ぶん・たかやまなおみ え・なかのまさのり あかね書房 1200円+税
内田麟太郎さんが、つぎのような推薦コピーを書いています。もしかすると内田さんはわたしなのかもしれません。
聞きたがる子どもはステキダ! 世界へ船出する冒険家だ! この絵本も冒険している。子どものように。子どもよりも。
冒険といえばキケンキワマルモノですが、幼い子どもの冒険は、そんなオソロシイ世界ではなく、一つ一つが、はじめて出会うわくわく世界ではないでしょうか。そうです。この子ははじめて出会うものを指さしながらたずねます。「どゅうー」。
それだけなら幼子の出会い物語、小さな冒険おはなしでしょう。でも、ちがうんですね。たかやまなおみは、まことに鮮烈な、だからこそ素朴な文章の冒険をしています。それは世界に投げられている元気です。
絵の、なかのまさのりも、また絵の冒険をしています。工作大好き少年のように、わくわくしながら。
冒険の物語は、冒険的文章と、冒険的絵によって、愉快な三重奏になっています。この三重奏に、この絵本の新しさがあるでしょう。
受贈本の礼状を書いていました。(こんなに律儀だと自分の仕事が出来ないんだなぁ)とつくづく感じました。これからも、やはり、受贈本には失礼を重ねてしまいそうです。
明日より、三日ほど留守にします。ということでブログもお休みに。
内田麟太郎in塩尻
講演会情報 ななかまどの会 わくわく絵本塾10 『絵本作家 内田麟太郎 講演会 ないしょの話しが聞けるかも…? 』
2017年10月28日(土)1:00~2:30(開場12:30) 長野県塩尻市 市民タイムス塩尻ホールにて… twitter.com/i/web/status/9…
TatsunokoBooks (たつのこ書店)
冒険の物語、書きたくなりました。
われわれだと、テーマと文体の冒険だよね。
「軍隊より文体に気をつけろ」 岩田宏
未だ予約しか出来なかったゾウ!
でも、楽しみだゾウ!
「冒険王」。すきでした。砂漠の魔王、だったかな。「少年画報」「少年」「少年クラブ」。よく読みましたよね。すみずみまで。
絵本の河さま
売れる本も大切でしょうが、「ぐんじくん」のように、冒険をしてくれる本がないと、淀みますね。元気よく風の吹いてくる絵本です。