福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

福島ビエンナーレ2018記者発表

2018年09月08日 | お知らせ(個展・ワークショップ他)


先日、今年も参加させていただく
「福島ビエンナーレ2018 〜重陽の芸術祭〜」
の記者発表がありました。


私は昨年の二本松の重陽の芸術祭に参加させていただき
ビエンナーレは初なのですが、
こんな記者発表が毎年あるのか
わからないのですが(笑)、
今年はありました。




福島大学にて



私は、もともとこの日は芸術祭の作品作りやワークショップのための
打ち合わせや現地取材があっての福島入りだったのですが

急遽記者発表に同席することに・・・。





ビエンナーレの記者発表というので
何人かの参加アーティストさんが席についているのかと思っていましたが

参加アーティストで席についていたのは
現在「サンチャイルド」で渦中のヤノベケンジさんだけでした。


ということは、これはあれでこれでございますね。


はい、私はビエンナーレの参加アーティストというお役に徹底します!



午前中は映像制作の方と取材を済ませ

福島大学の学食で昼食〜。




大学は夏休みと思われ、日に焼けた体育系のサークルの方々が利用していたと思われ
なんて健康的なんでしょう!
(美大だったので、運動系は少数派でして・・・)

いいですね。
若いって!






そして、記者発表前の様子。

関西人のヤノベサンは、こんな状況の中
完全なる部外者の私にも優しく声をかけてくださいます。
(でも明らかに元気無かったけど・・・)




結構大勢の記者の方がいらっしゃって
びっくりです。


どうしよう〜


完全に記者の方々は、私のこと「あの人誰?何しに来たの?」状態だと思う(笑)。


まあ、いいんです。
これはビエンナーレの記者発表ですから。



ちなみに
左から
私、
ヤノベケンジさん、
ビエンナーレ総合ディレクター 渡邊晃一さん
実行委員長の松坂浩さん、
海神の芸術祭実行委員長 瀬下智美さん

です。




はーい。




みんな、聞いていないと思いますが(笑)
私の担当するところの説明をさせていただきました。






そして、いよいよヤノベさん!






ふゎっ!


これが一斉フラッシュってやつですね!



なるほど。



ヤノベさんからも、今回の騒動に関してのお話があり
(お話というか謝罪会見のような・・・)
芸術祭のお話は終わり、質疑応答に入りました。


多くの方が質問してくださり

無事に会見は終了したのですが

終わった後も、ヤノベさんに皆さん殺到でしたので
私は席を外しました。



そして、終わってみての私の感想ですが
ここにいらっしゃったメディアの方々は、
皆さんはっきりとそうおっしゃったわけではないのですが
皆さんヤノベさんには好意的だったという印象でした。

誰も責める人はいませんでした。

ヤノベさんに対しては
震災直後からクラウドファンディングで制作費や輸送費を自分で調達し
福島の方を元気づけれるよう毎年制作し展示してださっていて、
(昨年のシップスキャットも輸送費のスポンサーを自分で見つけて来てくださいました。)
その都度好評を得ていたのに
こんな騒動になってしまい、
同情的な雰囲気すら感じたのは私だけでしょうか・・・。



色々な状況も想像しましたが
全くそんなことはなく、
ネット上で炎上している状況とは全く違うのじゃないかなと感じました。
(私SNSとかやっていないので主人からの又聞き状態ですが)

ネットという世界の局地的な論争が、本当に闇で怖いなと思いました。
こうして顔を突き合わせてお話をすると
発している言葉のニュアンスというものも、感じ取ることができ
ああ、この人はかなり言葉を選んでこう言っているけど、
実はこういうことを言いたいんだな、とわかったり
場の空気感も読み取ることができます。


みんな大人な対応でした。


そこに、現在の「福島」の状況が見てとることができるのだと思います。
震災から7年経ての、現状というものです。
サンチャイルドを制作した時には、まだ予測できなかった
風評被害の重さ、復興が思ったより進んでいない・・・等々。
昨年参加させていただいた時に、スタッフの方々と雑談したりする
ママトークの中にも、同じ子育てをしていても私たちが感じるよりも
もっと不安を抱えているのだなと感じます。


色々なことが勉強になり、
わたしも色々と考えさせられる会見でした。




ヤノベさんが今回のことを真摯に受け止めて考えてお話くださり、
「この事で、もう福島には来ないとか、制作をしないとかは無いですし
もっと対話して、これからも関わっていきたい」

とおっしゃっていて、
本当に素晴らしいです、尊敬です(涙)。



ヤノベさんの記者さんたちに対応するコミュニケーション能力は素晴らしくて
一流の作家さんってハートも強いなあ、と本当に全て尊敬です。




翌日の新聞。


当日はニュースでも放映されたみたいですが、
どうだったのでしょうね。


メディアの方々もヤノベさんもお疲れ様です。


芸術祭も、ヤノベさんの作品を楽しみに訪れる人が多いと思いますので
今回何も展示がないのは寂しすぎるので
何かいい方法で関わっていただけると良いです。



その前に自分の制作がんばれよっっ!て自分に言いたいです。
小学校のワ=クショップもあるし、やることいっぱいだあああ。
(楽しみなんだけどね。)