも、いつもユーモアのあるおじいちゃんで、
人の悪口を言わないし、
92歳で亡くなるまで頭がしっかりしていたというのは本当に尊敬しています。



祖父が亡くなって、
あれっ、次の作品どうしよう・・・。
っとなったものの、
結局また祖父の顔で作品を作ったのでした。

ありがとうの意味も込めてです。






白い空間でのセッティング。





こんな風に、祖父の作品を吊るし
落ちる影を投影しました。


イメージ的には、この白い壁そのものに描きたいところでしたが
ここはスタジオで、展示用のギャラリーではないので
紙を敷いて、描き取りました。






完成品。




色鉛筆で、水のイメージで影を描き取り
そこに、モンシロチョウが水を飲みに来ています。






水のイメージは、三途の川です。


祖父は、心臓の手術をしたときに
「三途の川を見た」「兄弟が手招きしていた」などと言っていたのです。

三途の川のイメージは
あちらに行きたいなと思わせるほど素敵な雰囲気のところ
なので、
美しくもどこか妖しい感じになるよう心がけました。






蝶々は死者の使いだというじゃないですか。

ですので、蝶々さんに来てもらいました。
(紙で切っています。)








自分で作っても不思議な感じでした。

影の方が、祖父の存在感があるのです。


面白い体験ができました。








こうした機会をいただき、ありがとうございます。



番組のHPはこちら


http://www.tv-asahi.co.jp/shirobi/



こちらのサイトのバックナンバーから見れます。

http://www.tv-asahi.co.jp/shirobi/backnumber/0025/







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