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Booklog 内田麟太郎の本棚
文/リール・ネイソン 絵/バイロン・エッケンシュワイラー 訳/石井睦美
光村教育図書 1400円+税
お母さんも、お父さんも、友だちも、みんなシーツなのに ……。
なぜ、ぼくだけキルトなのと悲しい思いをしている、ぼくですが、キルトだったお陰でステキな冒険をします。子供たちに「みんなとちがっていても大丈夫」というメッセージが楽しく伝わってくる絵本です。この楽しくがいいですね。
私は原文を知りませんが石井さんの訳は、物語にぴったりな文体で、良くこなれた言葉のぬくもりが伝わってきました。
小説などの文字は、文庫と単行本で文字組が変わっても作品の値打ちに関係ありませんが、絵本はそうではありません。階段の場面では文字も階段を降りていくように、階段の段に沿って文字がレイアウトしてあります。これがもし翻訳版だけのレイアウトならば、タカハシデザイン室に拍手しましょう。
絵はご覧の通り、色の演出がなかなか緻密です。
午前中は、ともだちや絵本美術館について、西多摩新聞の取材を受けていました。
午後は、裏のアパートで少年詩を書きながらクロネコさんを待っていました。ともだちや絵本美術館へ最後のコレクションが旅立っていきました。
美術館は予定通り10月1日に開館します。ただしオープニングは招待者だけで、ひっそりと。