昨年、文部科学省は春に実施した調査の結果を発表した。
そのデータによれば、発達障害の可能性のある公立の小中学校生が、全国で推定61万3千人もいるという。
これは全体の6.5%にあたり、40人学級であれば2~3人在籍している計算だ。
「発達障害は脳の機能不全です。主なものには知的能力には問題がないのに
聞く・話す・読む・書く・計算する・推論する力のうち、特定なものを苦手とする『学習障害(LD)』。
多動性、不注意、衝動性が特徴となる『注意欠陥多動性障害(ADHD)』。
そして、社会性、興味、コミュニケーションについて特異性が認められる
『アスペルガー症候群』や『自閉症』などがあります」
(文部科学省中央教育審議会専門委員で教育ジャーナリストの品川裕香さん)
発達障害児の“急増”の原因について、脳神経科学者の黒田洋一郎さんは次のように語る。
「アメリカでも日本でも、発達障害と環境化学物質汚染の関連性が研究され始めています。
とくに原因として注目されているのが、有機リン系農薬やPCB(ポリ塩化ビフェニール)などの
脳に有害な神経毒性物質です。妊婦や胎児が汚染され、結果的に子供の脳の神経回路が正常に発達せず
行動異常を引き起こすのではないかと推測しているのです」
‘10年、アメリカのハーバード大学などの研究チームが
有機リン系の農薬を低濃度でも摂取した子供はADHDになりやすいことを小児学会誌に発表した。
ただし、人間の脳の仕組みは複雑きわまりなく、農薬と発達障害の因果関係を厳密に証明するためには
長い年月が必要だと黒田さんはいう。
「だからといって”危険な農薬”を使い続ければ、発達障害児は今後も増加していくでしょう。
それを防ぐためには、まず農薬の使用量を減らし、空中散布をやめること。
農薬が含まれている家庭用殺虫剤の使用も極力避けるべきです。
特に妊娠が予想される女性は、できるかぎり無農薬の野菜や果物を食べてください」
~ネット上にて。
ちょっと雑な文章の記事だな~ と思うが
それでも、農薬の云々をメディアで取り上げる事はいいと思う。知らないって罪深いと思うし。
昨今、除菌!除菌!と神経質に身の回りはとても気にするのに
農薬や添加物には全く興味がなかったりする。そんなへんちくりんな世の中だ
わが家もそんなへんちくりんな世の中に流されてしまいがち。
時折、私の志はどこへ行ってしまったのだろう と小さな胸がワサワサする。
欲望に負けっぱなしなのだ
でもだからこそ、心が健康な時には立ち止まって考えてみるのも必要なんだ
これからの子供たちに悲しい思いをさせない為にも。